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ゼミナール2

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令和2年度以降入学者 ゼミナール2
教員名 後藤範章
単位数    1 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 社会学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
授業の形態 対面授業を行います。ただし、遠隔授業に全面的に切り替わる場合はZoomを使っての同時双方向型(ライブ)授業とします。
Canvas LMSコースID・コース名称 G136074N8 2024ゼミナール2(後藤範章・後・水5)
授業概要 3年次のゼミでは、「ビジュアル社会学と都市社会学のシンクロナイズ ―映像フィールドワークの方法と実践―」をテーマに掲げ、2010年度より継続している「下高井戸・桜上水物語」プロジェクトに取り組みます。学部のある下高井戸・桜上水地域で、社会学的映像フィールドワークをチームで行い、映像ドキュメンタリー作品(社会学的映像モノグラフ)を制作し発表します。
授業のねらい・到達目標 【授業のねらい】後期は、下高井戸・桜上水地域のヒト・コト・モノ(=地域資源)を発掘し、それを題材とする社会学的な映像ドキュメンタリーを制作し、内外に向けて発表することを目標とします。1・2年次に養った社会学的リテラシー(社会学的に読み・書き・討論する作法や能力)のブラッシュアップを図ると共に、4年次のゼミ(“写真で語る:「東京」の社会学”プロジェクト)にも繋いでいくことが、この授業のねらいです。
【授業の到達目標】授業を通して、特に「自ら道をひらく力」(A-5-3挑戦力、A-6-3コミュニケーション力、A-7-3リーダーシップ・協働力、A-8-3省察力)を育みます。

この科目は、文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP5~8及びカリキュラムポリシーCP5~8に対応しています。
授業の形式 実習、ゼミ
授業の方法 3・4年次のゼミでは、カメラやビデオカメラを持って街に出て、映像フィールドワークを行い「東京」と「東京人」を社会学します。具体的な手法としては、グループワークを主軸とする探究・課題解決型学修(Inquiry & Project Based Learning)を採ります。3年次の後期は、前期を受けてチーム別に映像作品の制作にあたります。そのため、チーム別に現場(フィールド)へ出向いての撮影やインタビュー、研究室その他での作業なども行います。また、映像制作と作品発表(「下高井戸・桜上水物語」の制作と上映)に取り組みます。作品のテーマは、地域文化、まちづくり・地域おこし、商店街の活性化、大学と地域との協働等々、何でもOKです。完成した作品については、上映会(“シモタカ・ジョースイ映像祭”)を開催すると共に後藤研究室のウェブ上でも発表・公開します。

授業内で課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
対面授業への参加が困難な人には個別に指示します。
履修条件 ゼミとは別に開講する「卒業論文」の授業には、3年のゼミ生の皆さんは全員が履修して、卒論を執筆する4年生と一緒に討論や発表にあたってもらいます。卒論を書くか書かないかを最終的に決めるのは、年度末(4年に進級する直前)になります。
授業計画
1 取材:リサーチ・再構成・本取材・撮影・追加撮影など(1):リサーチ・再構成(A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】指定教科書の該当箇所を熟読して、内容をよく理解しておくこと (1時間)
【事後学習】演習を振り返って理解を深め、欠を補うこと (1時間)
【授業形態】対面授業
2 取材:リサーチ・再構成・本取材・撮影・追加撮影など(2):本取材(A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】指定教科書の該当箇所を熟読して、内容をよく理解しておくこと (1時間)
【事後学習】演習を振り返って理解を深め、欠を補うこと (1時間)
【授業形態】対面授業
3 取材:リサーチ・再構成・本取材・撮影・追加撮影など(3):撮影(A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】指定教科書の該当箇所を熟読して、内容をよく理解しておくこと (1時間)
【事後学習】演習を振り返って理解を深め、欠を補うこと (1時間)
【授業形態】対面授業
4 取材:リサーチ・再構成・本取材・撮影・追加撮影など(4):追加撮影(A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】指定教科書の該当箇所を熟読して、内容をよく理解しておくこと (1時間)
【事後学習】演習を振り返って理解を深め、欠を補うこと (1時間)
【授業形態】対面授業
5 編集と仕上げ:キャプチャ・編集・演出・レンダリング・書き出しなど(1):キャプチャーと編集(A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】指定教科書の該当箇所を熟読して、内容をよく理解しておくこと (1時間)
【事後学習】演習を振り返って理解を深め、欠を補うこと (1時間)
【授業形態】対面授業
6 編集と仕上げ:キャプチャ・編集・演出・レンダリン・書き出しグなど(2):編集(A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】指定教科書の該当箇所を熟読して、内容をよく理解しておくこと (1時間)
【事後学習】演習を振り返って理解を深め、欠を補うこと (1時間)
【授業形態】対面授業
7 編集と仕上げ:キャプチャ・編集・演出・レンダリング・書き出しなど(3):演出・レンダリング(A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】指定教科書の該当箇所を熟読して、内容をよく理解しておくこと (1時間)
【事後学習】演習を振り返って理解を深め、欠を補うこと (1時間)
【授業形態】対面授業
8 編集と仕上げ:キャプチャ・編集・演出・レンダリング・書き出しなど(4):書き出し(A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】指定教科書の該当箇所を必ず読んで、内容をよく理解しておくこと (1時間)
【事後学習】演習を振り返って理解を深め、欠を補うこと (1時間)
【授業形態】対面授業
9 授業内での作品上映と修正作業:第一段階(A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】上映する作品をチームで完成させておくこと (1時間)
【事後学習】演習での議論を踏まえて、必要な修正を施すこと (1時間)
【授業形態】対面授業
10 授業内での作品上映と修正作業:第二段階(A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】作品のクオリティを上げておくこと (1時間)
【事後学習】演習での議論を踏まえて、必要な修正を施すこと (1時間)
【授業形態】対面授業
11 授業内での作品上映と修正作業:第三段階(A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】作品のクオリティをさらに上げておくこと (1時間)
【事後学習】演習での議論を踏まえて、必要な修正を施すこと (1時間)
【授業形態】対面授業
12 試写会と上映会リハーサル(A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】試写会の諸準備を行っておくこと (1時間)
【事後学習】試写会で指摘されたことを踏まえて、必要な修正を施すこと (1時間)
【授業形態】対面授業
13 作品の発表:ドキュメンタリー上映会(オンライン)の開催(2024年12月に開催予定の第13回シモタカ・ジョースイ映像祭で発表する)(A-5-2、A-6-2、A-7-2、A-8-2) <同時双方向>
【事前学習】発表会の諸準備を行っておくこと (1時間)
【事後学習】上映会を振り返って、必要に応じて作品の手直しを行うこと (1時間)
【授業形態】対面授業
14 合評会と講評(A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】他チームの作品に対するコメントを準備しておくこと (1時間)
【事後学習】議論を踏まえて、作品の完成度をより一層高めること (1時間)
【授業形態】対面授業
15 振り返りと総まとめ、全作品を収録したDVDの制作と関係者への配布(A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】DVD制作を終わらせておくこと (1時間)
【事後学習】関係者にDVDを手渡し、1年を締めくくること(関係者に感謝の気持ちを伝えることも忘れずに!) (1時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 金川雄策監修 『ドキュメンタリー・マスタークラス ―トップランバーに訊く映像制作のノウハウ―』 玄光社 2022年
教科書は必須です。必ず入手して下さい。
参考書 安岡卓治 『ドキュメンタリー映像制作の作法』 玄光社 2019年
南出和余・秋谷直矩 『フィールドワークと映像実践-研究のためのビデオ撮影入門-』 ハーベスト社 2013年
キャロライン・ノウルズほか(後藤範章監訳) 『ビジュアル調査法と社会学的想像力ー社会風景をありありと描写するー』 ミネルヴァ書房 2012年
成績評価の方法及び基準 レポート(20%)、授業参画度(30%)、映像作品や演習への貢献度(50%)
A-5-3(挑戦力)、A-6-3(コミュニケーション力)、A-7-3(リーダーシップ・協働力)、A-8-3(省察力)の修得状況を基軸に据えて、ゼミへの参画度(毎回の議論への参画度)と貢献度(ゼミプロジェクトの成果発表に関する貢献度)、レポートなどを総合して評価します。なお、「ゼミへの貢献度」には、後藤ゼミとして参画する「世田谷区内8大学9ゼミ研究集会」(世田谷まちなか研究会)や「ソシオフェスタ2024」(社会学科主催)などに、どの程度深く関わり、どのような成果・収穫を得ることができたかも含まれます。

対面授業に参加できない場合の成績評価については、別途授業内で説明します。
オフィスアワー 質問や個別の相談に関しては、水曜日の午後6時以降に社会学科後藤研究室で対応します。まず、メールをgoto.noriaki☆nihon-u.ac.jp宛に(☆を@に置き換えて)送って下さい。
備考 後藤が担当する授業科目、火3限の「都市と地域の社会学」(前期)と「東京と東京人の社会学」(後期)、火5限の「芸術社会学」(前期)と「ビジュアル社会学」(後期)を履修していない人は、ゼミでの調査研究活動の「質」を高めるためにも早い段階で履修して(必須です)、理論的・方法論的な土台を固めるようにして下さい。
MLを組んで、メールでの連絡ややり取りを行います。正規時間外の活動も行いますが、生涯に渡って輝き続ける宝物(自分たちで創り上げた作品群、絆、能力や技能)がもたらされるでしょう。ゼミのキャッチフレーズは、“せめぎ合いとつむぎ合いのダイナミズム”。ゼミを内外に常時公開しているので、いつでも、誰でも、ゼミに参加することができます。特に、入りたいゼミが決まっていない社会学科2年生には、ぜひ一度その目で見て、体験してみて下さい(1年生や他学科生も歓迎!)。

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