検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和2年度以降入学者 | 日本史特講5 | ||||
---|---|---|---|---|---|
教員名 | 工藤憲一郎 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
---|---|
Canvas LMSコースID・コース名称 | B027021C7 2024日本史特講5(工藤憲一郎・前・木3) |
授業概要 | 日本史における近世末期(いわゆる幕末)の政治史について講義する。とくに「攘夷」(ならびに「征夷」)を授業全体にわたるキーワードとして、当該時期の政治過程を概観し、その歴史的背景を確認する。 |
授業のねらい・到達目標 | 〈授業のねらい〉 近世・近代移行期に当たる幕末の政治史を理解する。 〈到達目標〉 幕末の政治史について、その歴史的背景を踏まえて説明することができる。 ・世界諸国の歴史、経済、文化、政治などの背景を理解し、国際社会が直面している問題を人文学の視点から説明することができる。(A-2-3) ・物事を既存の知識にとらわれることなく、人文学的根拠にもとづいて論理的・批判的に考察し、説明することができる。(A-3-3) この科目は文理学部の学士(文学)のDP及びCPの2,3に対応しています。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | ①講義は教員が用意する解説教材に沿って行う。 ②受講生は毎回、リアクションペーパーを提出する。リアクションペーパーの内容によっては、フィードバックとして次回授業などで教員がコメントする。 ③リアクションペーパーの提出などでは、Canvas LMSを利用する。履修希望者は第1回授業までにCanvas LMSへの登録を済ませておくこと。 ④リアクションペーパーの提出について、新型コロナウイルス感染症やインフルエンザ等に罹患して出席停止の扱いとなった場合は、出席停止の解除直後の授業時に限って指定書式による届出書等の提出があれば、代替課題をもって該当期間中の授業におけるリアクションペーパーの提出に代えることとする。 ⑤第15回授業において授業内テストを実施する。テスト実施後に、その解説を行う。 ⑥授業内テストの受験資格に関する要件として、一定回数以上のリアクションペーパーの提出を要するものとする。その具体的な回数に関しては、授業内で告知する。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
ガイダンス 授業の方法の詳細、事前学習・事後学習の進め方、授業内テストの実施方法などについて説明する。 【事前学習】シラバスの内容を確認しておく。 (0.5時間) 【事後学習】授業の不明点などをリアクションペーパーにまとめて提出する。 (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
①「鎖国」体制とペリー来航 〈キーワード〉異国船打払令、薪水給与令、日米和親条約 【事前学習】キーワードに関連する教科書や参考書の該当部分を確認して、その概容を把握する。 (2時間) 【事後学習】授業の感想または不明点をリアクションペーパーにまとめて提出するとともに、授業内容を教科書・参考書も参照しながら復習する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
②通商条約交渉と勅許奏請 〈キーワード〉ハリス、堀田正睦、孝明天皇、井伊直弼、日米修好通商条約 【事前学習】キーワードに関連する教科書や参考書の該当部分を確認して、その概容を把握する。 (2時間) 【事後学習】授業の感想または不明点をリアクションペーパーにまとめて提出するとともに、授業内容を教科書・参考書も参照しながら復習する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
③「攘夷」の目的 〈キーワード〉水戸学、藤田幽谷、会沢正志斎、徳川斉昭 【事前学習】キーワードに関連する教科書や参考書の該当部分を確認して、その概容を把握する。 (2時間) 【事後学習】授業の感想または不明点をリアクションペーパーにまとめて提出するとともに、授業内容を教科書・参考書も参照しながら復習する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
④「征夷」という名分 〈キーワード〉戊午の密勅、孝明天皇、吉田松陰、征夷大将軍 【事前学習】キーワードに関連する教科書や参考書の該当部分を確認して、その概容を把握する。 (2時間) 【事後学習】授業の感想または不明点をリアクションペーパーにまとめて提出するとともに、授業内容を教科書・参考書も参照しながら復習する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
⑤「公武一和」の条件 〈キーワード〉安政の大獄、桜田門外の変、和宮降嫁、公武合体、大政委任 【事前学習】キーワードに関連する教科書や参考書の該当部分を確認して、その概容を把握する。 (2時間) 【事後学習】授業の感想または不明点をリアクションペーパーにまとめて提出するとともに、授業内容を教科書・参考書も参照しながら復習する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
⑥長州藩・薩摩藩の公武周旋 〈キーワード〉長井雅楽、航海遠略策、坂下門外の変、島津久光、生麦事件 【事前学習】キーワードに関連する教科書や参考書の該当部分を確認して、その概容を把握する。 (2時間) 【事後学習】授業の感想または不明点をリアクションペーパーにまとめて提出するとともに、授業内容を教科書・参考書も参照しながら復習する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
⑦「攘夷」の督促 〈キーワード〉三条実美、姉小路公知、徳川家茂、奇兵隊、薩英戦争 【事前学習】キーワードに関連する教科書や参考書の該当部分を確認して、その概容を把握する。 (2時間) 【事後学習】授業の感想または不明点をリアクションペーパーにまとめて提出するとともに、授業内容を教科書・参考書も参照しながら復習する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
⑧国是としての「横浜鎖港」 〈キーワード〉八月十八日の政変、参予会議、横浜鎖港、禁裏守衛総督、一会桑 【事前学習】キーワードに関連する教科書や参考書の該当部分を確認して、その概容を把握する。 (2時間) 【事後学習】授業の感想または不明点をリアクションペーパーにまとめて提出するとともに、授業内容を教科書・参考書も参照しながら復習する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
⑨「攘夷」の破綻 〈キーワード〉池田屋事件、禁門の変、下関戦争、第一次長州征伐 【事前学習】キーワードに関連する教科書や参考書の該当部分を確認して、その概容を把握する。 (2時間) 【事後学習】授業の感想または不明点をリアクションペーパーにまとめて提出するとともに、授業内容を教科書・参考書も参照しながら復習する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
⑩条約勅許 〈キーワード〉安政の五か国条約、四国連合艦隊摂海侵入事件 【事前学習】キーワードに関連する教科書や参考書の該当部分を確認して、その概容を把握する。 (2時間) 【事後学習】授業の感想または不明点をリアクションペーパーにまとめて提出するとともに、授業内容を教科書・参考書も参照しながら復習する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
⑪孝明天皇の死去 〈キーワード〉薩長盟約、第二次長州征伐、将軍空位期 【事前学習】キーワードに関連する教科書や参考書の該当部分を確認して、その概容を把握する。 (2時間) 【事後学習】授業の感想または不明点をリアクションペーパーにまとめて提出するとともに、授業内容を教科書・参考書も参照しながら復習する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
⑫「兵庫開港」をめぐる政治対立 〈キーワード〉四侯会議、兵庫開港期限、長州処分問題、薩土盟約 【事前学習】キーワードに関連する教科書や参考書の該当部分を確認して、その概容を把握する。 (2時間) 【事後学習】授業の感想または不明点をリアクションペーパーにまとめて提出するとともに、授業内容を教科書・参考書も参照しながら復習する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
⑬「攘夷」の可能性の否定 〈キーワード〉大政奉還、王政復古、鳥羽伏見の戦い、神戸事件、堺事件 【事前学習】キーワードに関連する教科書や参考書の該当部分を確認して、その概容を把握する。 (2時間) 【事後学習】授業の感想または不明点をリアクションペーパーにまとめて提出するとともに、授業内容を教科書・参考書も参照しながら復習する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
授業内テストとその解説
【事前学習】第2回~第14回授業における学習内容を整理して、テストへの準備をする。 (6時間) 【事後学習】授業の感想などをリアクションペーパーにまとめて提出するとともに、テストの見直しをする。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
---|---|
教科書 | 佐々木克 『幕末史』 筑摩書房 2014年 |
参考書 | 青山忠正 『日本近世の歴史6 明治維新』 吉川弘文館 2012年 井上勲(編) 『日本の時代史20 開国と幕末の動乱』 吉川弘文館 2004年 三谷博 『維新史再考』 NHK出版 2017年 その他の参考書は、授業内で適宜案内する。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:第15回授業において実施する(70%)、授業参画度:毎回のリアクションペーパーなどで評価する(30%) |
オフィスアワー | 講義内容以外に関する質問などは、Canvas LMS(またはNUメール)で受け付ける。 |
備考 | 本科目の履修においては、(必須の条件ではないものの)高校卒業程度の日本史の知識があることが望ましい。 授業計画については、進捗状況により各回授業の内容を適宜変更する可能性がある。 |