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コミュニティワーク推進研究

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令和2年度以降入学者 コミュニティワーク推進研究
教員名 堀崇樹 諏訪徹
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 社会福祉学科
学期 後期 履修区分 選択
授業形態 対面授業(一部遠隔授業)
授業の形態 対⾯授業(⼀部Zoom による同時双方向型授業4回含む)
Canvas LMSコースID・コース名称 H083111768 2024コミュニティワーク推進研究(諏訪徹・後・金5)
授業概要 コミュニティワークは、地域住民やボランティア、各種の地域団体、企業等、地域のさまざまな主体が連携して地域課題を解決するプログラムを開発する手法である。海外ではコミュニティディベロプメント(地域開発)とも呼ばれ、福祉に限らず、まちづくり、社会教育、国際支援などで用いられる手法である。
この授業では、文理学部が立地する世田谷区松沢地区内の地域包括支援センター、社会福祉協議会等の諸団体と連携し、松沢地区をフィールドに、①プログラムの実例やプログラム開発の考え方の学習、②地域課題やニーズの調査方法の学習と調査実施、③プログラム企画とプレゼンテーションを順に行い、コミュニティワークの方法を実践的に修得する。地域を基盤としたソーシャルワークにおける開発手法の学習、卒業研究における調査手法の習得のみならず、就職後にさまざまな地域課題をステークホールダーとともに解決していく時の方法論としても役立つはずである。
担当教員の堀、諏訪の社会福祉協議会を始めとする実務経験をもとに、地域の人々との信頼関係の構築、課題分析、インタビュー方法、プログラム企画等の実際に言及し、現実をふまえた理論の応用について授業を行う。
授業のねらい・到達目標 ★授業のねらい
コミュニティワークの基本的な考え方・視点・技法を修得する。

★到達目標
・コミュニティワークの展開・着眼点等について概説できる。
・インタビュー調査を企画し、実施できる。
・調査結果をふまえて、地域課題解決に向けた取り組みの企画立案ができる。
・企画を効果的に伝えるため、受け取り手にあわせたプレゼンテーションを実施できる。

★ディプロマポリシーとの関係
この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP2及びカリキュラムポリシーCP3に対応している。
なお、新カリキュラム(令和3年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシー DP6,7 及びカリキュラムポリシー CP6,7に対応している。

★日本大学教育憲章との関係
・周りの人々とコミュニケーションを取り、専門的知識について正しく説明することができる(A-6-2)。
・学修活動において積極的にリーダーシップを発揮し、他者と協働して作業をすることができる(A-7-2)。
・さまざまな人々とコミュニケーションを取り、専門的知識について議論することができる(A-6-3)。
・学修活動において積極的にリーダーシップ及び指導力を発揮して、他者と協働して作業をすることができる(A-7-3)。
授業の形式 講義、演習、実習、オムニバス
授業の方法 ・CanvasLMSを通じで教材配信、課題提出等を行う。
・グループディスカッション、調査学習等を行う。
・プログラム案や調査計画等に対するフィードバックは授業内は行うとともに、必要な場合には個別指導を行う。
・対⾯参加が困難である旨の配慮申請を学生支援室に行い、認められた学生については、教員の許可を受けてZOOMにてオンライン参加することができる。
履修条件 特になし。地域での福祉活動・地域活動に興味があり、地域を元気にするプログラムの企画・開発の手法を学びたい学生は、地域福祉やコミュニティワークの予備知識がなくても歓迎します。
授業計画
1 この授業の目的と内容について説明する。ソーシャルワークにおけるコミュニティワークの概要と支援の基本を学ぶ。
【事前学習】身近な「地域活動」について、具体的な例を一つ取り上げ、簡単に説明できるようにしておくこと。 (2時間)
【事後学習】受講者各自の関心領域をまとめておくこと。 (2時間)
【担当教員】堀・諏訪
【授業形態】対面授業
2 コミュニティワークにおけるプログラム開発の考え方と、この授業が対象とするフィールドについて解説する。
【事前学習】配付資料を読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】受講者が関心のある地域課題のテーマを考えておくこと。 (2時間)
【担当教員】堀
【授業形態】対面授業
3 地域包括支援センター・社会福祉協議会職員等へのインタビュー① 地域課題について理解する
【事前学習】関心のある地域課題のテーマについて、グループ討議で説明できるようにしておくこと。 (2時間)
【事後学習】インタビューをふまえ、関心のあるテーマに関するプログラム案について考える。 (2時間)
【担当教員】堀
【授業形態】対面授業
4 インタビュー①を踏まえ、地域課題を解決するためのプログラムについて検討する①
【事前学習】プログラム案を作成しておくこと。 (2時間)
【事後学習】この授業で学んだことをふまえ、プログラム案を修正する。 (2時間)
【担当教員】堀
【授業形態】対面授業
5 地域包括支援センター・社会福祉協議会職員等へのインタビュー② 地域課題について理解する
【事前学習】プログラム案を指定様式で作成しておくこと。 (2時間)
【事後学習】インタビューをふまえ、関心のあるテーマに関するプログラム案について考える。 (2時間)
【担当教員】諏訪
【授業形態】対面授業
6 インタビュー②を踏まえ、地域課題を解決するためのプログラムについて検討する②
受講生の考えたプログラム案から2-3の案に絞り込み、グループを形成する。
【事前学習】プログラム案を作成しておくこと。 (1時間)
【事後学習】この授業で学んだことをふまえ、プログラム案を修正する。 (3時間)
【担当教員】諏訪
【授業形態】対面授業
7 グループ作業によるプログラム案のブラッシュアップと、インタビューガイドに基づくインタビューの質問事項の検討
【事前学習】プログラム案を踏まえインタビュー項目を考えておく (1時間)
【事後学習】グループ作業・討議、教員からのコメントの内容をまとめる (3時間)
【担当教員】諏訪
【授業形態】対面授業
8 各自が作成したインタビューガイドを共有し、相互評価する。ロールプレイ等により、インタビューの演習を行う。
【事前学習】具体的な質問を検討しておく。 (1時間)
【事後学習】授業を踏まえ、質問項目を修正し、まとめる (3時間)
【担当教員】諏訪
【授業形態】対面授業
9 実際に連携先団体を訪問し、インタビュー調査を行う。
【事前学習】依頼先に訪問等の最終確認を行い、必要な資料等を事前に送付しておくこと。 (1時間)
【事後学習】インタビュー結果を文章化・要約し、提出すること。 (3時間)
【担当教員】諏訪
【授業形態】対面授業
10 実際に連携先団体を訪問し、インタビュー調査を行う。
【事前学習】依頼先に訪問等の最終確認を行い、必要な資料等を事前に送付しておくこと。 (1時間)
【事後学習】インタビュー結果を文章化・要約し、提出すること。 (3時間)
【担当教員】諏訪
【授業形態】対面授業
11 調査結果をふまえて、受講者が取り組むプログラム開発の「課題・目的」を確認し、プログラム開発の手法について解説する。
【事前学習】プログラム開発の「課題・目的」を作成しておくこと。 (2時間)
【事後学習】受講者が取り組むプログラムの実施内容について検討する。 (2時間)
【担当教員】堀
【授業形態】対面授業
12 受講者が取り組むプログラム案を、「実施内容(手段)」の観点から検討する。
【事前学習】プログラム案の「実施内容」を作成しておくこと。 (2時間)
【事後学習】この授業で学んだことをふまえ、実施内容を再検討すること。 (2時間)
【担当教員】堀
【授業形態】同時双方向型授業
13 プログラム案の「実施内容(手段)」を「課題・目的」と突合し、「課題・目的」と「実施内容」の再設定を行う。
【事前学習】プログラム案を指定様式で作成しておくこと。 (2時間)
【事後学習】この授業で学んだことをふまえ、プログラム案を再検討すること。 (2時間)
【担当教員】堀
【授業形態】同時双方向型授業
14 受講者各自が作成したプログラム案を共有し、第15回の発表の準備を行う。
【事前学習】前回授業をふまえ、プログラム案を修正しておくこと。 (2時間)
【事後学習】この授業で学んだことをふまえ、プログラム案をまとめること。 (2時間)
【担当教員】堀
【授業形態】対面授業
15 受講者各自が作成したプログラム案を発表し、ディスカッションを行うとともに,連携先団体から評価を受ける。
【事前学習】プログラム案の発表準備をしておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業全体を通して学んだことを総括し、1,600字以上でまとめ、提出する。 (2時間)
【担当教員】堀・諏訪
【授業形態】対面授業
その他
教科書 特に指定なし
参考書 随時、必要に応じ提示する
成績評価の方法及び基準 レポート(30%)、授業参画度(70%)
授業参画度は、出席状況、共同作業への参画の程度、事後学習の提出状況によって評価する。
オフィスアワー 授業後もしくは授業開始時に履修生と調整を行う。

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