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令和5年度以降入学者 | 特別支援教育課程論 | ||||
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教員名 | 田中謙 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 教育学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 【対面授業(一部変更の可能性あり)】 この授業は、授業担当者と履修者で応答的にコミュニケーションをとりながら授業を展開するため、対面授業で行うこととする。また一部授業では「課題研究」に変更する可能性がある。授業担当者からの質疑に応答することが授業参加の条件となるため、対面授業での参加が履修上の必須条件となる点に留意されたい。 |
Canvas LMSコースID・コース名称 | J10508D10 2024特別支援教育課程論(田中謙・後・火5) |
授業概要 | 知的障害特別支援学校を中心として知的障害教育における教育課程(カリキュラム)の基盤をなしている原理・特徴について概説する。そして実際に児童生徒の発達段階、心理・生理・病理的特徴を含む障害特性、地域および学校の実態に即した教育課程に基づく教育方法、特に授業づくりの原理・特徴を実践事例を基に説明する。 その上で近年の知的障害教育におけるカリキュラム・マネジメント(カリキュラム・デザイン含む)の動向や教員・事務職の役割、専門性(個別の教育支援計画と個別の指導計画作成と医療・福祉・労働機関等関係機関との連携等)についても検討の機会を設けることとする。 担当教員は教職員研修担当講師等を務めているため、教育現場での実情についても情報提供を行う。 |
授業のねらい・到達目標 | 本講義では、以下3点を目的(授業のねらい・到達目標)に設定する。 ①小学校、中学校、高等学校、特別支援学校等における教育課程の原理および特質に関して理解を深める。 ②児童生徒の発達段階、心理・生理・病理的特徴を含む障害特性、地域および学校の実態に即した教育課程編成に関する知識を習得する。 ③特別支援教育におけるカリキュラム・マネジメント(カリキュラム・デザイン含む)の考え方に関して、近年の動向を踏まえながら理解を深める。 ④特別支援教育における教育方法、児童生徒の発達段階、心理・生理・病理的特徴を含む障害特性、地域および学校の実態に即した教育課程に基づく授業づくりの原理、実際に関する理解を深める。 上述の目的(授業のねらい・到達目標)の達成を通して、以下の2つの資質・能力の育成をめざす。 ・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる(A-6-3)。 ・事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる(A-7-3)。 <ディプロマポリシーとの関係> この科目は文理学部(学士(教育学))のディプロマポリシーDP6,DP7及びカリキュラムポリシーCP6,CP7に対応している。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 (1)本講義は2024(令和6)年9月24日(火)から2025(令和7)年1月21日(火)までの授業期間中の授業日に、「Canvas」を通じて授業資料を配布する。 (2)授業資料を参考に、自ら各文献・webサイト等での自主的な調べ学習に取り組みながら、対面授業に参加して学修を行う。 (3)授業資料を基に、各自で事前学習・事後学習を行うこと。 (4)期末試験を実施する(状況に応じて期末レポート課題に振替を行う)。 (5)授業資料配布は「Canvas」での提出を予定しているため、「Canvas」が使用できるように準備しておくこと。 6)【重要】この授業では授業担当者と履修者で応答的にコミュニケーションをとりながら授業を展開する。この点を理解した上で、本科目を履修すること。 (7)【重要】この授業の資料は授業前にあらかじめ掲示する(資料を利用した反転学習型授業方法)。その資料を事前学習時に履修者が学習をしてきた前提で、ポイントを中心に解説する。 (8)【重要】本講義は対面授業で行う。ただし【課題研究】での授業に一部変更する可能性がある。また担当教員が認める事由により対面授業に参加できない場合は、各回授業資料を基にレポート課題に取り組み、それを提出することで出席とみなす。詳細は授業内で指示する。 |
授業計画 | |
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1 |
オリエンテーション【対面授業(変更の可能性有)】:特別支援教育に係る教育課程に関する基本的概念、用語の概説を行う。
【事前学習】シラバスを読み込み、授業概要について学習ノートをあらかじめ作成する。 (2時間) 【事後学習】授業概要に関するガイダンスを振り返り、学習ノート・配布資料の加筆・修正等整理を行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
教育課程に関する法令・制度【対面授業(変更の可能性有)】:学校教育法、『学習指導要領』等教育課程に関する法令・制度について概説を行う。
【事前学習】授業資料および文部科学省WEBサイト等を基に、授業内容についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、学習ノート・配布資料の加筆・修正等整理を行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
教育課程編成の原理【対面授業(変更の可能性有)】:教育課程編成の原理に関して、教育目標、学校目標との関連、疾患等への配慮を含めながら概説を行う。
【事前学習】授業資料および文部科学省WEBサイト等を基に、授業内容についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、学習ノート・配布資料の加筆・修正等整理を行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
特別支援学校学習指導要領と小学校・中学校・高等学校学習指導要領【対面授業(変更の可能性有)】:特別支援学校学習指導要領と小学校・中学校・高等学校学習指導要領の特質と教育課程との関連について概説を行う。
【事前学習】授業資料および文部科学省WEBサイト等を基に、授業内容についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、学習ノート・配布資料の加筆・修正等整理を行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
「社会に開かれた教育課程」と特色ある教育活動【対面授業(変更の可能性有)】:特別支援教育における「社会に開かれた教育課程」と特色ある教育活動の実践例を基に、教育課程編成のポイントについて概説を行う。
【事前学習】授業資料および文部科学省WEBサイト等を基に、授業内容についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、学習ノート・配布資料の加筆・修正等整理を行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
児童生徒の心理・発達特性と教科指導における授業づくり(ICT含む)【対面授業(変更の可能性有)】:国語、算数・数学等を事例に、児童生徒の心理・発達特性と教科指導における授業づくり(ICT含む)の実際について概説を行う。
【事前学習】特別支援学校の教育課程、授業計画を調査し、入手・分析を行う。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、学習ノート・配布資料の加筆・修正等整理を行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
児童生徒の心理・発達特性と領域指導における授業づくり(ICT含む)【対面授業(変更の可能性有)】:特別活動、総合的な学習の時間、自立活動を事例に、児童生徒の心理・発達特性と教科指導における授業づくり(ICT含む)の実際について概説を行う。
【事前学習】特別支援学校の教育課程、授業計画を調査し、入手・分析を行う。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、学習ノート・配布資料の加筆・修正等整理を行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
児童生徒の心理・発達特性と各教科等を合わせた指導における授業づくり(ICT含む)①【対面授業(変更の可能性有)】:日常生活の指導・遊びの指導に関して、児童生徒の心理・発達特性と各教科等を合わせた指導における授業づくり(ICT含む)の実際について概説を行う。
【事前学習】特別支援学校の教育課程、授業計画を調査し、入手・分析を行う。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、学習ノート・配布資料の加筆・修正等整理を行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
児童生徒の心理・発達特性と各教科等を合わせた指導における授業づくり(ICT含む)②【対面授業(変更の可能性有)】:生活単元学習・自立活動・作業学習に関して、児童生徒の心理・発達特性と各教科等を合わせた指導における授業づくり(ICT含む)の実際について概説を行う。
【事前学習】特別支援学校の教育課程、授業計画を調査し、入手・分析を行う。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、学習ノート・配布資料の加筆・修正等整理を行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
特別支援学級における教育課程と授業実践(ICT含む)【対面授業(変更の可能性有)】:特別支援学級における教育課程と授業実践(ICT含む)の事例を基に、教育課程編成のポイントについて概説を行う。
【事前学習】特別支援学級の教育課程、授業計画を調査し、入手・分析を行う。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、学習ノート・配布資料の加筆・修正等整理を行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
通級による指導における教育課程と授業実践(ICT含む)【対面授業(変更の可能性有)】:通級による指導における教育課程と授業実践(ICT含む)の事例を基に、教育課程編成のポイントについて概説を行う。
【事前学習】通級による指導の教育課程、授業計画を調査し、入手・分析を行う。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、学習ノート・配布資料の加筆・修正等整理を行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
訪問教育における教育課程と授業実践(ICT含む)【対面授業(変更の可能性有)】:重症心身障害児・医療的ケア児等の支援を含む訪問教育における教育課程と授業実践(ICT含む)の事例を基に、教育課程編成のポイントについて概説を行う。
【事前学習】授業資料および文部科学省WEBサイト等を基に、授業内容についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、学習ノート・配布資料の加筆・修正等整理を行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
特別支援教育におけるカリキュラム・マネジメント(カリキュラム・デザイン・ICT含む)【対面授業(変更の可能性有)】:特別支援教育におけるカリキュラム・マネジメントの実践例を基に、カリキュラム・デザイン、ICT活用を含むポイントについて概説を行う。
【事前学習】授業資料および文部科学省WEBサイト等を基に、授業内容についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、学習ノート・配布資料の加筆・修正等整理を行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
個別の教育支援計画と個別の指導計画【対面授業(変更の可能性有)】:個別の教育支援計画、個別の指導計画と教育課程との関連性について、児童生徒の発達段階、心理・生理・病理的特徴を含む障害特性に応じた作成のポイントと医療・福祉・労働機関等関係機関との連携を含めながら概説を行う。
【事前学習】授業資料および文部科学省WEBサイト等を基に、授業内容についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、学習ノート・配布資料の加筆・修正等整理を行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
授業総括【対面授業(変更の可能性有)】:授業を総括し、特別支援教育における教育課程の意義と役割についてまとめる。
【事前学習】授業資料および文部科学省WEBサイト等を基に、授業内容についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、学習ノート・配布資料の加筆・修正等整理を行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 教科書は『特別支援学校教育要領・学習指導要領解説総則編(幼稚部・小学部・中学部)』『特別支援学校高等部学習指導要領解説』とする。文部科学省WebサイトよりPDFファイルを入手しておくこと。授業時には資料を送信配布する。また必要に応じてあらかじめ持参する資料等を指示する(例:文部科学省WEBサイトのコピー等)。授業後半は各報告者(グループ)が作成した報告資料を活用して発表・ディスカッションを行う。 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | 試験(90%)、授業参画度:学習状況の振り返りに関わる自己評価(10%) 授業内容の理解に関わる期末試験(90%)、学習状況の振り返りに関わる自己評価(10%)により総合的に評価する。ただし社会情勢を考慮し、期末レポートに変更する可能性がある。 |
オフィスアワー | オリエンテーション資料および第1回授業資料を通してEメールアドレスを伝えるため、必要に応じてメールで受け付ける。なお、必ず授業内で提示するメールアドレスを使用して連絡すること。 |