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文化財学1

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令和2年度以降入学者 文化財学1
教員名 平野卓治
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 前期 履修区分 選択
授業形態 対面授業
授業の形態 対面授業
Canvas LMSコースID・コース名称 B149026J7 2024文化財学1(平野卓治・前・木1)
授業概要 文化財とは何か-その種類や区分をはじめとする基礎知識、文化財を保護するための基本法である「文化財保護法」に至る各時代の文化財への対応の歴史、現在における保存と活用のあり方に関して講義する。さらに、それを基礎として、文化財保護に関する今日的な課題を探る。博物館の学芸員として文化財調査や史跡の保存・活用に関わった経験をもとに、現場の実状と課題をもふまえながら授業を進めていく。
授業のねらい・到達目標 文化財、文化財の保護と活用に関する基本的な知識を習得し、今日の文化財保護に関してその問題点を説明できるようになる。

・世界諸国の歴史、経済、文化、政治などの背景を理解し、国際社会が直面している問題を人文学の視点から説明することができる。(A-2-3)
・物事を既存の知識にとらわれることなく、人文学的根拠にもとづいて論理的・批判的に考察し、説明することができる。(A-3-3)

この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2・3-3及びカリキュラムポリシーCP2・3-3に対応しています。
授業の形式 講義
授業の方法 授業の形式:講義
各回、授業計画に基づいて講義を行う。授業に必要な資料を随時配布する。なお、適宜講義内容に関わるリアクションペーパーの提出を求める。リアクションペーパーの解説・講評は次回の授業で行う。
対面授業に参加できない要件を満たした場合、Canvas LMSで配信する資料で学習し、指定日時までに課題を提出する。
授業計画
1 ガイダンス―講義の計画と概要に関して説明すると共に、受講者が抱く「文化財」のイメージに関して考えてもらう。
【事前学習】シラバスを確認し授業全体の流れを理解しておく。 (1時間)
【事後学習】「文化財」とは何か?身近な事例を考え、ノートに整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 文化財とは何か?-「文化財」と一般に「お宝」と呼ばれているものとの相違について考え、「文化財」の特徴を探る。(A-3-3)
【事前学習】国宝・重要文化財とは何かを調べ、ノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントをノートに整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 文化財の種類と区分-多種・多様な広がりをもつ文化財についてみていく。
【事前学習】文化財の区分を調べ、ノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントをノートに整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 文化財を知る基礎知識(1)-文化財を知るための基礎知識として紀年法と暦法についてみていく。
【事前学習】これまでの元号に関して調べ、ノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントをノートに整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 文化財を知る基礎知識(2)-文化財を知るための基礎知識として様々な暦について時代ごとの特徴をふまえてみていく。
【事前学習】具注暦とは何かを調べ、その特徴をノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントをノートに整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 文化財を知る基礎知識(3)-文化財を知るための基礎知識として、様々な「ところ」についてみていく。
【事前学習】式内社とは何かを調べ、その特徴をノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントをノートに整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 正倉院と宝物-正倉院宝物の由来とその保存と管理の特徴についてみていく。
【事前学習】正倉院に関して調べ、疑問点などをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントをノートに整理する。
【授業形態】対面授業
8 寺社における宝物の管理-各寺社がもつ「宝蔵」、絵馬・絵馬堂の機能と特徴について。
【事前学習】絵馬堂に関して調べ、その特徴をノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントをノートに整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 幕府、諸大名などによる文化財の収集と保管・管理-『君台観左右帳記』から『集古十種』までの時代の特徴について。
【事前学習】『集古十種』について調べ、ノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントをノートに整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 近代における文化財保護-古社寺保存法・国宝保存法の制定とその特徴についてみていく。
【事前学習】古社寺保存法・国宝保存法の概要を調べ、ノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントをノートに整理する。
【授業形態】対面授業
11 文化財保護法の制定とその意義―文化財保護法の成立経緯、前代までと異なる特徴についてみていく。(A-2-3)
【事前学習】文化財保護法の概要を調べ、ノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントをノートに整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 文化財保護法の改正と指定の手続き―現在に至る文化財保護法の改姓の特徴、指定文化財の指定手続きをみていく。(A-3-3)
【事前学習】現在の文化財保護法の課題を考え、ノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントをノートに整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 生活の中の文化財―身近な「文化財」として、民俗文化財と年中行事について考える。(A-3-3)
【事前学習】自らが体験する年中行事とその特徴を考え、ノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントをノートに整理する。
14 試験と解説・まとめ(A-2-3)(A-3-3)
【事前学習】これまでの講義の内容を復習し,試験に備える。 (3時間)
【事後学習】試験の結果を基に理解が足りなかった内容を復習し,学修した内容の整理を行う。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 文化財の保護と活用―現代における文化財の保護・活用の実際とその課題について探る。(A-2-3)(A-3-3)
【事前学習】関心のある文化財の保護状況を調べ、ノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】文化財保護の今日的な課題を考える。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 特に定めない。各回に必要な資料は授業時に提供する。
参考書 授業時に随時指示する。
成績評価の方法及び基準 試験(60%)、授業参画度:リアクションペーパーの提出により評価する。(40%)
試験は期末試験を実施する。
対面授業に参加できない要件を満たし、Canvas LMSを介して参加した場合、別途指示する課題の提出によって評価する。対面授業での評価と差が出ることはない。
オフィスアワー メールやCanvas LMSを通して質疑応答を行う。研究室での対応日時は最初の授業時に指示する。

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