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令和2年度以降入学者 | 教育原論 | ||||
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教員名 | 北野秋男 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 原則として「対面式授業」を行いますが、コロナ感染拡大など不測の事態が生じた場合には別な方法で学習資料配信やzoomを利用した授業を行います。課題は、シラバス上に明記しますが適宜、授業内でも説明します。追加の課題や資料、変更点などがある場合も同様です。授業形式の基本は、テキストを読んで重要なキーワードや用語・概念などを理解してもらいます。その上で、2回の「復習テスト」と最終課題レポート(14回目)に答えてもらいます。ただし、何かの事情で提出できない場合には、最終回での提出も認めます。 |
Canvas LMSコースID・コース名称 | U061490K8 2024教育原論(北野秋男・前・木2) |
授業概要 | 主なる教育思想家の核となる教育思想について理解を深めながら、全体として教育思想の歴史的系譜を理解したい。とりわけ、近代教育の中心的テーマである人間の内面形成、近代的な教授学思想、新教育運動、公教育の成立と発展など、重要なテーマに関する教育思想の内容を理解する。教育思想に関連する原著や自らが収集した資料などを参考にして、より深く教育思想を理解するとともに、現代的な教育問題との関連についても理解を深めることとする。 |
授業のねらい・到達目標 | 現代の教育問題を考える上で、教育思想の歴史的展開を学ぶことは重要である。教育の様々な問題を思想的に学びながら「教育とは何か」を自覚的に問いたいと考える。特に、教育の目的論(人間の内面形成)と教授学思想(一斉教授と個別教授)の展開を中心としながら、国民教育論、新教育理論、脱学校論なども取り上げる予定である。 【日本大学教育憲章との関係】この授業の到達目標は、1)「教育」の諸概念並びに教育の本質及び目標を理解している(A-2-2)(A-1-2)。2)代表的な教育思想家の核となる教育思想を理解している(A-4-2)。3)人間の内面形成を重視する教育思想の歴史的系譜を理解している(A-4-2)。4)一斉教授や個別教授など近代教教授学思想の歴史的系譜を展開を理解している。5)近代教育制度の成立と展開を思想的な面からも理解している(A-8-2)。〈ディプロマポリシーとの関係〉この科目は、文理学部(学士(教育学))のディプロマポリシーDP1,DP2,DP4,DP8及びカリキュラムポリシーCP1,CP2,CP4,CP8に対応している。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 【授業形式:講義、演習】 原則として「対面式授業」を行いますが、コロナ感染拡大など不測の事態が生じた場合にはzoomなどを利用した授業を行います。テキストの主要課題について理解を深めながら、教育思想を理解したい。学力問題、フリー・スクールなどの現代的な問題にも理解を深めることとする。提出されたレポートは修正、もしくは再提出を求めることもある。テキストはありませんが、毎回、資料は配布します。授業の内容に関する2度の復習テストを課します。また、課題レポートの提出も求めます。シラバスに示した課題に沿って資料などを熟読し、最後にレポートを提出してください。 【対面授業に参加できない学生の代替方法、要件】 (1)zoomでの参加を認める要件;日本に入国できない留学生、遠方に居移している学生、その他特別の事情の有る者 (2)対面授業に参加できない場合:zoomで参加し、メールにて課題を提出する。 |
履修条件 | 教職履修者は選択必修。 |
授業計画 | |
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1 |
シラバスをよくお読みください。課題をシラバス上で明示します。復習テスト2回、課題レポートは1回提出してください。何か事情があれば、申し出て下さい。最終回での提出も認めます。最終試験は行わない予定です。
【事前学習】シラバスを事前に読んでおくこと。指定した思想家の経歴などを確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第2回以降の授業に備え、教育思想家の思想を検討し、かつ授業の要点と課題をノートにまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
資料「序章」を読んで、現代教育の課題と教育思想を学ぶ意味と課題を考えること。
【事前学習】資料の「序章」を中心に予め読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
資料の「第1章」を読んで、コメニウスの教授学思想を理解すること。
【事前学習】資料の「第1章」、並びに各時代の教育思想の全体像を文献で調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
資料の「第2章」を読んで、ロックの教育思想を理解すること。
【事前学習】資料の「第2章」、ならびに人間の性悪説・性善説・性白説の内容を調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
資料の「第3章」を読んで、ルソーの教育思想を理解すること。
【事前学習】資料の「第3章」を中心に、を中心に予め読んでおくこと。 (3時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
1回目の復習テスト:「2回目~5回目」までを範囲とします。注意点:資料などよく読んで答えること。授業内容と関係ないことは採点の対象になりません。
【事前学習】復習テストに合わせて、「序章」~「第3章」まで、資料の内容を再確認すること。 (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
復習テストの解答をします。各自で解答してください。授業の補足説明や未学習の部分をまとめて学習します。資料の「第5章」を読んで、ペスタロッチの博愛主義教育思想を学んでください。
【事前学習】資料の「第5 章」を中心に予め読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること。 (2時間) 【授業形態】同時双方向型授業 |
8 |
学校教育における「教育論争」をグループ形成して話し合います。自己の意見を必ず表明してください。
【事前学習】事前配布された「資料」を中心に予め読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
資料の「第4章」を読んで、ヘルバルトの科学的教育学と教授過程の定型化を学んでください。
【事前学習】資料の「第4章」を中心に予め読んでおくこと。」 (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
資料の「第7章」を読んで、マンの教育思想を学んでください。
【事前学習】資料の「第7章」を中心に予め読んでおくこと。 (3時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
資料の「第8章」を読んで、デユーイの経験主義教育の内容を理解して下さい。
【事前学習】資料の「第8章」を中心に予め読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
資料の「第9章」を読んで、ニイルのフリースクール運動の思想を理解してください。
【事前学習】資料の「第9章」を中心に予め読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
2回目の復習テスト:「第9回~第12回」を範囲とします。注意点:資料などよく読んで答えること。授業内容と関係ないことは採点の対象になりません。
【事前学習】復習テストに合わせて、「第9回~第12回」まで、資料の内容を再確認すること。 (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
復習テストの解答をします。各自で解答してください。授業の補足説明や未学習の部分をまとめて学習します。最終課題の提出:課題名「教育思想家を一人選び、その思想内容をまとめて下さい。字数:1,500字程度(A4・1枚以内。40字X40行で設定)。注意点:授業内容と関係ないことを記述しても、採点の対象にはなりません。 前期授業の総括(授業内容の総復習)。何かの事情で復習テストが未提出の人は、最終回での提出を認めます。 【事前学習】復習テストの結果に基づき、「第4章」~「第9章」(6章は除く)まで、テキストの内容を再確認すること。 (3時間) 【事後学習】資料を再度、読み返し、間違った点や疑問点の再学習を行うこと。 (1時間) 【授業形態】同時双方向型授業 |
15 |
未提出課題の回収。何かの事情で提出できなかった課題の提出を認めます。 前期授業の総括(授業内容の総復習)。何かの事情で復習テストが未提出の人は、最終回での提出を認めます。 【事前学習】最終課題及び未提出の課題の提出を求めます。 (2時間) 【事後学習】これまでの学習内容を再確認し、今後の学習プランを立てること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 使用しない |
参考書 | 関川悦雄・北野秋男 『教育思想のルーツを求めて』 啓明出版 2004年 第3版 参考書は市販されていませんが、アマゾンなどで購入可能です。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(20%)、授業内テスト(50%)、授業参画度:質疑応答、授業内のミニレポートなど(30%) 復習テスト、課題レポートの提出など、授業への参画度などにより、総合的に評価する。 |
オフィスアワー | 質問や意見などあれば、メールにてお願いします。また、授業内容や課題への質問は個別の対面による面接も行います(要予約)。 ak0924@minuet.plala.or.jp に送ってください。その場合は、必ず「科目名」と「学科・学年・学生証番号・氏名」を明記した上で、質問内容を明確にして送信してください。 |
備考 | 何かの事情で期限内に課題が提出できない場合には、理由を申し出て頂ければ、考慮します。 何か不明な点や質問があれば、メールにてお願いいたします. 追加の課題や資料、変更などがある場合には、授業内で知らせします。 |