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高齢者ソーシャルワーク

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令和2年度以降入学者 高齢者ソーシャルワーク
教員名 山田祐子
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 社会福祉学科
学期 後期 履修区分 選択
授業形態 対面授業(一部遠隔授業)
授業の形態 対面授業10回、Canvas LMSを通したオンデマンド4回、課題研究1回の、対面授業(一部遠隔授業)方式で実施します。ICTを効果的に活用したマルチ・ラーニングシステムで実施します。
各回の授業形態は、授業計画に記してあります。同時双方向型オンライン授業(Zoom)は現在の時点で予定していませんが、新型コロナウイルスの感染拡大状況等によって対面授業から変更する場合があります。学生の状況、ネットワーク環境により、授業形態の変更もあり得ます。その際は、Canvas LMSで連絡するので、注意してください。
Canvas LMSコースID・コース名称 H076111758 2024高齢者ソーシャルワーク(山田祐子・後・水5)
授業概要 高齢者を取り巻く福祉課題とソーシャルワーク(社会福祉援助技術)を理解する科目です。
 高齢者福祉の社会的背景、理念、目的を理解した上で、高齢者福祉施策の体系とその具体的実践であるソーシャルワークをミクロ・メゾ・マクロの各レベルについて講義を行います。
 ケースワーク・グループワーク・コミュニティワークとプランニング、ケアマネジメント、レジデンシャルソーシャルワーク、ソーシャルアドミニストレーション等のソーシャルワーク・スキルを学びます。
 高齢者虐待防止と自身が研究開発を行った虐待対応ソーシャルワークモデルとプロフェッショナル・プログラムを学びます。
 高齢期になっても誰もが尊厳をもって幸せに生きていくことができる福祉社会・共生社会を目指し、高齢者に寄り添い支える科学的な支援理論と法制度の活用を、実践的に学修します。
授業のねらい・到達目標 高齢社会を迎え、高齢者福祉の重要性は増すばかりである。なかでも社会環境の変化伴って、家族機能や役割も変化し、要介護高齢者の介護および高齢者本人やその家族への支援が取り組むべき喫緊の課題となっている。
 本講義では、社会福祉士として、高齢者を取り巻く福祉課題を総合的、科学的に把握し、考察し、高齢者福祉の社会的背景、理念、目的を理解した上で、高齢者福祉施策の体系とその具体的実践であるソーシャルワークを学ぶ。
【到達目標】および〈日本大学教育憲章との関係〉
・高齢者福祉の社会的背景、理念、目的を理解した上で、高齢者福祉施策の体系とその具体的実践であるソーシャルワークを理解し、説明ができる(A-3-2)(A-4-2)。
・社会福祉士として、高齢者福祉のソーシャルワーク実践の方法論を理解し、実践できる(A-3-2)(A-4-2)。
・社会福祉士として、虐待対応ソーシャルワークモデルを理解し、実践できる(A-3-2)(A-4-2)。
 *カッコ内は日本大学教育憲章との関係性を示しています。
〈ディプロマポリシーとの関係〉
この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP3・4及びカリキュラムポリシーCP3・4に対応しています。
*令和元年度以前の入学者:この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP3、及びカリキュラムポリシーCP2に対応しています。
授業の形式 講義、演習
授業の方法 (1)授業は講義形式で進めるが、より実践的な理解を深めるため演習やソーシャルワーク・リサーチ等のアクティブラーニングを行いながら、ソーシャルワーク・スキルを学ぶ。
(2)授業は、板書、パワーポイント、配布資料、視聴覚メディア等を使用する。
(3)マルチ・ラーニングシステムで行います。
*本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とするが、到達目標に達するために必要十分な時間をかけ取り組んでください。
*学生の状況、ネットワーク環境により、授業形態の変更もあり得ますので、その際は、Canvas LMS等で連絡するので、注意してください。
*提出物の提出方法、フィードバックの方法等については、授業開始時に提示します。
*対面授業、同時双方向型授業にやむを得ない事情で出席できない学生には、Canvas LMSやメール等を活用し、課題を出す等で対応し配慮します。
履修条件 「高齢者福祉論」を前期に履修していることを推奨する。または同等の知識を有していることが望ましい。
授業計画
1 オリエンテーション(授業のテーマや到達目標及び授業の方法等について説明する)
【事前学習】シラバスを読み、質問や疑問点について考えておくこと。 (2時間)
【事後学習】注意点を整理し、学び方や問題意識について確認してください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 事例研究:高齢者虐待~高齢者と介護者の共生(A-3-2)(A-4-2)
【事前学習】出された課題に取り組んでください。 (2時間)
【事後学習】学修した内容をノートに整理してください。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
3 1 介護保険制度におけるケアマネジメントとケアプラン(A-3-2)(A-4-2)
2 ケアマネジメントと他職種の連携ーサービス担当者会議(A-3-2)(A-4-2)
【事前学習】指示した資料等を必ず読み課題に取り組んでください。 (2時間)
【事後学習】学修した内容をノートに整理してください。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
4 高齢者の権利擁護とケアマネジメント(A-3-2)(A-4-2)
【事前学習】授業内で指示した資料を必ず読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】学修した内容をノートに整理してください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 1 地域包括支援センターの役割とソーシャルワーク実践の実際(A-3-2)(A-4-2)
2 地域ケア会議(A-3-2)(A-4-2)
3 地域包括ケアシステムおよび地域支援事業等をめぐる最近の動向と課題(A-3-2)(A-4-2)
4 重層的支援事業(A-3-2)(A-4-2)
【事前学習】授業内で指示した資料を必ず読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】学修した内容をノートに整理してください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 高齢者の人権福祉と虐待(A-3-2)(A-4-2)
(1)高齢者虐待防止法の理解
(2)養護者による虐待
(3)養介護施設従事者等による虐待
【事前学習】関連法規を調べ、確認し、授業内で指示した資料を必ず読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】学修した内容をノートに整理してください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 地域包括支援センターにおける虐待対応ソーシャルワーク(A-3-2)(A-4-2)
(1)予防・未然防止、(2)早期発見、(3)初動期、(4)対応期、(5)終結と再発防止
2 高齢者虐待防止ネットワーク(A-3-2)(A-4-2)
【事前学習】関連法規を調べ、確認し、授業内で指示した資料を必ず読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】学修した内容をノートに整理してください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 虐待対応ソーシャルワークモデルとプロフェッショナル・プログラム(1)リスクアセスメント(A-3-2)(A-4-2)
【事前学習】授業内で指示した資料を必ず読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】課題を行い、学修した内容をノートに整理してください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 虐待対応ソーシャルワークモデルとプロフェッショナル・プログラム(2)事実確認と虐待の判断(評価)(A-3-2)(A-4-2)
【事前学習】授業内で指示した資料を必ず読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】課題を行い、学修した内容をノートに整理してください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 1 PDCAサイクルと高齢者虐待防止計画(A-3-2)(A-4-2)
2 地域の福祉資源の開発
【事前学習】授業内で指示した資料を必ず読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】学修した内容をノートに整理してください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 認知症高齢者の権利擁護(アドボカシー)(A-3-2)(A-4-2)
(1)認知症高齢者と家族への支援
(2)身体拘束
(3)権利擁護実践と成年後見制度
【事前学習】指示した資料を必ず読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】課題を行い、学修した内容をノートに整理してください。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
12 1 ソーシャルアドミニストレーションと福祉マネジメントー施設におけるリスクマネジメント(A-3-2)(A-4-2)
2 レジデンシャル・ソーシャルワークー高齢者福祉施設・機関におけるチームアプローチとソーシャルワーク実践(A-3-2)(A-4-2)
【事前学習】指示した資料を必ず読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】学修した内容をノートに整理してください。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
13 (課題研究)高齢者福祉におけるソーシャルプランニングと評価(A-3-2)(A-4-2)
【事前学習】授業内で指示した課題に取り組んでください。 (2時間)
【事後学習】学修した内容をノートに整理し、発表の準備をしてください。 (2時間)
【授業形態】課題研究
14 1 事例研究ー地域における高齢者福祉の計画と施策およびその評価(A-3-2)(A-4-2)
2 グループワーク「地域格差を考える」(A-3-2)(A-4-2)
【事前学習】授業内で指示した課題を行い、提出の準備をしてください。 (2時間)
【事後学習】学修した内容をまとめ、課題を修正したり、ノートに整理してください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 1 課題の提出(A-3-2)(A-4-2)
2 評価と総括(これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める)(A-3-2)(A-4-2)
【事前学習】これまでの学習内容を振り返り、疑問点や理解を確認してください。 (2時間)
【事後学習】これまでの学習を整理し、まとめてください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 メールやCanvas LMSを⽤いて指示します。開講時に指示します。
・『市町村・都道府県における高齢者虐待への対応と養護者支援について 2023年3月』(厚生労働省老健局)は厚生労働省HPにアップされているので、学生各自がダウンロードし、読んでおいてください。
参考書 ミネルヴァ書房編集部編 『社会福祉小六法2024』 ミネルヴァ書房 2024年
日本社会福祉士会 『市町村・地域包括支援センター・都道府県のための養護者による高齢者虐待対応の手引き』 中央法規出版 2011年 第2版
日本社会福祉士会 『市町村・都道府県のための養介護施設従事者等による高齢者虐待対応の手引き』 中央法規出版 2012年
日本社会福祉士会 『市町村・都道府県のための養介護施設従事者等による高齢者虐待対応の手引き 帳票・事例編』 中央法規出版 2013年
日本社会福祉士会 『高齢者虐待対応ソーシャルワークモデル実践ガイド』 中央法規出版 2010年
Canvas LMSを⽤いて指示します。授業中に適宜指示します。
社会福祉六法および関係法規集(例:ミネルヴァ書房編集部編『社会福祉小六法』ミネルヴァ書房の最新版等)、もしくは厚生労働省HP等で法規をチェックをしておいてください。

成績評価の方法及び基準 レポート:問題意識、理解力、分析力、情報収集力を総合的に評価します。(30%)、授業内テスト:学生の習熟度に応じ、実施する場合があります。(10%)、授業参画度:問題意識に基づいたディスカッション、演習課題の取り組み、小レポート等について主に評価します。(60%)
・授業における理解を重視する。授業中、記入したものは回収し、評価の対象とします。
・授業参画度については、真摯で誠実な学習姿勢に基づく授業内容の適切な理解も重視します。
・学生の習熟度に応じ、適宜、授業内レポート等を実施する場合があります。
・レポート、授業内テスト、問題意識に基づいたディスカッション等をとおして(A-3-2)の到達度を評価します。
・レポート、授業内テスト、問題意識に基づいたディスカッション、演習課題への取り組み等をとおして(A-4-2)の到達度を評価します。

オフィスアワー メールやCanvas LMSを⽤いて質疑応答を⾏います。
山田祐子研究室・時間帯は開講時に指示します。
備考 学生の要望を配慮し、ICTを効果的に活用した、マルチ・ラーニングシステムで授業を行います。コンテンツの視聴期間も余裕をもたせますので、就活や卒論で忙しい3年生や4年生も受講してもらえるよう配慮しています。
課題レポートは必ずコピーし、学生本人が責任をもって保管しておいてください。
意欲的な学生さんの参加を期待します。なので、社会福祉士、職業人としての資質の向上を図る目的も含め、私語、遅刻、著しく授業態度が悪い場合や教科書を忘れた場合等、授業を受ける姿勢と意欲に欠け、改善がみられない場合は厳重注意を行います。
受講学生は可能な限り第1回より出席してください。
【事前学習】 授業内で指示した資料を必ず読んでおくこと。
【事後学習】 ①授業内で指示した資料を必ず読んでおくこと。②授業内で指示した課題を必ず行うこと。授業計画欄の授業内容に記していない場合でも、出された課題は必ず行ってください。

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