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令和2年度以降入学者 | 社会理論と社会システム | ||||
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教員名 | 高木俊之 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 社会福祉学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 授業はすべての回を対面授業で行い、毎回出席を取ります。 木曜・3限 |
Canvas LMSコースID・コース名称 | H017111708 2024社会理論と社会システム(高木俊之・後・木3) |
授業概要 | 「社会理論と社会システム」とは、一言で「社会学」のことです。社会福祉学科で社会福祉を学ぶにあたり、なぜ経済学ではなく社会学が基礎理論として必要なのでしょうか。ここで指し示される「社会」とはどのようなもので、私たちはどうやって触れることがあるのでしょうか。その意味を社会学という観点から考えていきます。総合教育科目の「社会学」とは異なり、社会福祉士国家試験を意識した内容を講義します。 アメリカの社会学者ロバート・C・バニスターは、社会学は、アメリカ独立戦争とフランス革命、そして産業社会の論理(インダストリアリズム)と市場資本主義の台頭を契機として、近代社会における社会秩序の問題に対応して登場したと述べました。社会学では、社会は自然や神の秩序の反映ではなく、合理的な分析の対象であると考えます。社会学は「社会」を可能にする形態と構造を探求する学問です(Bannister,2003:329)。したがって、高校までの社会科(地理・歴史・公民)とは別個の学問だと思ってください。 |
授業のねらい・到達目標 | 〈ディプロマポリシーとの関係〉 この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のDP2,3及びCP2,3に対応しています。 〈日本大学教育憲章との関連〉 ・日本及び国際社会が直面している社会福祉の問題を説明することができる(A-2-1)。 ・物事を論理的に説明することができる(A-3-1)。 ・日本及び国際社会が直面している社会福祉の問題を理解し、それを踏まえて社会福祉学の役割を説明することができる(A-2-2)。 ・既存の知識にとらわれることなく、物事を論理的・批判的に説明することができる(A-3-2)。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | ・対面型の講義形式で行います。教科書の基本事項を説明し、授業内レポート、中間テスト、期末テストを適宜実施する。 ・対面授業に参加できない場合は、以下の要件を満たす学生はZoomでの参加を認める。 (1)Zoomでの参加を認める要件:日本に入国できない留学生、遠方に居住している学生 (2)対面授業に参加できない場合:対面授業終了後、Canvas LMSに記載している期日までに動画を視聴し、課題を提出する。 |
授業計画 | |
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1 |
イントロダクション:授業の概要と目標の説明、社会福祉士国家試験の過去問を解いてみよう、社会学とは【対面授業】(A-2-2)
【事前学習】シラバスを熟読し、授業内での自分の課題を考える。 (2時間) 【事後学習】スケジュールとオフィスアワー、授業のすすめ方について確認し、授業の目標を設定する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
社会学の歴史と対象【対面授業】(A-3-2)
【事前学習】テキスト第1章を読み社会学の考え方を理解する (2時間) 【事後学習】学習した内容を整理し、ノート等にまとめてください。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
フランスの社会学者デュルケームの社会的事実について【対面授業】 (A-3-2)
【事前学習】テキスト第1章を読み社会学の考え方を理解する (2時間) 【事後学習】配布プリントを読み、ノート等にまとめてください。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
デュルケームの社会変動論【対面授業】 (A-3-2)
【事前学習】テキスト第1章と4章を読み社会変動の概念を理解する (2時間) 【事後学習】学習した内容を整理し、ノート等にまとめてください。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
テンニースの社会変動論【対面授業】(A-3-2)
【事前学習】テキスト第3章を読みテンニースの社会学を理解する (2時間) 【事後学習】学習した内容を整理し、ノート等にまとめてください。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
マルクスの社会変動論【対面授業】(A-3-2)
【事前学習】テキスト第4章を読みマルクスの社会変動の概念を理解する (2時間) 【事後学習】学習した内容を整理し、ノート等にまとめてください。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
マッキーヴァーの社会変動論【対面授業】(A-3-2)
【事前学習】テキスト第3章を読み社会集団の概念を理解する。 (2時間) 【事後学習】学習した内容を整理し、ノート等にまとめてください。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
パーソンズの社会システム論【対面授業】(A-3-2)
【事前学習】テキスト第1章を読み社会システムの概念を理解する (2時間) 【事後学習】学習した内容を整理し、ノート等にまとめてください。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
中間テスト(持ち込み不可)とその解説【対面授業】(A-3-2)
【事前学習】第1回~第8回までの講義内容の復習をしておく。 (3時間) 【事後学習】これまで学習した内容を整理し、ノート等にまとめてください。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
労働市場と労働者派遣法の改正【対面授業】(A-2-2)
【事前学習】テキスト第11章を読み日本人の働き方の変化を理解する (2時間) 【事後学習】学習した内容を整理し、ノート等にまとめてください。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
家族と世帯【対面授業】(A-2-2)
【事前学習】テキスト第5章を読み家族の概念を理解する (2時間) 【事後学習】学習した内容を整理し、ノート等にまとめてください。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
人口の高齢化と出生率【対面授業】(A-2-2)
【事前学習】テキスト第12章を読みコーホート(同時出生集団)の意味を理解する (2時間) 【事後学習】学習した内容を整理し、ノート等にまとめてください。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
社会学と社会福祉【対面授業】(A-2-2)
【事前学習】テキスト第9章などを読み社会福祉と地域福祉を理解する (2時間) 【事後学習】学習した内容を整理し、ノート等にまとめてください。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
地域集団とNPO【対面授業】 (A-2-2)
【事前学習】テキスト第6章を読み町内会・自治会・NPOを理解する (2時間) 【事後学習】学習した内容を整理し、ノート等にまとめてください。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
期末テスト(持ち込み可)とその解説【対面授業】(A-2-2)
【事前学習】第10回~第14回までの講義内容の復習をしておく。 (3時間) 【事後学習】これまで学習した内容を整理し、ノート等にまとめてください。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 杉座秀親・石川雅典・菊池真弓編 『社会学と社会システム (新・社会福祉士シリーズ第3巻)』 弘文堂 2021年 第1版 |
参考書 | さらに社会学を学びたい人には、授業で関連文献を適宜紹介します。 興味をもった社会学者の文献を読むことと、授業で学んだ理論や考え方を通して現象を分析することにトライしてください。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:中間テスト、期末テスト(100%) (1)対面授業に参加できない場合の要件を満たし、Zoomで参加した場合、課題の提出によって評価する。 (2)授業内試験を行う。中間テストはノート、プリント、教科書持ち込み不可。期末テストはノート、プリント、教科書持ち込み可。必ず中間・期末の両方の試験を受けること。最終評価には両者を総合評価する。 (3)授業内試験を受けられない場合、授業に関するレポートの提出によって評価する。 (4)出席もチェックしています。高い評価を得る人は、ほぼ欠席していません。 |
オフィスアワー | Canvas LMSのメール機能(ツール→Eメール送信)機能を使って連絡を取ってください。 |
備考 | ・履修を考えている方は、初回の授業に参加してください。授業の構成や試験で求めることをお伝えします。 ・みなさんの関心や授業の進展を考慮して、適宜、順番と内容を変更することがあります。 ・レポートにおいて、授業と関係ない内容や無意味と思える記述、代筆があった場合は厳しく対応します。 |