検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和2年度以降入学者 | 地域福祉の理論と方法2 | ||||
---|---|---|---|---|---|
教員名 | 諏訪徹 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 社会福祉学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
---|---|
Canvas LMSコースID・コース名称 | H016111724 2024地域福祉の理論と方法2(諏訪徹・後・水3) |
授業概要 | 今日、高齢、障害、児童、低所得という分野別の福祉政策・制度のすべてが、地域福祉を志向している。地域福祉は分野別の福祉政策・制度を地域において横断的に統合し、また、福祉政策・制度とまちづくりをつなぐ位置にある。本科目は、このような地域における福祉政策の展開(関連領域との連携を含む)や包括的な支援体制構築など主として政策面に焦点をあてる。 まず、福祉行財政システムの全体像、地域における福祉政策展開の動向を概観し、自治体が地域における福祉政策を展開する基本的なツールである福祉計画について学習する。そして、今日の福祉政策の重要な課題である包括的な支援体制構築の意義と方法、個別支援と地域支援を循環する地域を基盤としたソーシャルワーク展開の視点と方法について、事例を用いた演習なども踏まえ習得する。最後に他の政策領域とも関連する、災害支援、まちづくりについて、地域福祉領域からのアプローチについて学ぶ。 担当教員は全国社会福祉協議会、厚生労働省における実務経験を有し、また現在も各種団体の委員会・審議会等での職務、実務者向けの研修講師等を行っている。この経験を踏まえ、現実の政策・実践と結びつけた講義や演習等を行う。 |
授業のねらい・到達目標 | ★授業のねらい 福祉行財政システム、福祉計画、包括的な支援体制構築に関連する政策動向、地域を基盤としたソーシャルワーク展開の視点と方法、災害支援・まちづくりと地域福祉について学ぶ。 ★到達⽬標 ・福祉行財政システムにおける国、都道府県、市町村の役割分担(地方分権等による変化の経過を含む)について説明できる。 ・福祉計画、事業者指定、制度の実施、相談体制整備等における地方自治体の役割について説明できる。 ・福祉行政の運営における福祉計画の機能、各分野の福祉計画の主要な内容について説明できる。 ・今日の福祉政策における地域福祉重視の背景、具体的な施策の内容について、説明できる。 ・制度の狭間の問題に対処するための、地域づくりの重要性や包括的な相談支援体制構築の支援について、説明できる。 ・地域を基盤としたソーシャルワーク展開の視点と方法について、事例に基づきポイントを指摘できる。 ・地域づくりや包括的な相談支援体制構築するうえでの、地域福祉計画の機能、策定方法等について、説明できる。 ・今日の社会課題における地域福祉の重要性について、具体的な取組や今後の展望を概説できる。 ★ディプロマポリシーとの関係 この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のDP5,CP5,DP6,CP6,DP7,CP7,に対応しています。 ★日本大学教育憲章との関係 ・福祉行財政システムにおける国、都道府県、市町村の役割分担(地方分権等による変化の経過を含む)について説明できる(A-5-3)。 ・福祉計画、事業者指定、制度の実施、相談体制整備等における地方自治体の役割について説明できる(A-5-3)。 ・福祉行政の運営における福祉計画の機能、各分野の福祉計画の主要な内容について説明できる(A-5-3)。 ・今日の福祉政策における地域福祉重視の背景、具体的な施策の内容について、説明できる(A-5-3)。 ・制度の狭間の問題に対処するための、地域づくりの重要性や包括的な相談支援体制構築の支援について、説明できる(A-5-3)。 ・地域を基盤としたソーシャルワーク展開の視点と方法について、事例に基づきポイントを指摘できる(A-6-3)。 ・地域づくりや包括的な相談支援体制構築するうえでの、地域福祉計画の機能、策定方法等について、説明できる。(A-7-3) ・今日の社会課題における地域福祉の重要性について、具体的な取組や今後の展望を概説できる。(A-7-3) |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | ・資料は印刷し冊子で配布する。冊子を準備し授業に臨むこと。Canvas LMSにもデータを掲載しておく。 ・リアクションペーパーにコメント等を記入し、毎回の授業終了後2日以内に、Canvas LMSで提出すること。 ・事前・事後学修課題として確認テストを行う。毎回の授業終了後2週間以内にCanvas LMSで提出すること ・リアクションペーパーに対するフィードバックは授業開始時に行うとともにCanvas LMSに掲載する。 ・確認テストの解答はCanvas LMSに掲載するとともに質問に応じる。 ・授業中提示した参考文献等の学習を奨励する。 ・対面参加が困難である旨の配慮申請を学生支援室に行い、認められた学生については、教員の許可を受けてZOOMにてオンライン参加することができる。 |
履修条件 | ・社会福祉協議会への実習を検討している学生は、2年生の時に履修をしておくことが望ましい ・社会福祉士の受験の有無にかかわらず、ボランティア・NPO・CSRや社会的企業に興味のある者、地方公務員をめざす者には受講を勧める。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
福祉行財政システムの全体像、国と地方の役割分担、社会福祉法制の変遷
【事前学習】シラバスを確認すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) 【担当教員】諏訪 【授業形態】対面授業 |
2 |
地方分権と福祉行財政の変遷、地方自治制度、国と地方の財政分担
【事前学習】配布資料を読み、福祉分野の地方分権改革の流れについて予習すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) 【担当教員】諏訪 【授業形態】対面授業 |
3 |
福祉計画①~サービスの整備と国の基本指針との連動
【事前学習】配布資料を読み、国の策定する基本指針をみておくこと (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) 【担当教員】諏訪 【授業形態】対面授業 |
4 |
福祉計画②~市町村における政策マネジメントの実際
【事前学習】配布資料を読み、政策マネジメントのサイクルについて予習すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) 【担当教員】諏訪 【授業形態】対面授業 |
5 |
今日の福祉政策と地域福祉①~地域包括ケア、障害者の地域生活支援
【事前学習】配布資料の該当部分を読み、施策の類似点をまとめること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) 【担当教員】諏訪 【授業形態】対面授業 |
6 |
今日の福祉政策と地域福祉②~児童福祉制度の改革、困窮者支援体制の整備
【事前学習】配布資料の該当部分を読み、施策の類似点をまとめること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) 【担当教員】諏訪 【授業形態】対面授業 |
7 |
包括的な支援体制と相談~相談体制と専門職の現状
【事前学習】配布資料を読み、相談機関の種類について予習すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) 【担当教員】諏訪 【授業形態】対面授業 |
8 |
包括的な支援体制の背景~社会的孤立・生活困窮・社会的排除・制度の狭間
【事前学習】配布資料の該当部分を読み、社会的孤立の要因をまとめること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) 【担当教員】諏訪 【授業形態】対面授業 |
9 |
包括的な支援体制の実践~地域を基盤としたソーシャルワーク①
【事前学習】配布資料の該当部分を読み、個別支援の着眼点をまとめること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) 【担当教員】諏訪 【授業形態】対面授業 |
10 |
包括的な支援体制の実践~地域を基盤としたソーシャルワーク②
【事前学習】配布資料の該当部分を読み、地域支援の着眼点をまとめること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) 【担当教員】諏訪 【授業形態】対面授業 |
11 |
包括的な支援体制の整備~地域福祉計画
【事前学習】配布資料の該当部分を読み、自分の市町村の地域福祉計画を調べること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) 【担当教員】諏訪 【授業形態】対面授業 |
12 |
災害と地域福祉
【事前学習】配布資料の該当部分を読み、近年の災害支援活動の実例を調べること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) 【担当教員】諏訪 【授業形態】対面授業 |
13 |
まちづくりと地域福祉
【事前学習】配布資料の該当部分を読み、興味のあるまちづくり活動の実例を調べること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) 【担当教員】諏訪 【授業形態】対面授業 |
14 |
まとめ(これまでの復習・解説を行い、授業の理解を深める)
【事前学習】これまでの学習内容で疑問に思ったことをノートにまとめること (1時間) 【事後学習】これまでの学習内容で疑問に思ったことをノートにまとめること (3時間) 【担当教員】諏訪 【授業形態】対面授業 |
15 |
授業内試験とその解説
【事前学習】これまでの学習内容で疑問に思ったことをノートにまとめること (3時間) 【事後学習】本科目の学習内容で不明確であった点を復習・整理すること (1時間) 【担当教員】諏訪 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
---|---|
教科書 | なし |
参考書 | 社会福祉学習双書編集委員会 『地域福祉論 地域福祉の理論と方法 (社会福祉学習双書2024)』 全国社会福祉協議会 2024年 牧里毎治・杉岡直人・森本佳樹 『ビギナーズ 地域福祉』 有斐閣 2013年 岩間伸之、原田正樹 『地域福祉援助をつかむ』 有斐閣 2012年 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(30%)、レポート(20%)、授業内テスト(30%)、授業参画度(20%) ・授業参画度は授業への参加、リアクションペーパーの提出で評価する。授業に出席・参加したのち、リアクションペーパーにコメント等を記入し、毎回の授業終了後2日以内にCanvas LMSで提出すること。出席・提出が無かった場合は減点する。 ・授業内テストの評価は、確認テストの提出をもって行う。毎回の授業終了後2週間以内にCanvas LMSで提出すること。提出が無かった場合は減点する。 ・対面授業に参加できない場合の要件を満たし,Zoom で参加した場合も,上記課題の提出によって評価する。 ・一定の要件を満たす者について、追試、再試験を行う(詳細は授業で説明) |
オフィスアワー | 月曜日・水曜日の昼休み。その他メールを用いて質疑応答を行う。 |