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令和5年度以降入学者 | 視覚障害教育総論 | ||||
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教員名 | 星祐子 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 教育学科 | ||||
学期 | 前期集中 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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Canvas LMSコースID・コース名称 | J10908D14 2024視覚障害教育総論(星祐子・前・集中) |
授業概要 | 視覚に障害のある(全盲、弱視)幼児児童生徒の視機能の低下の要因となる病理面と心理面及び生理面の特徴、知覚や認知の特性及び教育課程、各教科や自立活動等の具体的指導内容、指導における配慮事項等について講義する。 これらの内容について、特別支援学校(視覚障害)に勤務し、視覚障害児の教育に携わった実務経験をもとに、教育現場の状況と今日的課題が分かるような映像や資料、各種演習等を取り入れた授業を行う。 |
授業のねらい・到達目標 | 【授業のねらい】 視覚障害のある幼児、児童又は生徒の視機能の低下の要因となる病理面と心理面及び生理面の特徴、知覚や認知の特性及び各教科や自立活動等の指導における配慮事項等の学修を通して、指導の基礎的内容を身に付ける。 【到達目標】 ・視機能の低下の要因となる病理、心理面及び生理面の特徴について説明ができる。 ・視覚障害に対する配慮事項や指導における工夫等について説明ができる。 ・全盲児童生徒の使用文字である点字や教材を知り、その特徴と工夫等を説明することができる。 ・弱視児童生徒の視覚障害に応じた配慮を踏まえた文字や教材を作成することができる。 ・視覚の他にも障害のある幼児児童生徒に対する指導について考えをまとめることができる。 ・視覚障害における今日的課題に対して資料等をもとに意見や考えをまとめることができる。 【ディプロマポリシーとの関係】 この科目は文理学部のディプロマポリシーDP1,2及びカリキュラムポリシーA1,2に対応しています。 【日本大学教育憲章との関係】 共生社会の実現に向けて視覚障害教育の分野において、「自ら学ぶ」「自ら考える」「自ら道をひらく」能力を身に付けることをねらいとしています。 |
授業の形式 | 講義、演習 |
授業の方法 | 講義においては、配布資料に基づき、基本事項を説明し、関連する事項について、小テスト等を適宜実施する。また、疑似体験、触察、文字指導等について演習形式で授業を行い、ディスカッション、レポート等を適宜実施する。小テスト・レポートについては,それぞれ次回授業において解説・全体講評を行う。 |
授業計画 | |
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1 |
オリエンテーション、視覚障害の定義、視覚器の構造と主な視機能
【事前学習】視覚器の構造について資料に基づき調べておく (1時間) 【事後学習】授業内容について確認し、視機能についてまとめる (1時間) |
2 |
主な眼疾患と見え方の特徴、配慮事項(疑似体験を含む)
【事前学習】資料をもとに眼疾患について調べておく (1時間) 【事後学習】疑似体験によって気付いたこと等をレポートにまとめる (2時間) |
3 |
視覚障害の教育的アセスメント、観察評価、家庭や関係機関との連携
【事前学習】具体的な関係機関について調べておく (1時間) 【事後学習】授業を踏まえ、教育的アセスメントについてまとめる (1時間) |
4 |
視覚障害乳幼児の発達の特徴と支援
【事前学習】障害のない乳幼児の発達について基本的事項を調べる (2時間) 【事後学習】視覚障害が発達に与える影響についてレポートにまとめる (2時間) |
5 |
視覚障害教育の歴史と制度の変遷
【事前学習】日本における教育の歴史を調べておく (2時間) 【事後学習】特別支援教育制度の変遷をまとめる (1時間) |
6 |
就学先決定の仕組と教育の場について
【事前学習】就学先決定のシステムの変更について調べ、不明な点を書き出しておく (2時間) 【事後学習】連続した多様な学びの場についてまとめる (1時間) |
7 |
教育課程の意義、編成方法、学習指導要領による留意事項、カリキュラム・マネジメントについて
【事前学習】学習指導要領において視覚障害について記載されている事項を調べておく (2時間) 【事後学習】学習指導要領に記載されている視覚障害への配慮事項の具体的内容についてまとめる (2時間) |
8 |
自立活動の目標と指導、個別の指導計画について
【事前学習】自立活動について学習指導要領や参考文献等で目的と内容等を調べる (1時間) 【事後学習】個別の指導計画における自立活動の記載についてまとめる (1時間) |
9 |
全盲児の指導①:触察指導を中心に(演習とディスカッション)
【事前学習】全盲児の困難さについて資料等を読んでまとめておく (1時間) 【事後学習】授業での触察体験について触察の持つ可能性と難しさについてレポートにまとめる (2時間) |
10 |
全盲児の指導②:文字指導を中心に(演習とディスカッション)
【事前学習】点字の50音について一覧表をみて規則性等を確認しておく (1時間) 【事後学習】点字の読み書きの課題プリントを行う (2時間) |
11 |
弱視児の指導(演習とディスカッション)
【事前学習】弱視児の困難さについて資料等を読んでまとめておく (1時間) 【事後学習】弱視児の眼疾患による学習上の配慮についてレポートにまとめる (2時間) |
12 |
キャリア教育、進路指導
【事前学習】視覚障害者の就労について資料等で調べておく (1時間) 【事後学習】視覚障害のある学生の学修支援の現状と課題についてまとめる (1時間) |
13 |
視覚の他に障害を併せ有する重複障害児の指導について
【事前学習】重複障害の組み合わせについて文献等で調べておく (1時間) 【事後学習】重複障害児の指導について大切にすべきことをまとめる (2時間) |
14 |
連続性のある多様な学びの場における指導と配慮事項
【事前学習】連続性のある多様な学びの場について確認しておく (1時間) 【事後学習】交流及び共同学習について現状と課題をまとめる (1時間) |
15 |
授業のまとめと振り返り、授業内試験と解説
【事前学習】今までの授業内容について不明な点を書き出しておく (2時間) 【事後学習】授業内容を及び試験の振り返りをする (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 使用しない |
参考書 | 青柳まゆみ・鳥山由子 『新・視覚障害教育入門』 ジアース教育新社 2020年 久保山茂樹・星祐子 『視覚障害のある友だち 知ろう!学ぼう! (障害のことシリーズ)』 金の星社 2017年 香川邦生 『五訂版 視覚障害教育に携わる方のために』 慶應義塾大学出版会 2016年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:求めるテーマと内容、提出状況をみて評価します(30%)、授業内テスト:最終回の確認テストで評価します(40%)、授業参画度:リアクションペーパー、ディスカッション、提出状況等で評価します(30%) |
オフィスアワー | 集中講義時間の前後に質問等に対応します。また、メール等で質疑応答を行います。 |