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令和2年度以降入学者 | 公的扶助論 | ||||
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教員名 | 久保田純 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 社会福祉学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 感染症罹患等により対面授業に参加できない学生の代替方法、要件 ①対面授業終了後にCanvas LMSを通じて配信するオンデマンド動画を視聴し、リアクションシートを提出する。 ②許可を受けずにオンデマンド動画を視聴した場合は【欠席】とみなす |
Canvas LMSコースID・コース名称 | H014111714 2024公的扶助論(久保田純・前・水3) |
授業概要 | この講義では、社会福祉において中心的役割をもつ公的扶助について講義する。公的扶助がターゲットとする貧困問題の背景や現代的課題について講義するとともに、日本における公的扶助の中核となる生活保護制度や生活困窮者自立支援法の理念や具体的な内容に関しての授業を行う。また生活保護ケースワーカーの経験をもとに、公的扶助におけるソーシャルワークの実際や方法について講義する。 |
授業のねらい・到達目標 | <授業のねらい・到達目標> ・貧困・低所得者の社会的な背景を理解し、それを踏まえて代表的な制度である生活保護制度と生活困窮者自立支援法の役割を説明することができる。 ・貧困・低所得の状況にある人々の現状や社会的課題を論理的・批判的に説明することができる。 ・貧困・低所得の状況にある人々に対する社会的課題の理解を基軸として、ソーシャルワーク理論に基づいた課題解決の方法を説明することができる。 <ディプロマポリシーとの関係> この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP2、3、4及びカリキュラムポリシーCP2、3、4に対応しています。 <日本大学教育憲章との関係> ・日本及び国際社会が直面している社会福祉の問題を説明することができる。(A-2-1) ・物事を論理的に説明することができる。(A-3-1) ・社会や身近な環境に存在する福祉課題を発見することができる。(A-4-1) |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | ①毎週月曜日までに授業のレジメをCanvas LMSにアップする。 ②対面授業にて、教科書とレジメの基本事項を説明し、関連するアクティブ・ラーニングを取り入れたグループワーク及びリアクションシートの作成、期末テスト等を実施する。 ③リアクションシートについてはCanvas LMS上でフィードバックを行う。 ④到達度を確認するために、対面での試験を行う。試験の解説は試験後に実施する。 ⑤授業終了時並びに、Canvas LMSでのリアクションシートを通して、質問の機会を設ける。質問への回答は翌週の講義内で解説する。 |
授業計画 | |
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1 |
オリエンテーション:本講義の概要とそのねらいについて説明する
【事前学習】シラバスを読み、授業の流れを確認する (2時間) 【事後学習】身の回りにある公的扶助に関する新聞報道やテキストに目を通す (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
公的扶助とは何かー範囲と役割ー(A-2-1)
【事前学習】「公的扶助」とは何かを調べた上で、概要を理解する (2時間) 【事後学習】現代日本における「セーフティネット」を振り返り、自らの生活の中での関わりを調べる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
貧困の実態と取り巻く社会環境(A-3-1)
【事前学習】「貧困」「低所得」に対して自分が持っているイメージを確認しておく (2時間) 【事後学習】自分の身の回りにある「社会的排除」について理解する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
公的扶助の歴史(A-2-1)
【事前学習】18世紀末ごろからの世界史・日本史の概観を確認しておく (2時間) 【事後学習】現代日本における公的扶助に関する方向性を整理する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
生活保護制度の仕組み1(目的・原理・原則・種類)(A-2-1)
【事前学習】日本国憲法第25条に定める「生存権」を確認しておく (2時間) 【事後学習】授業で学習した生活保護の原理と原則について整理をする (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
生活保護制度の仕組み2(最低生活保障水準と生活保護基準)(A-2-1)
【事前学習】自分の1ヶ月の生活費の内訳について確認しておく (2時間) 【事後学習】授業で学習した生活保護基準をもとに、様々な世帯の最低生活費について計算する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
生活保護の動向(A-3-1)
【事前学習】身の回りにある生活保護に関する新聞報道を調べてみる (2時間) 【事後学習】授業で学習した今後の生活保護の動向について整理する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
生活保護の実施体制(A-2-1)
【事前学習】自分の住む地域の福祉事務所について調べてみる (2時間) 【事後学習】課題を読み、生活保護ケースワーカーの実践をレポートにまとめる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
生活保護におけるソーシャルワーク(A-4-1)
【事前学習】「自立」に対する自分のイメージを整理しておく (2時間) 【事後学習】授業で学習した多様な「自立支援プログラム」を整理する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
低所得者対策の概要1(生活困窮者自立支援法)(A-2-1)
【事前学習】生活保護の対象になる人々の対象像を復習しておく (2時間) 【事後学習】授業で学んだ生活支援困窮者自立支援法について、自分の住む地域の各事業を調べてみる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
低所得者対策の概要2(ホームレス対策・その他の低所得者対策)(A-2-1)
【事前学習】「ホームレス」に対する自分のイメージを整理しておく (2時間) 【事後学習】授業で学んだ低所得者対策について、自分の住む地域での実情を調べてみる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
(ゲストスピーカー)低所得者へのソーシャルワーク実践(A-2-1)
【事前学習】ホームレス、低所得者への支援を復習する (2時間) 【事後学習】ゲストスピーカーの講義に対するレポートをまとめる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
貧困に対する専門職と支援における視点(A-4-1)
【事前学習】生活保護制度と生活困窮者自立支援法を復習しておく (2時間) 【事後学習】貧困に対する支援に求められる視点を整理する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
期末試験とその解説(A-2-1)(A-3-1)(A-4-1)
【事前学習】これまでの講義を復習しておく (2時間) 【事後学習】試験内容を振り返り、自己採点をする (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
まとめ(これまでの学習全体の振り返り)(A-2-1)(A-3-1)(A-4-1)
【事前学習】これまでの授業を振り返り質問事項を検討する (2時間) 【事後学習】講義全体の振り返りを行う (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 日本ソーシャルワーク教育学校連盟編著 『貧困に対する支援(最新社会福祉士養成講座〔4〕)』 中央法規出版 2021年 第1版 |
参考書 | 岡部卓・長友祐三・池谷秀登編 『生活保護ソーシャルワークはいま:より良い実践を目指して』 ミネルヴァ書房 2017年 埋橋孝文編 『貧困と生活困窮者支援:ソーシャルワークの新展開』 法律文化社 2018年 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(50%)、レポート(25%)、授業参画度(25%) 授業内期末試験の結果により、(A-2-1)(A-3-1)の到達度を評価する。 レポートについては第12回のゲストスピーカーの講義に対するレポートの内容を評価する。またその内容により(A-2-1)(A-3-1)の到達度を評価する。 授業参画度については授業のリアクションペーパーの内容を評価する。またその内容により(A-4-1)の到達度を評価する。5回以上欠席がある場合は成績の対象としない。 なお対面授業に参加できない要件を満たし、オンライン上で受講した場合もレポートと授業参画度は同様の方法で評価を行う。また同様に要件を満たし期末試験を受けられない場合は、公的扶助に関するレポートの提出によって評価する。 |
オフィスアワー | ・火曜12:10〜13:00 ・リアクションペーパー内の質問に関しては翌週の講義で回答する。 |