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スポーツ方法論(体操競技・器械運動)

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令和2年度以降入学者 スポーツ方法論(体操競技・器械運動)
教員名 水島宏一
単位数    2 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 体育学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
Canvas LMSコースID・コース名称 K10309A32 2024スポーツ方法論(体操競技・器械運動)(水島宏一・前・木1)
授業概要 学校体育の運動領域のひとつである「器械運動」で取り扱われる内容の「マット運動」「跳び箱運動」「鉄棒運動」「平均台運動」を学習種目として取り上げ,班毎に担当種目を決めマイクロティーチングを行い,効果的な授業展開や練習方法,指導方法,評価方法を学び,学習者全員でその情報を共有する。具体的な内容は,下記の授業計画に示すとおりである。
また,とくに体操競技や器械運動に関しては,体操競技のコーチライセンスを有し,また国際体操連盟(F.I.G.)のアカデミーライセンスカテゴリーⅢや文部科学省のデジタル教材作成委員や学習指導要領解説(小学校 体育編 平成29年)の執筆,器械運動アプリ(デジタル体育)作成など,体操競技・器械運動にかかわる実務経験を活かして専門的な知識を学習者へ教授する。
授業のねらい・到達目標 <ディプロマポリシーとの関係>
この科目は文理学部(学士(体育学)のDP1,3,6,7及びCP1,3,6,7に対応しています。
・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,自己の倫理観を倫理的な課題に適用することができる。(A1-3-3)
・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる。(A3-3-3)
・さまざまな人々とのコミニュケーションを通じて相互の意思伝達を自由かつ確実に行い,他者との良好な関係を確立することができる。(A6-3-3)
・集団の活動において,より良い成果を上げるために,指導者として他者と協働し,作業を行うことができる。(A7-3-3)

<授業のねらい>
小学校,中学校,高等学校で学習する技に関して,運動構造や技の課題,技術について学習し,練習方法や指導方法,評価方法を身に付ける。
マイクロティーチングをとおして,授業の展開の仕方や課題解決方法,言葉掛けなどを学習し,プレゼンテーション能力を身に付ける。

<到達目標>
・運動構造や技術を学習し,理論的に技を指導することができる。
・マイクロティーチングをとおして,必要な情報を人に伝え,それを体現することができる。
・マイクロティーチングをとおして,実技という大きな空間であっても、素早く人をまとめることができる。
授業の形式 演習
授業の方法 授業の形式:【演習】
課題の提出方法やフィードバック方法は,初回授業で説明する。
指導案を作成してマイクロティーチングを行う。さらに,その授業をビデオカメラで収録し授業内で視聴を行う。
課題やレポートに対しては、Canvas LMSを介して添削を行う。
授業計画
1 ガイダンス
授業方法,到達目標,学習方法等について説明する。
また,班分けと各学習者のスポーツ実習(器械運動)の習得技の調査を行い,指導できる技と指導できない技に分ける。
【事前学習】シラバスの確認及びCanvas LMSにアップロードしている資料をダウンロードし,その資料を読むこと。 (2時間)
【事後学習】習得技の調査結果をテキストデータにする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 マット運動:基本的な技の学習方法
器械運動の技の学習に効果的な系統的学習に関する資料を参考に,マット運動の技の指導を理論的に考え班に分かれて実践する。
【事前学習】学習指導要領や学習指導要領解説から情報収集(マット運動) (2時間)
【事後学習】学習したことと課題をテキストデータにする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 マット運動:実技を通しての補助の仕方およびマイクロティーチングのための講義(A-1-3)
系統的学習を行う上で,さらに効果的に学習を進めることができる補助法を学習する。また,技単体だけの学習展開ではなく,1コマ(中学・高校:50分授業)の授業展開に必要な指導技術と運動技術を学習し,班に分かれて実践する。
【事前学習】文部科学省のデジタル教材(マット運動)から情報収集し,重要なことをテキストデータにする。 (2時間)
【事後学習】理論と実践の違いをテキストデータにする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 マット運動:マイクロティーチングのシミュレーション(撮影:演習)(A-3-3)(A-6-3)
前時で学習したことをもとに「授業実施者班:授業者」と「学習者班:生徒」に分かれて30分程度の授業を行い,授業展開の課題についてまとめる。
なお,この授業はビデオカメラで撮影する。
【事前学習】前時の理論と実践の違いをまとめたノートを確認する。 (2時間)
【事後学習】撮影した映像をもとに課題をテキストデータにする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 マット運動:マイクロティーチング(撮影:演習)(A-7-3)
前時の授業展開の課題をもとに,ブラッシュアップした授業展開を行う。
前時同様に「授業実施者班:授業者」と「学習者班:生徒」に分かれて30分程度の授業を行い,授業展開の課題についてまとめる。
なお,この授業はビデオカメラで撮影する。
【事前学習】前時の理論と実践の違いをまとめたノートを確認する。 (2時間)
【事後学習】撮影した映像をもとに課題をテキストデータにする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 跳び箱運動:基本的な技の学習方法
器械運動の技の学習に効果的な系統的学習に関する資料を参考に,跳び箱運動の技の指導を理論的に考え班に分かれて実践する。
【事前学習】学習指導要領や学習指導要領解説から情報収集(跳び箱運動) (2時間)
【事後学習】学習したことと課題をテキストデータにする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 跳び箱運動:実技を通しての補助の仕方およびマイクロティーチングのための講義(演習)(A-1-3)
系統的学習を行う上で,さらに効果的に学習を進めることができる補助法を学習する。また,技単体だけの学習展開ではなく,1コマ(中学・高校:50分授業)の授業展開に必要な指導技術と運動技術を学習し,班に分かれて実践する。
【事前学習】文部科学省のデジタル教材(跳び箱運動)から情報収集し,重要なことをテキストデータにする。 (2時間)
【事後学習】理論と実践の違いをテキストデータにする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 跳び箱運動:マイクロティーチングのシミュレーション(撮影:演習)(A-3-3)(A-6-3)
前時で学習したことをもとに「授業実施者班:授業者」と「学習者班:生徒」に分かれて30分程度の授業を行い,授業展開の課題についてまとめる。
なお,この授業はビデオカメラで撮影する。
【事前学習】前時の理論と実践の違いをまとめたノートを確認する。 (2時間)
【事後学習】撮影した映像をもとに課題をテキストデータにする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 跳び箱運動:マイクロティーチング(撮影)(A-7-3)
前時の授業展開の課題をもとに,ブラッシュアップした授業展開を行う。
前時同様に「授業実施者班:授業者」と「学習者班:生徒」に分かれて30分程度の授業を行い,授業展開の課題についてまとめる。
なお,この授業はビデオカメラで撮影する。
【事前学習】前時の理論と実践の違いをまとめたノートを確認する。 (2時間)
【事後学習】撮影した映像をもとに課題をテキストデータにする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 鉄棒運動:基本的な技の学習方法
器械運動の技の学習に効果的な系統的学習に関する資料を参考に,鉄棒運動の技の指導を理論的に考え班に分かれて実践する。
【事前学習】学習指導要領や学習指導要領解説から情報収集(鉄棒運動) (2時間)
【事後学習】学習したことと課題をテキストデータにする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 鉄棒運動:実技を通しての補助の仕方およびマイクロティーチングのための講義(演習)(A-1-3)
系統的学習を行う上で,さらに効果的に学習を進めることができる補助法を学習する。また,技単体だけの学習展開ではなく,1コマ(中学・高校:50分授業)の授業展開に必要な指導技術と運動技術を学習し,班に分かれて実践する。
【事前学習】文部科学省のデジタル教材(鉄棒運動)から情報収集し,重要なことをテキストデータにする。 (2時間)
【事後学習】理論と実践の違いをテキストデータにする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 鉄棒運動:マイクロティーチングのシミュレーション(撮影:演習)(A-3-3)(A-6-3)
前時で学習したことをもとに「授業実施者班:授業者」と「学習者班:生徒」に分かれて30分程度の授業を行い,授業展開の課題についてまとめる。
なお,この授業はビデオカメラで撮影する。
【事前学習】前時の理論と実践の違いをまとめたノートを確認する。 (2時間)
【事後学習】撮影した映像をもとに課題をテキストデータにする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 鉄棒運動:マイクロティーチング(撮影)(A-7-3)
前時の授業展開の課題をもとに,ブラッシュアップした授業展開を行う。
前時同様に「授業実施者班:授業者」と「学習者班:生徒」に分かれて30分程度の授業を行い,授業展開の課題についてまとめる。
なお,この授業はビデオカメラで撮影する。
【事前学習】前時の理論と実践の違いをまとめたノートを確認する。 (2時間)
【事後学習】撮影した映像をもとに課題をテキストデータにする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 マイクロティーチング(プレゼンテーション)を観て授業分析を行う(講義)(A-3-3)
これまでのマット運動・跳び箱運動・鉄棒運動のマイクロティーチングを通して,理論と実際の違いについてテキストデータにした資料を参考にディスカッションを行う。
【事前学習】今までに学習した3種目の理論と実践の違いをまとめたノートを確認 する。 (2時間)
【事後学習】映像を観て,気付いた点や課題をテキストデータにする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 授業分析について,班毎にプレゼンテーションを行い,そのレポートを提出する。
【事前学習】前時の授業で観た映像をもとにまとめた(気付いた点や課題)ことをテキストデータにする。 (2時間)
【事後学習】プレゼンテーションしたレポートを提出する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 なし
参考書 文部科学省 『中学校学習指導要領解説 保健体育編』 東山書房 2017年
文部科学省 『高等学校学習指導要領解説 保健体育編』 東山書房 2018年
水島宏一 『DVD 高等学校体育 マット運動 ~技のポイントと練習・補助のしかた~』  大日本図書/(株)パンドラ 2012年
水島宏一 『DVD 高等学校体育 跳び箱運動 ~技のポイントと練習・補助のしかた~』  大日本図書/(株)パンドラ 第2012版
水島宏一 『DVD 高等学校体育 鉄棒運動 ~技のポイントと練習・補助のしかた~』  大日本図書/(株)パンドラ 2012年
水島宏一 『デジタル体育(器械運動領域)』 光文書院 2015年
小・中・高等学校学習指導要領及び解説は下記のURL(文部科学省HP)より確認できる。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1384661.htm
DVDは,体育学科図書室に保管されている。
成績評価の方法及び基準 レポート:最終授業レポート(20%)、授業参画度:事後学習レポート(20%)、マイクロティーチング(指導案含む):マット運動・跳び箱運動・鉄棒運動(各20%)計(60%)
マイクロティーチングを通して,各種目の作成した指導案を評価する。また,授業を展開するときの声の大きさや指導内容,時間配分なども評価ポイントとする。
マイクロティーチングを行う場合,グループ毎に話し合って指導案の素案を作成するが,その話し合いの参画度も評価ポイントとする。

※対面授業への対面参加が困難な学生への配慮について
対面授業に参加できない場合の要件を満たし、科目担当者が指定した方法で授業を受講し、課題等の提出によって評価する。なお、上記の対応を受ける場合には、所属学科への事前の申請および科目担当者に事前に相談をすること(不測の事態の場合には可能な限り早期に連絡すること)。
オフィスアワー Canvas LMSを用いて質疑応答を行います。
備考 授業時には,参考書のひとつである学習指導要領や学習指導要領解説を持参し,器械運動の基本的な知識を学習する。また,実技の場合は,器械運動の活動に相応しい服装を着用する。また,時計やネックレス等のアクセサリーは外しておくこと。
なお,マイクロティーチングの活動の様子を記録するためにICT端末機器(スマートフォーン等)を持参すること。

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