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令和2年度以降入学者 | 高齢者福祉制度論 | ||||
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教員名 | 山田祐子 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 社会福祉学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業(一部遠隔授業) |
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授業の形態 | 対面授業10回、Canvas LMSを通したオンデマンド4回、課題研究1回の、対面授業(一部遠隔授業)方式で実施します。ICTを効果的に活用したマルチ・ラーニングシステムで実施します。 受講学生の意見を取り入れながら、法制度について講義だけでなく、事例や演習をとおして法制度の理解を促進します。授業開始時に、高齢者福祉に関する法制度の基本的理解を中心とするか、実際の法制度や福祉施策について調べ実践的に学ぶか、事例を通して法制度を学ぶかを、受講学生の意見を取り入れて検討する予定です。 各回の授業形態は、授業計画に記してあります。同時双方向型オンライン授業(Zoom)は現在の時点で予定していませんが、新型コロナウイルスの感染拡大状況等によって対面授業から変更する場合があります。学生の状況、ネットワーク環境により、授業形態の変更もあり得ます。その際は、Canvas LMSで連絡するので、注意してください。 |
Canvas LMSコースID・コース名称 | H077111759 2024高齢者福祉制度論(山田祐子・後・水3) |
授業概要 | 高齢者福祉の法制度について、講義、演習を通して基本的理解をしたうえで、ソーシャルワークの視点から今日的課題を分析し、学びます。学生一人ひとりの興味関心を重視して、実践的に学ぶ科目です。 高齢者福祉の基本的な法制度を調べ、その内容を理解したうえで、その社会的背景や成立過程、理念、目的、今日的課題について、事例や資料、文献等から検討していきます。学生の興味関心に応じて、法・省令・条例、国・都道府県、市区町村の制度政策、地域資源・福祉資源の開発、社会福祉およびソーシャルワークのミクロ・メゾ・マクロの各実践レベルについて扱います。 高齢期になっても誰もが尊厳をもって幸せに生きていくことができる福祉社会・共生社会を目指し、高齢者に寄り添い支える法制度の理解と活用を、実践的に学修します。 ちなみに昨年度は学生の希望で、高齢者虐待実践事例を通して、支援と法制度を学び、課題を検討しました。 |
授業のねらい・到達目標 | 高齢社会を迎え、高齢者福祉の重要性は増すばかりである。なかでも社会環境の変化伴って、家族機能や役割も変化し、要介護高齢者の介護および高齢者本人やその家族への支援が取り組むべき喫緊の課題となっている。 本講義では、高齢者を取り巻く福祉課題を総合的、科学的に把握し、考察し、高齢者福祉の社会的背景、理念、目的を理解した上で、高齢者福祉の法制度と施策について、ソーシャルワークの視点から実践的に学ぶ。具体的には、関連法規と制度についての基本的知識を学んだうえで、ケーススタディ等を通して成立過程を含めた分析や比較検討を行い、PDCAサイクルを意識しながら法制度、政策の立案能力も獲得したい。 【到達目標】および〈日本大学教育憲章との関係〉 ・社会的背景と成立過程、理念、目的を理解した上で、高齢者福祉の法制度を理解し、その内容を説明ができる(A-3-2)(A-4-2)。 ・社会福祉士として、高齢者福祉の法制度を理解したうえで、ソーシャルワーク実践ができる(A-3-2)(A-4-2)。 ・高齢者福祉の法制度について、今日的福祉課題を分析したうえで、新たな法制度の企画力の基礎的知識と基盤となる能力を獲得する(A-3-2)(A-4-2)。 *カッコ内は日本大学教育憲章との関係性を示しています。 〈ディプロマポリシーとの関係〉 この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP3・4及びカリキュラムポリシーCP3・4に対応しています。 *令和元年度以前の入学者:この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP3、及びカリキュラムポリシーCP2に対応しています。 |
授業の形式 | 講義、演習 |
授業の方法 | (1)授業は講義と演習形式で進める。特に、より実践的な理解を深めるため、ケースワーク、グループワーク、ソーシャルワークリサーチ等の演習等を通したアクティブラーニングを重視する。 (2)授業は、パワーポイント、板書、配布資料、視聴覚メディア等を使用する。 (3)マルチ・ラーニングシステムで行います。 *本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とするが、到達目標に達するために必要十分な時間をかけ取り組んでください。 *学生の状況、ネットワーク環境により、授業形態の変更もあり得ますので、その際は、Canvas LMS等で連絡するので、注意してください。 *提出物の提出方法、フィードバックの方法等については、授業開始時に提示します。 *対面授業、同時双方向型授業にやむを得ない事情で出席できない学生には、Canvas LMSやメール等を活用し、課題を出す等で対応し配慮します。 |
履修条件 | 「高齢者福祉論」を前期に履修していることを推奨する。または可能ならば同等の知識を有していることが望ましい。 |
授業計画 | |
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1 |
1 オリエンテーション(授業のテーマや到達目標及び授業の方法等について説明する)(A-3-2) 2 意見交換と研究テーマの設定(A-3-2) 【事前学習】シラバスを読み、質問や疑問点について考えておくこと。 (2時間) 【事後学習】注意点を整理し、学び方や問題意識について確認してください。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
高齢者虐待防止法の理解(A-3-2)(A-4-2)
【事前学習】授業内で指示した資料を必ず読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】学修した内容をノートに整理してください。指示された課題に取り組んでください。 (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
3 |
高齢者虐待防止法の運用と制度・政策(A-3-2)(A-4-2)
【事前学習】授業内で指示した資料を必ず読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】学修した内容をノートに整理してください。指示された課題に取り組んでください。 (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
4 |
1 介護保険法の理解と課題(概要)(A-3-2)(A-4-2) 2 介護保険法をめぐる福祉課題(各論)(A-3-2)(A-4-2) (1) 制度 (2) 地域支援事業と地域包括支援センター、地域包括ケアシステム (3) ケアマネジメント (4) その他 【事前学習】授業内で指示した資料を必ず読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】学修した内容をノートに整理してください。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
老人福祉法の理解と課題(A-3-2)(A-4-2)
【事前学習】授業内で指示した資料を必ず読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】学修した内容をノートに整理してください。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
1 高齢者虐待防止法の理解と法改正をめぐる議論(A-3-2)(A-4-2) 2 育児・介護休業法の理解と課題(A-3-2)(A-4-2) 【事前学習】関連法規を調べ、確認し、授業内で指示した資料を必ず読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】学修した内容をノートに整理してください。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
1 成年後見制度関連法規の理解と課題(A-3-2)(A-4-2) 2 認知症基本法の理解と課題(A-3-2)(A-4-2) 3 孤独・孤立対策推進法の理解と課題(A-3-2)(A-4-2) 【事前学習】関連法規を調べ、確認し、授業内で指示した資料を必ず読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】学修した内容をノートに整理してください。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
1 高齢者の医療の確保に関する法律の理解と課題(A-3-2)(A-4-2) 2 高齢者住まい法の理解と課題(A-3-2)(A-4-2) 【事前学習】授業内で指示した資料を必ず読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】課題を行い、学修した内容をノートに整理してください。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
1 高齢者、障害者等の移動の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー新法)の理解と課題(A-3-2)(A-4-2) 2 高年齢者等の雇用の安定等に関する法律(高齢者雇用安定法)の理解と課題(A-3-2)(A-4-2) 【事前学習】授業内で指示した資料を必ず読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】課題を行い、学修した内容をノートに整理してください。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
1 高齢者と生活保護法と生活困窮者自立支援法の理解と課題(A-3-2)(A-4-2) 2 社会福祉法と重層的支援事業の理解と課題(A-3-2)(A-4-2) 3 その他、関連法規の理解と課題(A-3-2)(A-4-2) 【事前学習】授業内で指示した資料を必ず読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】学修した内容をノートに整理してください。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
ケーススタディ:条例(A-3-2)(A-4-2)
【事前学習】指示した資料を必ず読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】課題を行い、学修した内容をノートに整理してください。 (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
12 |
ケーススタディ:諸外国の法制度(A-3-2)(A-4-2)
【事前学習】指示した資料を必ず読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】学修した内容をノートに整理してください。 (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
13 |
課題研究:高齢者福祉における法制度研究(A-3-2)(A-4-2)
【事前学習】授業内で指示した課題に取り組んでください。 (2時間) 【事後学習】学修した内容をノートに整理し、発表の準備をしてください。 (2時間) 【授業形態】課題研究 |
14 |
1 事例研究ー高齢者福祉の法制度(A-3-2)(A-4-2) 2 グループワーク「高齢者のめぐる法制度を考える」(A-3-2)(A-4-2) 【事前学習】授業内で指示した課題を行い、提出の準備をしてください。 (2時間) 【事後学習】学修した内容をまとめ、課題を修正したり、ノートに整理してください。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
1 課題の提出(A-3-2)(A-4-2) 2 評価と総括(これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める)(A-3-2)(A-4-2) 【事前学習】これまでの学習内容を振り返り、疑問点や理解を確認してください。 (2時間) 【事後学習】これまでの学習を整理し、まとめてください。課題を提出してください。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | メールやCanvasLMSを⽤いて指示します。開講時に指示します。 |
参考書 | ミネルヴァ書房編集部編 『社会福祉小六法2024』 ミネルヴァ書房 2024年 社会保障入門編集委員会 『社会保障入門2024』 中央法規 2024年 メールやCanvas LMS を⽤いて指示します。授業中に適宜指示します。 社会福祉六法および関係法規集(例:ミネルヴァ書房編集部編『社会福祉小六法』ミネルヴァ書房の最新版等)、もしくは厚生労働省HP等で法規をチェックをしておいてください。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:問題意識、理解力、分析力、情報収集力を総合的に評価します。(30%)、授業内テスト:学生の習熟度に応じ、実施する場合があります(LMS等)。(10%)、授業参画度:問題意識に基づいたディスカッション、演習課題の取り組み、リアクションペーパー(Bb)等について主に評価します。(60%) ・授業における理解を重視する。授業中、記入したものは回収し、評価の対象とします。 ・授業参画度については、真摯で誠実な学習姿勢に基づく授業内容の適切な理解も重視します。 ・学生の習熟度に応じ、適宜、授業内レポート(LMS)等を実施する場合があります。 ・レポート、授業内テスト(LMS)、問題意識に基づいたディスカッション等をとおして(A-3-2)の到達度を評価します。 ・レポート、授業内テスト(LMS)、問題意識に基づいたディスカッション、演習課題への取り組み等をとおして(A-4-2)の到達度を評価します。 |
オフィスアワー | メールやCanvas LMS を⽤いて質疑応答を⾏います。 山田祐子研究室・時間帯は開講時に指示します。 |
備考 | 学生の要望を配慮し、ICTを効果的に活用した、マルチ・ラーニングシステムで授業を行います。コンテンツの視聴期間も余裕をもたせますので、就活や卒論で忙しい3年生や4年生も受講してもらえるよう配慮しています。国家試験対策、公務員試験対策(主に市町村)、卒業論文の作成にも活用してください 課題レポートは必ずコピーし、学生本人が責任をもって保管しておいてください。 意欲的な学生さんの参加を期待します。なので、社会福祉士、職業人としての資質の向上を図る目的も含め、私語、遅刻、著しく授業態度が悪い場合等、授業を受ける姿勢と意欲に欠け、改善がみられない場合は厳重注意を行います。 受講学生は可能な限り第1回より出席してください。 【事前学習】 授業内で指示した資料を必ず読んでおくこと。 【事後学習】 ①授業内で指示した資料を必ず読んでおくこと。②授業内で指示した課題を必ず行うこと。授業計画欄の授業内容に記していない場合でも、出された課題は必ず行ってください。 |