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遺跡解題1

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令和2年度以降入学者 遺跡解題1
教員名 濱田 晋介
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 前期 履修区分 選択
授業形態 対面授業
授業の形態 講義による対面授業です。(オンデマンド型配信授業を行う場合があります。その場合はCanvas LMSで授業配信・資料配布・課題回答を行いますので、受講生は登録期間中にCanvas LMSに必ず登録してください。)
 
また、対面授業への参加が困難な学生(学部が認めた者、特別配慮学生、体調不良者、担当教員が認めた者)を対象に、オンデマンド型授業(毎回授業実施時に視聴し出題課題を回答する)を配信します。対面授業に参加困難な場合は、メールで相談してください。登録期間中にCanvas LMSに必ず登録してください。
Canvas LMSコースID・コース名称 B143026C7 2024遺跡解題1(小池聡・前・木3)
授業概要 日本の遺跡を学びます。考古学研究にとって基本資料である遺跡について、日本考古学史上研究の画期・定点となった遺跡を、各時代ごとに取り上げます。それらの遺跡について地理・地形、遺構・遺構群、遺物・遺物群、文献、科学分析データーなど遺跡情報の詳細を解説し、遺跡がどのように研究資料とされたかを論じます。
授業のねらい・到達目標 日本考古学における各時代研究の定点を、遺跡を学ぶことから理解することができます。また、基礎資料である遺跡と遺構と遺物、発掘調査報告書の読み解き方を学ぶことができます。遺跡を巡る様々な事象を学びながら、私たちの現代社会、未来を考えることができます。

この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2・3及びカリキュラムポリシーCP2・3に対応しています。
・世界諸国の歴史、経済、文化、政治などの背景を理解し、国際社会が直面している問題を人文学の視点から説明することができる。
 (A-2-3)
・物事を既存の知識にとらわれることなく、人文学的根拠にもとづいて論理的・批判的に考察し、説明することができる。(A-3-3)
授業の形式 講義
授業の方法 対面授業:パワーポインを用いた講義形式です。各テーマの実物考古資料を用いて授業内で観察・研究・解説します。各回リアクション課題(コメント・アンケートなど取り組み易いもの)を授業内で実施します。各回リアクション課題・質問には授業内でフィードバックします。第14回は授業達成度確認(課題試験)を行い、解説・総評を行います。学習資料を毎回配布し、受講参考、受講後学習資料とします。

オンデマンド型動画配信(対面受講困難者用):パワーポイント動画を配信(YouTube)します。

受講時・受講後参考資料(プリント)を配信し、学習資料とします。第14回は授業達成度確認(課題試験)を実施します。併せて、第15回は講義のまとめとともに、達成度確認課題の総評、解説を行います。


受講者への連絡はCanvas LMSの連絡事項欄に掲示し、メールでも通知します。受講生は必ず登録期間中にCanvas LMSに登録してください。連絡事項・メールは随時確認してください。
授業計画
1 ガイダンス 遺跡とは何か。遺跡から学ぶ研究視点、遺跡調査の方法。
【事前学習】身近な遺跡を調べておく。 (1時間)
【事後学習】遺跡からどのようなことを調べるかをまとめる。 (3時間)
2 岩宿遺跡 旧石器の発見。原始社会の拡大。
【事前学習】旧石器時代はどのような時代か調べておく。 (2時間)
【事後学習】旧石器遺跡発見の意味をまとめる。 (2時間)
3 砂川遺跡 遊動のシステム。旧石器時代遺跡構造研究。
【事前学習】狩猟採集社会の生活を考えておく。 (2時間)
【事後学習】遺跡構造研究の方法と解明されたことをまとめる。 (2時間)
4 大森貝塚 日本考古学の黎明。先史社会の認識。
【事前学習】先史社会とはどのような社会か調べておく。 (2時間)
【事後学習】考古学の科学的研究法とは何かまとめる。 (2時間)
5 尖石遺跡 縄文集落の構成。縄文集落研究原点。
【事前学習】自分の住んでいるまち・イエの特徴を考えてみる。 (2時間)
【事後学習】縄文集落の特徴と研究法をまとめる。 (2時間)
6 登呂遺跡 弥生のムラと水田の発見。日本の原風景発掘。
【事前学習】日本の農業について調べておく。 (2時間)
【事後学習】農耕社会集落発見の意義をまとめる。 (2時間)
7 吉野ヶ里遺跡 農耕社会のムラとクニの景観
【事前学習】村、町、市、県、国などの組織について調べておく。 (2時間)
【事後学習】農耕社会集落の特徴をまとめる。 (2時間)
8 纏向遺跡 ヤマトのクニと古墳群。都市と大規模墳墓群の成立
【事前学習】国・国家とは何か調べておく。 (2時間)
【事後学習】遺跡に認められる都市の特徴をまとめる。 (2時間)
9 藤ノ木古墳 守られてきた古墳。謎の被葬者に迫る。
【事前学習】古墳とは何か調べておく。 (2時間)
【事後学習】古墳がどのように認識されてきたかまとめる。 (2時間)
10 平出遺跡 古代集落の総合研究。原始社会と地域史研究の実践。
【事前学習】律令社会とはどのような社会か調べておく。 (2時間)
【事後学習】地方律令集落の特徴をまとめる。 (2時間)
11 草戸千軒遺跡 中世村落の考古学的復元。
【事前学習】中世とはどのような時代か調べておく。 (2時間)
【事後学習】中世遺跡・村落の特徴をまとめる。 (2時間)
12 江戸都市遺跡都立一橋高校地点 江戸遺跡研究の原点。100万人都市江戸を考える。
【事前学習】江戸文化について調べておく。 (2時間)
【事後学習】近世遺跡と近世都市江戸の特徴をまとめる。 (2時間)
13 山下居留地遺跡 幕末・開化の痕跡を掘る。遺跡にみられる近代化。
【事前学習】明治維新について調べておく。 (2時間)
【事後学習】遺跡に残される近代化の痕跡をまとめる (2時間)
14 遺跡研究と考古学 授業理解と達成度確認試験課題。その解説。
【事前学習】第2~13回講義の復習を行い、印象に残った遺跡についてまとめておく。遺跡にかかわる自己の体験などをまとめておく。 (3時間)
【事後学習】遺跡研究から何を読み取ることができるかまとめる。 (1時間)
15 遺跡から何を学ぶか 遺跡の読み解きから未来へ。
【事前学習】遺跡とは何か?講義で学んだことを振りかえり考えておく。 (1時間)
【事後学習】遺跡見学を行い、講義で学んだ視点・知識から遺跡の特徴をまとめてみる。博物館・資料館で展示資料も見学する。 (3時間)
その他
教科書 なし
参考書 第1回ガイダンスで授業資料として提示します。また、各回授業で遺跡調査報告書などの参考文献資料を提示します。
成績評価の方法及び基準 試験(50%)、授業参画度:アンケート・コメントなど毎回出題したリアクション課題を参照します。(50%)
各回リアクション課題と第14回実施達成度確認(課題試験)で評価します。対面授業に参加できない場合の授業参画度は各回リアクション課題の提出とその内容で評価します。また第14回実施の達成度確認(課題試験)に参加できない場合は、別途出題する課題提出で評価します。その際、対面授業と評価の差が出ることはありません。
オフィスアワー 実施します。気軽に何でも相談ください。授業時に申し出てください。またはCanvas LMS、メールでも連絡ください。毎回のリアクションペーパーに相談を記入しても良いです。

オンデマンド型授業の場合は、リアクション課題に記載してCanvas LMSで連絡ください。すべてフィードバックします。また、メールでも対応します。
備考 対面授業受講困難な学生は事前に申し出てください。

Canvas LMSが利用できない学生は事前に申し出てください。

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