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コーチング論(測定スポーツ)

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令和2年度以降入学者 コーチング論(測定スポーツ)
教員名 野口智博
単位数    2 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 体育学科
学期 前期 履修区分 選択
授業形態 対面授業
授業の形態 対面によるアクティブラーニング(状況によって、Zoomによるオンライン授業に切り替えることもあります)
(CanvasLMSに毎回案内が出るので、必ず事前に確認すること)
Canvas LMSコースID・コース名称 K05109A10 2024コーチング論(測定スポーツ)(野口智博・前・木3)
授業概要 日本スポーツ協会(JSPO)公認コーチデベロッパーとして、公認コーチ1〜3共通科目担当としての実務経験を有する教員が担当する。「スポーツの価値やスポーツの未来への責任を自覚し、プレーヤーズセンタードの考え方のもとに暴力やハラスメントなどあらゆる反倫理的行為を排除し、常に自らも学び続けながらプレーヤーの成長を支援することを通して、豊かなスポーツ文化の創造やスポーツの社会的価値を高めることに貢献できる者」という日本スポーツ協会のコーチ育成の理念のもとに、「測定競技」という競技特性やパフォーマンス構造やコーチング行動が何かを理解する。その上で、コーチング行動の様々な実務的ワークを通じ、「コーチとしての哲学」「対自己のスキル」「対他者のスキル」を高める。
授業のねらい・到達目標 コーチング原論で得たスポーツ・コーチングについての本質(A-1-2、A-2-2)から、多様な対象に対して「体育・スポーツ指導者」としての資質を育むための、基本的知識やコーチの学びの方法論を身につけアウトプットでき(A-7-2)、状況に応じた即興的なコーチングができる(A-3-1)。

この科目は文理学部(学士(体育学))のディプロマポリシーDP1,DP2,DP3,DP7及びカリキュラムポリシーCP1,CP2,CP3,CP7に対応しています。
授業の形式 演習
授業の方法 【対面授業によるアクティブ・ラーニング】
本授業は、事前に提示する事前課題とワークシートを用いて展開される全員参加型の「アクティブ・ラーニング」である。
本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とする。
課題の提出方法やフィードバック方法などは、初回授業にて説明する。
授業計画
1 ガイダンス・コーチ育成のコンセプトの共有, 「コーチの哲学」を考えよう 対面授業(状況によってオンラインに切り替える)
【事前学習】シラバスを確認し、コーチングの語源や意味をノートに記しておくこと(A-1) (2時間)
【事後学習】著名なコーチの著書を一冊読んで、コーチングの本質だと思ったことをノートに記し、発表できるようにしておくこと(A-2) (2時間)
【授業形態】対面授業
2 日本スポーツ協会が求めるグッドコーチ像を理解し、文脈に応じたコーチングを考えてみよう (A-1-2、A-2-2)
対面授業(状況によってオンラインに切り替える)
【事前学習】これまで指導された様々なコーチの助言や行動に見る「コーチの哲学」をノートに記入してくること(A-2) (2時間)
【事後学習】コーチが哲学を持つことのメリットとデメリット、ある思想に偏ったコーチングをすることの弊害について、授業内容を振り返ってノートに記入し、発表できるようにしておくこと(A-3、A-7) (2時間)
【授業形態】対面授業
3 コーチングの課題を整理し、プレーヤーズセンタード・コーチングを実践してみよう1  (A-1-2、A-2-2) 
対面授業(状況によってオンラインに切り替える)
【事前学習】国際舞台で活躍する選手やコーチのインタビユーを5つ以上読み、競技者発掘の共通点をノートに記して発表できるようにすること(A-2、A-3) (2時間)
【事後学習】世界の舞台がどういう舞台で、それを目指すことの価値とは何かについて、授業で行なった内容を振り返りノートに記すこと(A-3、A-7) (2時間)
【授業形態】対面授業
4 コーチングの課題を整理し、プレーヤーズセンタード・コーチングを実践してみよう2 (A-3-2, A-7-2) 
対面授業(状況によってオンラインに切り替える)
【事前学習】これまで指導された様々なコーチと自身の関係性についてノートに記入し、特長的なこととどのアスリートにも共通することに分けて説明できるようにしておくこと(A-1, A-3) (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、プレーヤーと指導者の関係が崩れる要因を挙げ、防止策をノートに記入し、発表できるようにしておくこと(A-3,A-7) (2時間)
【授業形態】対面授業
5 コーチングの課題を整理し、プレーヤーズセンタード・コーチングを実践してみよう3  (A-3-2, A-7-2) 
対面授業(状況によってオンラインに切り替える)
【事前学習】これまで指導された様々なコーチのおこなってきたミーティングの方法をノートに記入してくること(A-1) (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、ミーティングの際に必要なスキルを挙げ、その練習法をノートに記入し、発表できるようにしておくこと(A-3,A-7) (2時間)
【授業形態】対面授業
6 対人関係を良好にする方法と、アントラージュに対する配慮 (A-3-2, A-7-2)             
対面授業(状況によってオンラインに切り替える)
【事前学習】自身が知る限りの世界的アスリート(30名以上)の言動や行動を収集し、ノートに記入してくること(A-1,A-2) (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、自身が世界のトップアスリートの指導に立つことを想定し、今からなにを学ぶべきかを挙げノートに記入し、発表できるようにしておくこと(A-3,A-7) (2時間)
【授業形態】対面授業
7 コーチング環境の整え方と客観的根拠に基づいた練習メニューを作ろう(シナリオワーク)1 (A-3-2, A-7-2)
対面授業(状況によってオンラインに切り替える)
【事前学習】これまで指導された様々なコーチは、選手の何を観察していたのかを回想して、ノートに20個以上記入してくること(A-1) (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、アスリートのパフォーマンスを見抜くために必要な要素を挙げ、観察方法をブラッシュアップする方略をノートに記入し、発表できるようにしておくこと(A-3,A-7) (2時間)
【授業形態】対面授業
8 コーチング環境の整え方と客観的根拠に基づいた練習メニューを作ろう(シナリオワーク)2 (A-3-2, A-7-2) 
対面授業(状況によってオンラインに切り替える)
【事前学習】これまで指導された様々なコーチは、どのように試合結果を分析していたのかを、ノートに記入してくること(A-1,A-2) (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、普通の選手と世界のトップ選手のトレーニングの違いを挙げ、競技力の高い選手のトレーニングに必要な要素をノートに記入し、発表できるようにしておくこと(A-3,A-7) (2時間)
【授業形態】対面授業
9 コーチング環境の整え方と客観的根拠に基づいた練習メニューを作ろう(シナリオワーク)3  (A-3-2, A-7-2) 
対面授業(状況によってオンラインに切り替える)
【事前学習】これまで指導された様々なコーチはどのように戦術を指示し、評価していたかを、ノートに記入してくること(A-1,A-2) (2時間)
【事後学習】授業を振り返り「チームの社会的スキル醸成」という側面からの課題をノートに記入し、発表できるようにしておくこと(A-3,A-7) (2時間)
【授業形態】対面授業
10 競技力向上のための情報とその利用法とフィードバックの手法1(A-3-2, A-7-2)
対面授業(状況によってオンラインに切り替える)
【事前学習】これまで指導された様々なコーチが、どのような方法で、自らのコーチングに役立つ情報収集をしていたかを、ノートに記入してくること(A-1,A-2) (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、コーチが常に情報収集せねばならない要素を挙げ、その収拾策をノートに記入し、発表できるようにしておくこと(A-3,A-7) (2時間)
【授業形態】対面授業
11 競技力向上のための情報とその利用法とフィードバックの手法2(A-3-2, A-7-2)
対面授業(状況によってオンラインに切り替える)
【事前学習】自身が知る限りの世界的アスリート(5名以上)の育成事例を収集し、ノートに記入し発表できるようにしてくること(A-1,A-2) (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、トップアスリート育成特有の問題点を挙げ、自らのコーチング能力の何を伸ばす必要があるかをノートに記入し、発表できるようにしておくこと(A-3,A-7) (2時間)
【授業形態】対面授業
12 倫理的判断力を高め、リスクマネジメントができるようにしよう(シナリオワーク)1(A-3-2, A-7-2)
対面授業(状況によってオンラインに切り替える)
【事前学習】これまで指導を受けた、あるいは指導をしている時に、迷ったことや混乱したことを5つ以上、ノートに記入し発表できるようにすること(A-1) (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、どのようなチーム(あるいは個人)を対象にコーチしても、共通して必要な要素をノートに記入し、発表できるようにしておくこと(A-3,A-7) (2時間)
【授業形態】対面授業
13 倫理的判断力を高め、リスクマネジメントができるようにしよう(シナリオワーク)2 (A-3-2, A-7-2)
対面授業(状況によってオンラインに切り替える)
【事前学習】自身のコーチの指導風景を動画で観察し、その特徴と、更に良いコーチングをするために取り込むべき点などをノートに記入してくること(A-1) (2時間)
【事後学習】授業の最後に提示されるケーススタディについて、自ら何を根拠にどのように行動するかをノートに記入し、発表できるようにしておくこと(A-3,A-7) (2時間)
【授業形態】対面授業
14 世界の舞台を目指すアスリートの発掘・育成の重要性と指導者の役割(A-3-2, A-7-2)
対面授業(状況によってオンラインに切り替える)
【事前学習】自身が教わったコーチの哲学、そのコーチ自身の人生観を想像してノートに記入し、発表できるようにしてくること(A-1) (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、コーチやアントラージュが幸福になるにはどのようなことに心がけるべきかを10個以上ノートに記入し、そのうち1つについて発表できるようにしておくこと(A-3,A-7) (2時間)
【授業形態】対面授業
15 筆記試験および、ワークシートを用いてこれまでの授業の解説とリフレクションを行う (A-3-2, A-7-2)
対面授業(状況によってオンラインに切り替える)
【事前学習】これまでの授業を振り返り、自身のコーチングのために役立ったと思うところをノートに記し、間欠に記述できるようにしておくこと(A-1) (3時間)
【事後学習】筆記試験とリフレクションから、自らのストロングポイント、ウイークポイントをそれぞれ5つずつノートに記し、今後どのような学びが必要かを挙げ、ノートに記入すること(A-3,A-7) (1時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 なし
参考書 なし
成績評価の方法及び基準 試験(30%)、授業内テスト:事前知識確認テストを毎回実施します。(40%)、授業参画度:事後課題(Googlemフォーム)と振り返りを毎回実施します。(30%)
事前知識確認テスト、事後課題等により総合的に評価する。
授業参画度は,毎回の事後課題で授業参画度を評価しますが、提出回数が全授業数の2/3未満の場合は、成績評価対象から除外する。
オフィスアワー ・連絡事項はCanvasLMSに掲載するので必ず確認願います。
・相談等があればメールにて随時対応します。
・原則として各担当教員に確認をして下さい。
備考 ・原則として、前期「コーチング原論」を習得済みであること
・成績評価で課題提出回数が設定されているため、4年生で教育実習へ行く者は、「実習中課題」が提示されますので,必ず実施すること.

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