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令和2年度以降入学者 | 社会保障論2 | ||||
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教員名 | 白川泰之 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 社会福祉学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 対面授業が困難な学生(インフルエンザ、COVID19への感染による出席停止及びこれに準ずる出席困難な事情)については、教員の事前の許可を受けてZoomによる同時双方向型の授業を受講できる。 |
Canvas LMSコースID・コース名称 | H010111726 2024社会保障論2(白川泰之・後・火3) |
授業概要 | 前期の「社会保障論1」に続き、社会保障の各制度についての学習を行う。具体的には、介護保険制度、労働保険制度、社会福祉制度の概要とその課題・制度の動向を学ぶ。 また、公的制度のほかに社会保障と民間保険の関係について学修するとともに、諸外国の社会保障制度の概要について学ぶ。 |
授業のねらい・到達目標 | <授業のねらい> ・介護保険制度、労働保険制度、社会福祉制度の概要とその課題・制度の動向に関する知識を身に付ける。 ・社会保障と民間保険(生命保険業、損害保険業、私的年金制度)の関係に関する知識を身に付ける。 ・諸外国(欧米主要国)の社会保障制度の概要(公的年金、医療、介護)に関する知識を身に付ける。 <到達目標> 以下について学修し、それぞれの内容について説明することができる。 ①介護保険制度(内容及び制度の動向) ②労働保険制度(労働者災害補償保険、雇用保険の内容及び制度の動向) ③社会福祉制度(生活保護、児童福祉、障害者福祉、ひとり親家庭の支援、高齢者福祉(介護保険を除く)、社会手当の内容と制度の動向) ④社会保障と民間保険の関係や異同 ⑤諸外国の社会保障制度の概要 <ディプロマポリシーとの関係> この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のDP及びCP1、2、3、4に対応しています。 <日本大学教育憲章との関係> ① 介護保険、労働保険、社会福祉、高齢者福祉の各制度の概要を理解し、その役割を説明できる(A-1-2) ② 社会保障と民間保険の関係や異動を理解し、それぞれの役割分担について説明できる(A-1-2) ③ 諸外国の社会保障制度の概要を理解し、その特徴を説明することができる(A-2-2) ④ ①の各制度の現状について、理論的・批判的に思考し、説明できる(A-3-2) ⑤ ①の各制度が抱える具体的な課題を説明できる(A-4-2) |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | ・各回について配布するレジュメに基づいて講義を行う(教科書は指定しない)。 ・各回について、リアクションペーパーの提出を求める。リアクションペーパーに記載の質問等については、次回の授業の冒頭にフィードバックする。 ・各回について、復習問題を出題する。 ・提出物の提出方法等については、授業開始時に提示する。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンスとイントロダクション ガイダンス(授業のテーマ、到達目標、授業方法の説明) 本授業で学ぶ社会保障制度の類型 【事前学習】シラバスによって、授業のねらいや到達目標、各回の構成を確認する。また、この授業で学ぶことの目的意識について、自分の考えを整理してノートにまとめておく (1時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業を振り返り、事前学習でノートにまとめた履修の目的意識を再度整理する。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
介護保険制度(1) 制度創設に至った制度上の課題、社会的な課題 介護保険制度の全体像、被保険者、認定手続について 介護給付費、保険料、認定者の推移について 【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
介護保険制度(2) 保険給付の概要と財源構成、地域支援事業の概要について 地域包括ケアシステムの背景と概要、自立支援・重度化予防のための取組について 介護現場の生産性向上のための取組について 【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
労働保険制度(1)労働者災害補償保険制度 労働者災害補償保険制度の沿革と目的、全体像、保険料、給付の概要について 労働者災害補償保険制度と健康保険法との給付調整について 【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
労働保険制度(2)雇用保険制度 雇用保険制度の沿革と目的、全体像、保険料、給付の概要について 育児休業の取得に関する現状について 育児休業給付の引き上げと育児休業取得の促進について 【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
社会福祉制度(1)総論、社会福祉法 社会福祉制度の沿革と社会福祉事業の区分、サービス提供の理念、社会福祉法人制度の概要について 【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
社会福祉制度(2)生活保護制度 生活保護制度の目的、基本原理と基本原則、給付の概要、保護の実施機関 生活保護受給者の動向、保護の開始・廃止理由について 自立支援、給付費適正化、貧困ビジネス対策について 【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
社会福祉制度(3)第二のセーフティネット(生活困窮者自立支援制度の概要) 「第二のセーフティネット」が求められる社会保障制度の現状について 生活困窮者自立支援制度の目的、考え方、実施主体と事業概要について 生活困窮者自立支援制度及び関連する制度の動向について 【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
社会福祉制度(4)-子ども・子育て支援制度 児童福祉の基本理念、子ども・子育て支援制度の目的、認定の種別と給付、地域子ども・子育て支援事業の概要 待機児童問題について 幼児教育・保育の無償化について 【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
社会福祉制度(5)-障害者総合支援制度 障害者福祉の基本理念と基本原則について 障害者の定義-医学モデルから社会モデルへの転換 障害者総合支援法の目的、支給量の決定、給付の概要について 【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
社会福祉制度(6)-その他の社会福祉制度 ひとり親家庭への支援制度、高齢者福祉制度、社会手当制度の概要について 【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
社会保障と民間保険 保険の原理と3つの原則、民間保険の種別と概要について 社会保険制度における保険の原理の修正とその理由 私的年金制度の種別と概要について 【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
諸外国の社会保障制度-欧米を中心とした社会保障制度の概要 スウェーデン、ドイツ、フランス、アメリカ、イギリスの公的年金、医療、介護制度の概要について 【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
授業の振り返りとまとめ これまで対象者ごと又は保険事故ごとに学習してきた各制度について、世代や世帯構成といった違う視点から捉え直して、社会保障制度の役割を再考する 【事前学習】これまでのレジュメを参考にしながら、この授業で学んだ内容によって社会福祉の理解が深まった点をノートに整理する。 (2時間) 【事後学習】第14回のレジュメを参考に授業を振り返り、今後の学びにどのように生かしていくかをノートに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
試験と解説
【事前学習】これまでの復習問題を再度解き直し、確認しておく。 (4時間) 【事後学習】解説やレジュメを参照しながら試験問題を復習する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | 一般財団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟 『社会保障 (最新社会福祉士養成講座・精神保健福祉士養成講座)』 中央法規 2021年 第1版 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:第15回目の試験の結果で評価します。(80%)、授業参画度:リアクションペーパー等で評価します。(20%) 第15回目の授業を対面で受験できない学生(インフルエンザ、COVID19への感染による出席停止及びこれに準ずる出席困難な事情)については、レポート課題の提出によって評価する。 |
オフィスアワー | ・事前にメールなどでアポイントを取ること。 月曜 12:10~12:50 火曜 12:10~12:50 ・上記のほか、メールでも受け付ける。 |