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令和2年度以降入学者 | 西洋史特講6 | ||||
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教員名 | 清水領 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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Canvas LMSコースID・コース名称 | B044021X7 2024西洋史特講6(清水領・後・月2) |
授業概要 | この授業では西洋に離散したユダヤ人の歴史を扱いながら、彼らの文化や思想・宗教が、居住する地域の社会制度や文化などの影響を受けて変化する様子を学びます。ユダヤ人はローマ時代以降ヨーロッパに居住していますが、ユダヤ社会はつねに一定であるわけではなく、西洋社会の歴史的変化を受けて絶えず変化します。特にフランスで起こった「ユダヤ人解放」とドイツから広がったユダヤ・ナショナリズムは、ヨーロッパにおけるユダヤ人の在り方を大きく変化させます。様々な事例を通して、ヨーロッパにおけるユダヤ人・ユダヤ社会はどのような存在であったのかを考えていきます。 |
授業のねらい・到達目標 | <授業のねらい> ・ユダヤ人の歴史を通して学ぶことで、西洋史のなかの出来事や時代区分を能動的に考えられるようになること。 ・西洋におけるマイノリティの歴史を通して、西洋社会を多面的に捉えられるようになること。 <ディプロマポリシーとの関係> この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2,3及びカリキュラムポリシーCP2,3に対応しています。 <日本大学教育憲章との関係> 学修から得られた豊かな知識と教養、及び、自己の倫理観に基づいて、人文学・歴史学が直面する倫理的課題を説明することができる。(A-1-3) 世界諸国の歴史、経済、文化、政治などの背景を理解し、国際社会が直面している問題を人文学の視点から説明することができる。(A-2-3) 物事を既存の知識にとらわれることなく、人文学的根拠に基づいて論理的・批判的に考察し、説明することができる。(A-3-3) |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | ①授業は対面の講義方式で行う。 ②履修者は配布された授業資料を見て、ノートを取りながら講義を聞く。資料は各自で保管すること。 ③授業においては、資料読解などの課題が出ることがある。授業で得た知識を用いて、自ら考察することで理解を深める。次の回に課題のフィードバックを行う。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業の進め方、課題、評価、重要なキーワードなどについて)
【事前学習】西洋史の時代区分の復習 (1時間) 【事後学習】授業資料によく目を通すこと (1時間) |
2 |
ユダヤ史における時代区分と居住地域
【事前学習】既出用語、前回の課題の復習 (2時間) 【事後学習】授業の復習、参考文献による自主学習 (2時間) |
3 |
東欧系ユダヤ人社会の形成
【事前学習】既出用語、前回の課題の復習 (2時間) 【事後学習】授業の復習、参考文献による自主学習 (2時間) |
4 |
スペイン系ユダヤ人社会の形成と離散
【事前学習】既出用語、前回の課題の復習 (2時間) 【事後学習】授業の復習、参考文献による自主学習 (2時間) |
5 |
啓蒙思想における宗教的共存思想
【事前学習】既出用語、前回の課題の復習 (2時間) 【事後学習】授業の復習、参考文献による自主学習 (2時間) |
6 |
フランス革命とユダヤ人解放
【事前学習】既出用語、前回の課題の復習 (2時間) 【事後学習】授業の復習、参考文献による自主学習 (2時間) |
7 |
ナポレオン帝国と「同化」主義
【事前学習】既出用語、前回の課題の復習 (2時間) 【事後学習】授業の復習、参考文献による自主学習 (2時間) |
8 |
様々な国におけるユダヤ人解放
【事前学習】既出用語、前回の課題の復習 (2時間) 【事後学習】授業の復習、参考文献による自主学習 (2時間) |
9 |
「同化ユダヤ人」とドイツの改革派ユダヤ教
【事前学習】既出用語、前回の課題の復習 (2時間) 【事後学習】授業の復習、参考文献による自主学習 (2時間) |
10 |
西欧のユダヤ系知識人とユダヤ学の誕生
【事前学習】既出用語、前回の課題の復習 (2時間) 【事後学習】授業の復習、参考文献による自主学習 (2時間) |
11 |
東欧ユダヤ人社会の変動とアメリカへの移民
【事前学習】既出用語、前回の課題の復習 (2時間) 【事後学習】授業の復習、参考文献による自主学習 (2時間) |
12 |
人種主義と反ユダヤ主義
【事前学習】既出用語、前回の課題の復習 (2時間) 【事後学習】授業の復習、参考文献による自主学習 (2時間) |
13 |
ホロコースト後の問題
【事前学習】既出用語、前回の課題の復習 (2時間) 【事後学習】授業の復習、参考文献による自主学習 (2時間) |
14 |
テスト
【事前学習】授業全体の復習 (8時間) 【事後学習】テストの復習 (2時間) |
15 |
まとめ
【事前学習】授業全体の復習 (2時間) 【事後学習】授業の復習、参考文献による自主学習 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 使用しない |
参考書 | 市川裕 『ユダヤ教の歴史 (宗教の世界史7)』 山川出版社 2009年 野村真理 『西欧とユダヤのはざまー近代ドイツ・ユダヤ人問題』 南窓社 1992年 菅野賢治 『フランス・ユダヤの歴史(上下)』 慶応大学出版会 2016年 関哲行 『スペインのユダヤ人 (世界史リブレット)』 山川出版社 2003年 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト(40%)、授業参画度:授業への参加、課題の提出など(60%) |
オフィスアワー | 授業前後およびメールで質問に答えます。 |