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令和2年度以降入学者 | 理論・学説名著講読2 | ||||
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教員名 | 鈴木健之 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3・4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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Canvas LMSコースID・コース名称 | G070071M7 2024理論・学説名著講読2(鈴木健之・後・木4) |
授業概要 | 社会学の使命は、社会における<自由で平等な市民の連帯>の「可能性」(同時にその困難さ)を解き明かすことにある。社会学「思想」は、自由で平等な市民の連帯について、原理的な考察を行ってきた。授業では、アメリカ社会学史・社会学理論に焦点を絞り、その学説史的展開と、<いまここ>の社会(世界)への応用について、専門的な議論を行う。 |
授業のねらい・到達目標 | <授業のねらい> ①アメリカ社会学理論の基本的な流れを学ぶ。 ②アメリカ社会学理論のの基本的な内容を学ぶ。 ③社会学理論と実証研究の関係性を学ぶ。 <到達目標> ①アメリカ社会学史・社会学理論についてシカゴ学派とハーヴァード学派の相対的・相即的関係において説明することができる。 ②アメリカ社会学史・社会学理論の思想的基礎としてのプラグマティズムについて説明することができる。 ③<生>と<死>、<311>と<911>、<オバマ>と<トランプ>、<ナショナリズム>と<トランスナショナリズム>の関係について社会学的行為論の観点から説明することができる。 <ディプロマポリシーとの関係> この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP2,及びカリキュラムポリシーCP2に対応している。 <日本大学教育憲章との関係> この科目は日本大学教育憲章ルーブリックA2に対応している。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 『社会学史入門―黎明期から現代的展開まで』(仲川秀樹編、ミネルヴァ書房2020年)を教科書として、『行為論からみる社会学―危機の時代への問いかけ』(中村文哉・鈴木健之編、晃洋書房2020年)を参考書として、アメリカ社会学に関わる社会学者たちについて詳細な解説を行う。授業では、まず、社会学の開祖オーギュスト・コントに始まり、シカゴ学派からはG・H・ミード、H・ブルーマー、E・ゴフマンを、ハーヴァード学派からはT・パーソンズ、R・K・マートン、スメルサー&ベラーを取り上げ、彼らの人と思想・理論について解説する。次に、アンチパーソンズのアメリカの社会学者として、C・ライト・ミルズとA・W・グールドナー、H・ガーフィンケルを取り上げ、彼らの人と思想・理論について解説する。そして、ポストパーソンズのアメリカの社会学者として、B・ムーア&T・スコッチポル、J・アレクサンダー、S・サイドマンを取り上げ、彼らの人と思想・理論について解説する。 授業はパワーポイントを用いて行う。授業開始時にハンドアウト(要点書き)を配布する。なお教科書は購入いただければ幸いである。参考書はPDFを無料配布するので購入には及ばない。但し購入を拒むものではない。 授業内で課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行う。 |
授業計画 | |
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1 |
アメリカ社会学史・社会学理論へのイントロダクション
【事前学習】教科書『社会学史入門』にざっと目を通しておく。 (2時間) 【事後学習】アメリカ社会学史・社会学理論とは何かをまとめ、授業へのコメントを行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
ヨーロッパ社会学からアメリカ社会学へ:オーギュスト・コントとゲオルク・ジンメルのアメリカ社会学への影響
【事前学習】『社会学史入門』第1章(A・コント)と第4章(G・ジンメル)を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】コントとジンメルのアメリカ社会学への影響についてまとめ、授業へのコメントを行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
シカゴ社会学の成立と展開①:G・H・ミード
【事前学習】『社会学史入門』第10章(G・H・ミード)を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】第10章の要点をまとめて、授業へのコメントを行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
シカゴ社会学の成立と展開②:H・ブルーマー
【事前学習】『社会学史入門』第12章(H・ブルーマー)を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】第12章の要点をまとめて、授業へのコメントを行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
シカゴ社会学の成立と展開③:E・ゴフマン
【事前学習】参考資料(ゴフマン)を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】ゴフマン社会学の骨子についてまとめ、授業へのコメントを行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
ハーヴァード社会学の成立と展開①:T・パーソンズ
【事前学習】『社会学史入門』第8章(T・パーソンズ)を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】第8章の要点をまとめて、授業へのコメントを行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
ハーヴァード社会学の成立と展開②:R・K・マートン
【事前学習】『社会学史入門』第9章(R・K・マートン)を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】第9章の要点をまとめて、授業へのコメントを行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
ハーヴァード社会学の成立と展開③:N・J・スメルサーとR・N・ベラー
【事前学習】参考資料(拙稿)を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】拙稿の要点をまとめて、授業へのコメントを行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
ラディカル社会学の成立と展開①:C・ライト・ミルズとA・W・グールドナー
【事前学習】『社会学史入門』第11章(C・ライト・ミルズ)と第13章(A・W・グールドナー)を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】第11章と第13章の要点をまとめて、授業へのコメントを行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
ラディカル社会学の成立と展開②:H・ガーフィンケル
【事前学習】『社会学史入門』第14章を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】第14章の要点をまとめ、授業へのコメントを行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
歴史・比較社会学の成立と展開①:B・ムーア
【事前学習】参考資料(歴史-比較社会学①)を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】ムーアの歴史・比較社会学の骨子についてまとめ、授業へのコメント行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
歴史・比較社会学の成立と展開②:T・スコッチポル
【事前学習】参考資料(歴史-比較社会学②)を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】スコッチポルの歴史-比較社会学の要点をまとめて、授業へのコメントを行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
ネオ機能主義社会学の成立と展開①:ジェフリー・アレクサンダー①
【事前学習】『社会学史入門』第16章(J・アレクサンダー)を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】第16章の要点をまとめて、授業へのコメントを行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
ネオ機能主義の成立と展開②:ジェフリー・アレクサンダー②
【事前学習】参考資料(拙稿)を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】アレクサンダー社会学の要点をまとめて、授業へのコメントを行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
クィア社会理論・クィア社会学:S・サイドマン
【事前学習】参考資料(拙稿)を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】サイドマンのクィア論の要点をまとめて、授業へのコメントを行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 仲川秀樹編 『社会学史入門―黎明期から現代的展開まで』 ミネルヴァ書房 2020年 第1版 教科書の購入は任意とします。 |
参考書 | 中村文哉・鈴木健之編 『行為論からみる社会学―危機の時代への問いかけ』 晃洋書房 2020年 第1版 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:期末レポートを課す。(60%)、毎回の課題への取り組み(40%) |
オフィスアワー | 出講日(授業日)の授業の前後。 |