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都市と地域の社会学

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令和2年度以降入学者 都市と地域の社会学
教員名 後藤範章
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 社会学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
授業の形態 対面授業を行います。ただし、学部が全面的に遠隔授業に切り替えることになる場合のみ、Zoomを使っての同時双方向型(ライブ)授業とします。いずれにしても、授業時間割通り、毎週火曜日の3限「限定」です。毎回授業に参加できる人のみ受講を許可します。
遠隔授業履修希望者は後藤宛に早めにメールで相談して下さい。ただし、遠隔授業で履修する場合はハードルが相当高くなるので、よく考え覚悟した上で申し出るようにして下さい。
Canvas LMSコースID・コース名称 G062072N7 2024都市と地域の社会学(後藤範章・前・火3)
授業概要 授業のテーマは、「都市と地域を『社会学すること(Doing Sociology)』を通して現代・現代社会・現代人のあり方を洞察する」です。毎回、個別テーマを掲げ、教材(資料)を使って授業を展開します。
授業のねらい・到達目標 【授業のねらい】都市と地域に関わる社会学研究の視点・方法・成果を学ぶと共に、現代・現代社会・現代人のありようを再考し、「社会学的な眼力」を鍛えることが、授業の主たるねらいです。
【授業の到達目標】本授業を通して、「自ら考える力」(A-3-2論理的・批判的思考力)を育み、とりわけ「脱常識」の観点から社会を考察し、現代社会を論理的・批判的に捉える社会学的な枠組みや方法が身につきます。

この科目は、文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP3及びカリキュラムポリシーCP3に対応しています。
授業の形式 講義
授業の方法 毎回、テーマに関する資料を配布し、それを教材として講義します。教材は、文理学部のLMSにも上げるようにします。また、学生-教員間及び学生間の双方向・多方向のやり取りにもたっぷりと時間を配分します。この授業では、⾃分の考えを⾔語化して他者と対話する⼒を高めることを目指して、毎回、少人数のグループを編成して議論すること(グループセッション)やクラス全体での意⾒交換を⾏います。加えて、⽂章を構成・表現する⼒を向上させることをも目指して、毎回、授業の最後にリアクション・ペーパーを書いてもらい、次の回の最初に数枚紹介しコメントします。回を重ねるに従って、「発言力」「対話⼒」「文章表現力」が⾼まっていくことを実感できるでしょう。

授業内で課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
対面授業への参加が困難な人には個別に指示します。
履修条件 上記した通り、毎週火3限に開講する対面授業に参加できる人だけに受講を認めます。なお、後期の火3限に開講する「東京と東京人の社会学」(後藤担当)は、本講がベースとなって(都市と地域を社会学的に見る眼を養った上で)展開します。また、火5限に開講する前期「芸術社会学」と後期「ビジュアル社会学」も、相互に関連性を有します。シラバスを参照して、興味関心を抱いた人はこれらの科目もぜひどうぞ。
授業計画
1 ガイダンス:授業のテーマや到達目標、授業の進め方、課題、成績評価の方法、その他について
(第1回~15回:A-3-2)
【事前学習】シラバスをよく読み、どのような授業なのかを思い描いておくこと (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、理解が及んでいないことを補うこと (2時間)
【授業形態】対面授業
2 都市・地域社会学と調査方法論 ―量と質とビジュアルの混合研究法―
【事前学習】掲げられているテーマに関して幅広く情報収集して検討を加え、自分なりに考えをまとめておくこと (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、理解が及んでいないことを補うこと (2時間)
【授業形態】対面授業
3 鉄道交通と巨大都市化の歴史的展開 ―交通インパクトの社会学的研究―
【事前学習】掲げられているテーマに関して幅広く情報収集して検討を加え、自分なりに考えをまとめておくこと (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、理解が及んでいないことを補うこと (2時間)
【授業形態】対面授業
4 交通インパクトの社会学的効果に関する第1~10次調査 ―長期継続調査の方法とデザイン―
【事前学習】掲げられているテーマに関して幅広く情報収集して検討を加え、自分なりに考えをまとめておくこと (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、理解が及んでいないことを補うこと (2時間)
【授業形態】対面授業
5 交通インパクトと都市・地域社会の構造変動① ―埼京線と埼玉県戸田市―
【事前学習】掲げられているテーマに関して幅広く情報収集して検討を加え、自分なりに考えをまとめておくこと (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、理解が及んでいないことを補うこと (2時間)
【授業形態】対面授業
6 交通インパクトと都市・地域社会の構造変動② ―つくばエクスプレスと埼玉県八潮市―
【事前学習】掲げられているテーマに関して幅広く情報収集して検討を加え、自分なりに考えをまとめておくこと (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、理解が及んでいないことを補うこと (2時間)
【授業形態】対面授業
7 交通インパクトと都市・地域社会の構造変動③ ―写真と住宅地図によるミクロ分析―
【事前学習】掲げられているテーマに関して幅広く情報収集して検討を加え、自分なりに考えをまとめておくこと (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、理解が及んでいないことを補うこと (2時間)
【授業形態】対面授業
8 「東京」の地域社会学的研究 ―範域確定の試み―
【事前学習】掲げられているテーマに関して幅広く情報収集して検討を加え、自分なりに考えをまとめておくこと (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、理解が及んでいないことを補うこと (2時間)
【授業形態】対面授業
9 「東京」の空間変動分析 ―1960~90年の経年変化―
【事前学習】掲げられているテーマに関して幅広く情報収集して検討を加え、自分なりに考えをまとめておくこと (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、理解が及んでいないことを補うこと (2時間)
【授業形態】対面授業
10 「東京」における人口移動と流動 ―集中と分散のダイナミズム―
【事前学習】掲げられているテーマに関して幅広く情報収集して検討を加え、自分なりに考えをまとめておくこと (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、理解が及んでいないことを補うこと (2時間)
【授業形態】対面授業
11 もう一つの交通インパクト研究 ―山間集落における局地的小宇宙と村落結合:山梨県旧棡原村大垣内と青森県西目屋村大秋の50年―
【事前学習】掲げられているテーマに関して幅広く情報収集して検討を加え、自分なりに考えをまとめておくこと (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、理解が及んでいないことを補うこと (2時間)
【授業形態】対面授業
12 第2回~第11回のまとめ:「交通」と「東京」を「社会学する」ために
【事前学習】掲げられているテーマに関して幅広く情報収集して検討を加え、自分なりに考えをまとめておくこと (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、理解が及んでいないことを補うこと (2時間)
【授業形態】対面授業
13 下高井戸スタディーズ ―地域資源としての地元大学生と商店街との「ご縁」の創出―
【事前学習】掲げられているテーマに関して幅広く情報収集して検討を加え、自分なりに考えをまとめておくこと (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、理解が及んでいないことを補うこと (2時間)
【授業形態】対面授業
14 原発避難者の生活再編と地域再生 ―ベクレルフリーを求めて東京圏から避難・移住する人々―
【事前学習】掲げられているテーマに関して幅広く情報収集して検討を加え、自分なりに考えをまとめておくこと (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、理解が及んでいないことを補うこと (2時間)
【授業形態】対面授業
15 確認テストと授業の振り返り・総まとめ
【事前学習】これまでの授業内容を振り返り、成果と課題について整理しておくこと (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、理解が及んでいないことを補うこと (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 使用しない
参考書 後藤範章著 『鉄道交通と巨大都市化の社会学 ―「東京」の構造変動―』 日本評論社 2022年 第1版
後藤範章編著 『鉄道は都市をどう変えるのか ―交通インパクトの社会学― (ミネルヴァ社会学叢書)』 ミネルヴァ書房 2021年 第1版
授業内容をより詳しくかつより深く理解する上で、大変参考になる本です。特に『鉄道交通と巨大都市化の社会学 ―「東京」の構造変動―』をお勧めします。
成績評価の方法及び基準 レポート(30%)、授業内テスト(40%)、授業参画度(30%)
第15回の授業内で実施する確認テスト40%、レポート(1回)30%、授業参画度(授業での発⾔やコメントシートなど)30%として、成績評価を行います。これらの得点(100点満点の素点)に加算する「特別加算レポート」を課すことがあります。なお、確認テストを受けられない場合は、事前にメールで理由を後藤に伝えて下さい。考慮すべき「特別な事情」に該当する場合のみ、代替のレポート課題を出します。
以上を踏まえ、A-3-2(論理的・批判的思考力)の修得状況を評価します。

対面授業に参加できない場合の成績評価については、別途授業内で説明します。
オフィスアワー 質問や個別の相談に関しては、火6限に社会学科後藤研究室で対応します。まず、メールをgoto.noriaki☆nihon-u.ac.jp宛に(☆を@に置き換えて)送って下さい。
備考 後藤研究室に所属する学部生(演習生・ゼミ生)・大学院生・研究生で本授業の未履修者は、研究を行う上での理論的・方法論的な土台を固めるために、早い段階で履修するようにして下さい。

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