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令和2年度以降入学者 | 社会福祉概論1 | ||||
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教員名 | 白川泰之 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 社会福祉学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 対面授業が困難な学生(インフルエンザ、COVID19への感染による出席停止及びこれに準ずる出席困難な事情)については、教員の事前の許可を受けてZoomによる同時双方向型の授業を受講できる。 |
Canvas LMSコースID・コース名称 | H004111703 2024社会福祉概論1(白川泰之・前・月3) |
授業概要 | 社会福祉に関する諸課題は、様々な社会の構造的問題やその時々の社会経済情勢と密接な関連を有する。このため、社会福祉を本格的に学ぶ上では、社会福祉に関する諸課題が生み出される背景についての理解が不可欠である。 本授業では社会問題と社会構造、社会福祉の関連施策、福祉政策の国際比較を学び、今後の学部でのより専門的な学びを支える価値基盤・知識基盤の形成を目指す。 |
授業のねらい・到達目標 | <授業のねらい> ・社会福祉に関する専門的な学びの前提として、社会福祉の諸課題が生み出される背景(社会問題、社会構造)に関する基礎的な知識を身に付ける。 ・今後の専門的な学びの視野を広げるために、社会福祉の関連施策、福祉政策の国際比較に関する基礎的な知識を身に付ける。 <到達目標> 社会福祉への関心を深めるとともに、現代社会の特徴や社会福祉が取り組む課題について学ぶ上で必要となる、以下の内容について説明できる。 ①社会問題と社会構造 ②福祉政策の基本的な視点や考え方 ③社会福祉の関連施策 ④国際比較の基礎理論 <ディプロマポリシーとの関係> この科目は、文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP3、DP4、DP6及びカリキュラムポリシーCP3、CP4、CP6に対応しています。 <日本大学教育憲章との関係> ・社会問題と社会構造、社会福祉の関連施策、福祉政策の国際比較を論理的に説明することができる(A-3-1)。 ・社会や身近な環境に存在する福祉課題を発見することができる(A-4-1)。 ・多様な思想を学び、自分と異なる価値観を理解・尊重することができる(A-6-1)。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | ・各回について配布するレジュメに基づいて講義を行う(教科書は指定しない)。 ・各回について、リアクションペーパーの提出を求める。リアクションペーパーに記載の質問等については、次回の授業の冒頭にフィードバックする。 ・各回について、復習問題を出題する。 ・提出物の提出方法等については、授業開始時に提示する。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンスとイントロダクション ガイダンス(授業のテーマ、到達目標、授業方法の説明) 本講義で学ぶ事項についての説明 【事前学習】シラバスによって、授業のねらいや到達目標、各回の構成を確認する。また、この授業で学ぶことの目的意識について、自分の考えを整理してノートにまとめておく (1時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業を振り返り、事前学習でノートにまとめた履修の目的意識を再度整理する。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
社会福祉に関連する社会問題(1) 貧困と格差問題 ・相対的貧困率の考え方と現状 ・バブル崩壊に伴う就職氷河期世代やリーマンショック 【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
社会福祉に関連する社会問題(2) 家庭内・親密な関係における暴力 ・児童虐待、高齢者虐待、DVの定義 ・さまざまな虐待やDVの現状や背景 【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
社会福祉に関連する社会問題(3) 社会的孤立、社会的排除 ・子育て世帯、高齢期の孤立、ひきこもり ・社会的排除(ハンセン病患者の隔離政策を例に) 【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
社会問題の構造的背景(1) 人口構造の少子化・高齢化、世帯構造の変化 ・人口動態(総人口、年齢区分別人口の推移) ・合計特殊出生率、高齢化の推移 ・世帯構造の変化 【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
社会問題の構造的背景(2) 産業構造の変化、経済の低成長と雇用問題 ・産業別就業者数の推移と医療・福祉従事者の現状 ・経済の低成長と非正規雇用の現状 【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
社会問題の構造的背景(3) 社会意識と価値観の多様化 ・性別役割分業の変化と女性の労働力率の現状 ・選択的夫婦別姓(氏)・旧姓使用の現状と社会の意識 ・性の多様性に関する考え方・現状と現行法制度 【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
社会問題の構造的背景(4) グローバル時代の社会問題 ・経済のグローバル化の概観 ・ナショナリズム・ポピュリズムの台頭 ・環境問題、災害と貧困 【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
社会福祉の基本的な構成 社会福祉の基本的な分野、サービス内容 ・社会福祉の位置づけと基本的な分野 ・高齢者福祉-介護保険制度の概要 ・障害者福祉-障害者総合支援制度の概要 ・子ども・子育て支援-子ども・子育て支援制度の概要 【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
社会福祉の関連施策(1) 教育政策と子どもの貧困 ・子どもの貧困の現状と構造的課題 ・子どもの貧困対策の推進に関する法律と子供の貧困対策に関する大綱(改訂版)の概要 【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
社会福祉の関連施策(2) 住宅政策の特徴と住宅セーフティネット ・戦後の住宅政策の展開と特徴 ・住宅セーフティネット制度の概要 ・居住支援に関する関係省庁の連携 【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
社会福祉の関連施策(3) 労働政策と自立支援 ・リーマンショックと「第二のセーフティネット」 ・障害者への就労支援 ・ひとり親世帯、就職氷河期世代に対する就労支援 【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
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福祉政策の国際比較 エスピン・アンデルセンの福祉国家レジーム論 ・先行理論と「福祉国家レジーム論」のキーワード ・アンデルセンによる3類型(自由主義、保守主義、社会民主主義) ・福祉国家レジーム論からみた日本の社会福祉制度 【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
授業の振り返りとまとめ これまで学んできた内容について、社会福祉士の国家試験を念頭にポイントとなるところを再度解説しながら確認する。 【事前学習】これまでのレジュメを参考にしながら、この授業で学んだ内容によって社会福祉の理解が深まった点をノートに整理する。 (2時間) 【事後学習】第14回のレジュメを参考に授業を振り返り、今後の学びにどのように生かしていくかをノートに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
試験と解説
【事前学習】これまでの復習問題を再度解き直し、確認しておく。 (4時間) 【事後学習】解説やレジュメを参照しながら試験問題を復習する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | 日本ソーシャルワーク教育学校連盟 『社会福祉の原理と政策 (最新社会福祉士養成講座)』 中央法規出版 2021年 第1版 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:第15回目の試験の結果で評価します。(80%)、授業参画度:リアクションペーパー等で評価します。(20%) 第15回目の授業を対面で受験できない学生(インフルエンザ、COVID19への感染による出席停止及びこれに準ずる出席困難な事情)については、レポート課題の提出によって評価する。 |
オフィスアワー | ・事前にメールなどでアポイントを取ること。 月曜 12:10~12:50 火曜 12:10~12:50 ・上記のほか、メールでも受け付ける。 |