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令和2年度以降入学者 | ゼミナール | ||||
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教員名 | 水落文夫 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3・4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 体育学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 実験室での対面授業 |
Canvas LMSコースID・コース名称 | K169095M7 2024ゼミナール(水落文夫・後・金4) |
授業概要 | 身近なスポーツシーンに目を向け,健康や競技を目的とする運動やスポーツを行っている人の心理的な問題を提起する。その心理的問題に対する原因や対処を探るためのスポーツ心理学の理論やモデルを基礎とする研究手法を実践する。 本ゼミナールは,4学年次の卒業論文執筆と学内発表を意識した実践的な問題提起と解決の場でもある。 |
授業のねらい・到達目標 | <授業のねらい> これまでに提唱されてきたスポーツ心理学関連の理論やモデルを理解し,その構築のために用いられた研究手法とデザインを適用できるようになる。 <到達目標> 自ら課題を設定して,具体的にデータを収集・処理し,その結果を論理的に解釈するという基本的なスキルを身につける。 <ディプロマポリシーとの関係> この科目は,文理学部(学士(体育学))のディプロマポリシーDP2,3,4,8,およびカリキュラムポリシーCP2,3,4,8に対応している。 <日本大学教育憲章との関係> ・世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,複数の世界観に立って解釈し説明できる(A-2-3)。 ・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる(A-3-3)。 ・問題を分析し,複数の解決策を提示した上で,問題を解決することができる(A-4-3)。 ・学修状況を自己分析し,その成果を評価することができる(A-8-3)。 |
授業の形式 | ゼミ |
授業の方法 | 対面授業を実験室を利用して行うことを基本とする。 文書,イメージ,動画教材などによって提示された課題について,資料冊子「スポーツ心理学演習ワークブック」を参考にしながら解決していく。作成した成果物は,指示された期日までに提出する。また,スポーツ心理学の研究対象である知覚,学習,動機づけ,心理的スキル,メンタルトレーニング,スポーツ集団などを説明する代表的な理論,モデル,キーワードについて,関連する情報をグループワークにより収集・整理し,プレゼンテーションを行う。プレゼンテーションは最終的にスポーツ関連学会などでの発表により行う。課題の提出方法,フィードバック方法等については,授業開始時に提示する。 本授業は対面授業のため,授業の出席に対して相談が必要な場合には,担当教員と体育学研究室に必ず事前に申し出ること。 |
授業計画 | |
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1 |
授業のテーマや到達目標および授業の方法,グループワークの準備
【事前学習】シラバスを事前に確認し、授業全体の流れを理解しておく。 (2時間) 【事後学習】第2回以降の授業に備え,グループワークのためのグループ(3名以内)を形成しておく。 (1時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
2 |
スポーツ心理学の研究対象,スポーツシーンの心理的問題と関心 身近なスポーツシーンに潜む心理的問題に対する通説や常識と科学的知見の違いを認識する(A-2,A-4) 【事前学習】新聞,TV,Webなどで報道された関心のあるスポーツに関する心理的課題を抽出しておく。 (2時間) 【事後学習】特定したスポート活動者の心理的課題に関する文献を通読しておく。 (2時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
3 |
リサーチクエスチョンと仮説 リサーチクエスチョン(現状,問題,疑問,達成)を具体化して,仮説を設定するための資料を収集する(A-3,A-4) 【事前学習】リサーチクエスチョンと仮説の意味を確認しておく。 (2時間) 【事後学習】配布した資料「レポートの書き方」を読み,作文に注意しながらリサーチクエスチョンと対立仮説をまとめておく。発表のためのグループ内の役割分担を決めておく。 (3時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
4 |
プレゼンテーションの方法と資料作成
【事前学習】リサーチクエスチョンから対立仮説の設定に至るプロセスを整理しておく。資料冊子pp.121-133を参考にPowerPointの操作を確認しておく。 (2時間) 【事後学習】次回授業での発表会に向けて,PowerPointでプレゼン資料を完成させておく。 (3時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
5 |
第1回報告会と講評(プレゼンテーション:主要文献調査によるこれまでの知見と課題) 仮説の設定に至るプロセスをプレゼンテーションする(A-3,A-8) 【事前学習】プレゼンするための資料作成および発表を適切に行うための段取りをしておく。 (4時間) 【事後学習】プレゼンを振り返り,研究テーマと仮説を見直し,研究目的をまとめておく。不足している情報を文献検索から補強しておく。 (1時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
6 |
スポーツ心理学領域の代表的な実験方法と非実験方法 スポーツ心理学領域で用いられる生理指標,心理指標による量的研究と面接による質的研究の方法を理解する(A-3,A-4) 【事前学習】資料冊子を読んで,スポーツ心理学領域で行われる代表的な実験と非実験,量的分析と質的分析の概要を確認しておく。 (1時間) 【事後学習】資料冊子の記述と授業内容を振り返り,グループで設定した仮説を検証するための研究方法を想定しておく。 (1時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
7 |
研究デザインと具体的な手続き 人を対象とする研究の課題と配慮について深く理解する 【事前学習】調査,実験,測定に関するデザインを決定して,具体的な研究方法を想定しておく。 (1時間) 【事後学習】サンプリング,倫理的配慮,実験統制などの手続きについて,具体的な計画と実施の可能性を確認しておく。 (3時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
8 |
サンプリングと調査・実験のバイアスと統制 質問紙,行動分析,生理心理的実験,パフォーマンス測定などにおける対象者や環境のコントロールについて理解する(A-4) 【事前学習】研究目的に基づく仮説を検証するための可能性を確認したサンプリング,手続き,評価指標を整理しておく。 (2時間) 【事後学習】調査用紙,実験機材などを準備して,研究計画に則って調査・実験を行う。 (2時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
9 |
Excelによるデータ集計と記述統計 サンプリングされた集団の平均値や標準偏差といった記述統計の意義を理解する 【事前学習】資料冊子を読んで,Excelによるデータ処理と記述統計の基本的操作を確認しておく。 (2時間) 【事後学習】資料冊子の記述と演習内容を振り返りながら,調査・実験によるデータの処理を進めておく。 (2時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
10 |
SPSSによる推測統計 効果判定や仮説の立証に用いられる具体的な推測統計のプロセスと意義について認識する(A-3,A-4) 【事前学習】資料冊子を参考に,代表的な統計検定のSPSSによる操作を確認しておく。 (1時間) 【事後学習】資料冊子の記述と演習内容を振り返りながら,調査・実験によるデータの統計処理を進めておく。 (1時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
11 |
Excel,SPSS,PowerPointの役割を連携したデータ処理からプレゼン資料の作成まで
【事前学習】資料冊子の該当箇所を参考に,それぞれの処理ソフトの役割と限界を確認しておく。 (1時間) 【事後学習】授業での発表資料をグループ内で分担して作成しておく。 (3時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
12 |
第2回発表会と講評(プレゼンテーション:研究結果の状況と考察) 研究結果とその考察に至るプロセスをプレゼンテーションする(A-3,A-8) 【事前学習】プレゼンするための資料作成および発表を適切に行うための段取りをしておく。 (4時間) 【事後学習】プレゼンを振り返り,データの処理,結果の解釈,研究計画の課題を見直し,処理の不足や修正を行っておく。 (2時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
13 |
論文の構成と書き方 緒言,目的(仮説),方法,結果,考察,結論という一般的な論文構成とそれぞれの内容を認識する 【事前学習】これまでに興味関心を持った先行研究の論文を講読し,全体の構成と方法の情報を確認しておく。 (1時間) 【事後学習】配布した資料と授業の内容を振り返り,得られた結果と考察の論考を行っておく。 (2時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
14 |
データ処理,コンテンツ作成,プレゼン資料の構成
【事前学習】見直されたデータ処理と統計処理を進め,最終発表会用のコンテンツを整理しておく。 (1時間) 【事後学習】最終発表用のプレゼン資料を作成しておく。 (3時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
15 |
授業のまとめと最終発表会(スポーツ関連学会発表)のリハーサルと講評 実際の研究計画から成果発表までのプロセスをプレゼンテーションして,科学的な問題解決の方略と成果についての課題を明確にして,最終発表会の準備をする(A-2,A-8) 【事前学習】PowerPointを使ってスポーツ関連学会の大会発表でのプレゼン資料を作成しておく。 (4時間) 【事後学習】最終発表会のプレゼンに対する評価と指摘を共有して,4学年次での卒業論文作成のためのテーマと年次計画を想定しておく。 (1時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 前期授業科目「スポーツ心理学演習」で配布した資料冊子「スポーツ心理学群演習ワークブック」を活用する。 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート:計3回のワークシートの提出,および第5回と第12回におけるプレゼンテーションの内容で評価(60%)、授業参画度:グループワークの参加状況および最終リハーサルのプレゼンテーションを評価(40%) A-3,A-4の達成度はレポート,A-2,A-8の達成度は授業参画度にて判定する。 オンラインによる授業参加を事前に認められている学生には,Canvas LMSにて別に課題を提示する。 |
オフィスアワー | Canvas LMS を通しての質問は直接回答するか,授業日までの資料に解説を載せる。 |