検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和2年度以降入学者 | 福祉政策論 | ||||
---|---|---|---|---|---|
教員名 | 諏訪徹 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3・4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 社会福祉学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
---|---|
Canvas LMSコースID・コース名称 | H028111731 2024福祉政策論(諏訪徹・後・水5) |
授業概要 | 本科目では、社会政策・福祉政策の基本的な概念や日本型の福祉レジーム(社会保障政策の姿やそれを支える政治・経済・社会体制)の成り立ちと背景を解説したうえで、社会政策としての雇用政策、教育政策、住宅政策の論点やありようについて、政策領域を横断して幅広く論じ、考える。これにより、学生が、社会政策的な視点をもって、社会のなかでの福祉の意義を幅広く、俯瞰的にとらえ、そのありようを考えることができるようになることを目指す。 担当教員は全国社会福祉協議会、厚生労働省における実務経験を有し、また現在も各種団体の委員会・審議会等での職務を行っている。この経験を踏まえ、現実の政策や実務と結びつけた講義を行う。 |
授業のねらい・到達目標 | ★授業のねらい 社会政策・福祉政策の基本概念、日本型福祉レジームの生成過程、福祉政策と他領域(雇用、教育、住宅)との関連について学び、社会のなかの福祉政策のありようを考えられるようになる。 ★到達⽬標 ・社会政策の基本的な概念について説明できる。 ・日本型福祉レジームの特質、形成過程について説明できる。 ・日本型福祉レジームが直面する課題とその社会的背景について説明できる。 ・各分野の社会政策・福祉政策の論点について説明できる。 ・自身の興味のある社会政策の課題について文献・記事・政策動向等を調べ、今後のありようや課題を考察できる。 ★ディプロマポリシーとの関係 この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP1,2,3,4及びカリキュラムポリシーCP1,2,3,4に対応しています。 ★日本大学教育憲章との関係 ・社会政策の基本的な概念について説明できる(A-2-3,A-3-3)。 ・日本型福祉レジームの特質、形成過程について説明できる(A-2-3,A-3-3) ・日本型福祉レジームが直面する課題とその社会的背景について説明できる(A-2-3,A-3-3)。 ・各分野の社会政策・福祉政策の論点について説明できる(A-1-3,A-4-3) ・自身の興味のある社会政策の課題について文献・記事・政策動向等を調べ、今後のありようや課題を考察できる(A-1-3,A-4-3)。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | ・資料は印刷し冊子で配布する。冊子を準備し授業に臨むこと。Canvas LMSにもデータを掲載しておく。 ・リアクションペーパーにコメント等を記入し、毎回の授業終了後2日以内に、Canvas LMSで提出すること。 ・事前・事後学修課題として確認テストを行う。毎回の授業終了後2週間以内にCanvas LMSで提出すること ・リアクションペーパーに対するフィードバックは授業開始時に行うとともにCanvas LMSに掲載する。 ・確認テストの解答はCanvas LMSに掲載するとともに質問に応じる。 ・授業中提示した参考文献等の学習を奨励する。 ・対面参加が困難である旨の配慮申請を学生支援室に行い、認められた学生については、教員の許可を受けてZOOMにてオンライン参加することができる。 |
履修条件 | ・本科目は社会福祉士国家試験の「社会福祉の原理と政策」に対応しており、国家試験受験を考えている者は履修する必要がある。 ・社会福祉士取得希望の有無にかかわらず、将来公務員を志望し政策形成に携わる者、卒業論文等で社会政策や海外比較に関するテーマを検討している者、社会における福祉について幅広く考えたい者には受講を勧める。 ・社会保障制度、各分野の福祉制度について、一定の予備知識が必要。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
イントロダクション~社会支出からみる日本の社会保障の姿 他国と比べどのような特徴があるのか、なぜこのような姿なのか
【事前学習】シラバスを確認すること。社会保障論・各福祉論の概要を復習して臨むこと (3時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (1時間) 【担当教員】諏訪 【授業形態】対面授業 |
2 |
福祉国家と福祉レジーム論
【事前学習】配布資料を読み、福祉レジームの概念・タイプについて予習すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) 【担当教員】諏訪 【授業形態】対面授業 |
3 |
福祉政策をめぐる政治的イデオロギーと思想・哲学
【事前学習】配布資料を読み、福祉をめぐる政治的イデオロギーについて予習すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) 【担当教員】諏訪 【授業形態】対面授業 |
4 |
福祉の供給
【事前学習】配布資料を読み福祉の供給方法の違いを予習すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) 【担当教員】諏訪 【授業形態】対面授業 |
5 |
福祉政策の循環過程と利害関係
【事前学習】配布資料を読み福祉政策の利害関係者の種類を予習すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) 【担当教員】諏訪 【授業形態】対面授業 |
6 |
日本型福祉レジームの生成 ~戦前から戦後改革期への展開
【事前学習】配布資料を読み戦前から戦後の変化のポイントを予習すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) 【担当教員】諏訪 【授業形態】対面授業 |
7 |
日本型福祉レジームの生成 ~高度経済成長期から80年代の展開
【事前学習】配布資料読み、高度成長期から低成長期の変化の背景を予習すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) 【担当教員】諏訪 【授業形態】対面授業 |
8 |
日本型福祉レジーム・雇用レジームの生成 ~経済の停滞と構造改革の時代
【事前学習】配布資料を読み、2000年代前半の雇用政策によって生じた問題について予習すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) 【担当教員】諏訪 【授業形態】対面授業 |
9 |
日本型福祉レジーム・雇用レジームの生成 ~税と社会保障の一体改革
【事前学習】配布資料を読み、税と社会保障の一体改革の背景を予習すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) 【担当教員】諏訪 【授業形態】対面授業 |
10 |
社会政策・福祉政策の論点~雇用のあり方
【事前学習】配布資料を読み、雇用をめぐる問題点と福祉政策の関連について予習すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) 【担当教員】諏訪 【授業形態】対面授業 |
11 |
社会政策・福祉政策の論点~教育政策
【事前学習】配布資料を読み、教育をめぐる問題点と福祉政策の関連について予習すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) 【担当教員】諏訪 【授業形態】対面授業 |
12 |
社会政策・福祉政策の論点~住宅政策
【事前学習】配布資料を読み、住宅めぐる問題点と福祉政策の関連について予習すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) 【担当教員】諏訪 【授業形態】対面授業 |
13 |
ディスカッション~これからどうすべきか
【事前学習】12回までの授業を踏まえ自分の興味ある福祉政策についてのレポートを作成すること (4時間) 【事後学習】ディスカッションにより事後学習なし 【担当教員】諏訪 【授業形態】対面授業 |
14 |
まとめ~これまでの復習・解説を行い、授業の理解を深める
【事前学習】第1~13回までの内容を復習し、不明点を整理すること (1時間) 【事後学習】第1~14回までの内容を復習すること (3時間) 【担当教員】諏訪 【授業形態】対面授業 |
15 |
期末試験とその解説
【事前学習】第1~14回までの内容を復習すること (3時間) 【事後学習】本科目の学習内容で不明確であった点を復習・整理すること (1時間) 【担当教員】諏訪 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
---|---|
教科書 | なし |
参考書 | 坂田周一 『社会福祉政策 第4版』 有斐閣 2020年 第4版 ピート・アルコック ゲイリー・クレイグ 『社会政策の国際的展開』 晃洋書房 2003年 エスピン-アンデルセン 『福祉資本主義の三つの世界』 ミネルヴァ書房 2001年 『社会政策講義 (ポール・スピッカー)』 有斐閣 2001年 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(30%)、レポート(25%)、授業内テスト(30%)、授業参画度(15%) ・授業参画度は授業への参加、リアクションペーパーの提出で評価する。授業に出席・参加したのち、リアクションペーパーにコメント等を記入し、毎回の授業終了後2日以内にCanvas LMSで提出すること。出席・提出が無かった場合は減点する。 ・授業内テストの評価は、確認テストの提出をもって行う。毎回の授業終了後2週間以内にCanvas LMSで提出すること。提出が無かった場合は減点する。 ・対面授業に参加できない場合の要件を満たし,Zoom で参加した場合も,上記課題の提出によって評価する。 ・一定の要件を満たす者について、追試、再試験を行う(詳細は授業で説明) |
オフィスアワー | ⽉曜⽇・⽔曜⽇の昼休み。その他メールを⽤いて質疑応答を⾏う。 |