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令和2年度以降入学者 | 特別活動・総合的な学習の時間の指導法 | ||||
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教員名 | 並木正 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 基本的に対面講義形式で行う。社会の状況により対面授業に支障が出た場合はz00mによるライブ配信授業に変更する。 |
授業概要 | 特別活動は、学校における多種多様な集団での活動を通して、課題の発見や解決を行い、よりよい集団や学校生活を 目指していく活動である。体験活動や異年齢集団活動を重視する点に特徴があり、この点に教育的意義を有している。本講義では、特別活動の意義や役割について、学習指導要領に示された、「学級活動」、「生徒会活動」、「学校行事」の3つの活動に分けて考察し、教員としての基礎的な力量を養うことをねらう。また、学級活動については、学級目標の決定のような学級活動について学習指導案の作成と模擬授業を実施して指導力の向上を図る。 総合的な学習の時間は、探究的な見方考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行い、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質能力の育成をめざす教育活動である。本講義では、各教科等で育成される見方・考え方を総合的に活用して、広範な事象を多種多様な視点から俯瞰してとらえ、実社会・実生活の課題を探究する学びが実現できるよう、指導計画作成や具体的な指導の仕方、学習活動の評価に関する知識技能の習得を目指す。さらに、実際に行われている中学校での具体例を示し、模擬的な総合の授業を行い、指導力の向上を目指す。 |
授業のねらい・到達目標 | (1) 特別活動の意義をとらえ、特別活動の目標と内容を理解することができる。 (2) 特別活動における学級活動・生徒会活動・学校行事の特質をとらえ、それぞれの指導法を理解し、学級活動については指導案を作成し、模擬授業を実践することができる。 (3) 特別活動の評価の基本方針と留意点を理解することができる。 (4) 総合的な学習の時間の意義をとらえ、これの目標と内容、指導方法を理解することができる。 (5) 総合的な学習の時間の指導計画作成の基本方針と作成上の留意点を理解することができる。 (6) 総合的な学習の時間の指導と評価の基本方針と実践上の留意点を理解することができ、簡単な指導計画を作成してグループ内で発表し、相互評価を得る。 教育学科ルーブリックのA-4-3およびA-6-3とA-8-3 |
授業の形式 | 講義、演習 |
授業の方法 | •基本的には講義形式で授業を進める。 •テーマによって、討論をしたり、グループワークを行ったりする。 •講義内容に関するワークシートを作成して提出を求める。 |
履修条件 | 将来教員になる意志を持つもの。 講義にコンスタントに出席する者。 |
授業計画 | |
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1 |
学習指導要領改訂における特別活動の位置づけと特別活動の目標
【事前学習】テキストの該当箇所(特活テキストp1~21)を読み理解し疑問点等を整理する。 (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた「特活における『主体的・対話的で深い学び』の実現」の考えを振り返り整理する。 (1時間) 【担当教員】並木 正 【授業形態】対面授業 |
2 |
特別活動の基本的な性格と教育活動全体における意義
【事前学習】テキストの該当箇所(特活テキストp22~39)を読み理解し疑問点等を整理する (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた「特別活動の教育活動全体における意義」の考えを振り返り整理する。 (1時間) 【担当教員】並木 正 【授業形態】対面授業 |
3 |
学級活動•ホームルー厶活動の活動内容とその特質
【事前学習】テキストの該当箇所(特活テキストp 40~73)を読み理解し疑問点等を整理する。 (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた「学級活動の意義」の考えを振り返り整理する。 (1時間) 【担当教員】並木 正 【授業形態】対面授業 |
4 |
学級活動における学級目標の設定について指導案を作成して模擬授業を行う。
【事前学習】授業指導案(略案)に学級目標を決める際の留意点や進め方を授業前に記入する。 (3時間) 【事後学習】グループごとに模擬授業を行った結果、何が大切かをまとめる。 (1時間) 【担当教員】並木 正 【授業形態】対面授業、オンデマンド型授業 |
5 |
生徒会活動の理解とその進め方と学校の教育活動の中での意義
【事前学習】テキストの該当箇所(特活テキストp 74-91)を読み理解し疑問点等を整理する。 (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた「生徒会活動」の考えを振り返り整理する。 (1時間) 【担当教員】並木 正 【授業形態】対面授業 |
6 |
学校行事の教育活動全体の中での位置づけとその意義
【事前学習】テキストの該当箇所(特活テキスト p92-112)を読み理解し疑問点等を整理する。 (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた「学校行事の学校教育全体の中での位置づけ」の考えを振り返り整理する。 (1時間) 【担当教員】並木 正 【授業形態】対面授業 |
7 |
指導計画の作成に当たっての配慮事項と内容の取扱についての配慮事項
【事前学習】特別活動の計画及び実施に当たって、どのような配慮事項があるのか(特活テキストp113~138)を読みまとめる。 (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた「計画、実施にあたっての配慮事項」の考えを振り返り整理する。 (1時間) 【担当教員】並木 正 【授業形態】対面授業 |
8 |
総合的な学習の時間の目標
【事前学習】総合的な学習の時間の目標(総合テキストp1~P17)を読んで、自分が学んできた中学校・高等学校での総合との違いをまとめる。 (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた総合的な学習の時間の目標について考えを振り返り整理する。 (1時間) 【担当教員】並木 正 【授業形態】対面授業 |
9 |
総合的な学習の時間の各学校で定める目標と指導計画
【事前学習】テキストの該当箇所(総合テキストp18~61)を読み理解し疑問点等を整理する。 (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた:「総合的な学習の時間の各学校での目標と指導計画」の内容を振り返り整理する。 (1時間) 【担当教員】並木 正 【授業形態】対面授業 |
10 |
総合的な学習の指導計画と各学校が定める内容
【事前学習】テキストの該当箇所(総合テキストp61~87)を読み理解し疑問点等を整理する。 (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた「総合的な学習の時間の各学校が定める内容」の内容を振り返り整理する。 (1時間) 【担当教員】並木 正 【授業形態】対面授業 |
11 |
総合的な学習の時間の目標と内容
【事前学習】テキストの該当箇所(総合テキストp88~119)を読み理解し疑問点等を整理する。 (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた「総合的な学習の時間の指導計画と学習内容と主体的な学び」の考えを振り返り整理する。 (1時間) 【担当教員】並木 正 【授業形態】対面授業 |
12 |
総合的な学習の時間における年間指導計画と単元計画の作成
【事前学習】テキストの該当箇所(総合テキストp 103~119)を参考に探究課題を設定して指導計画を作成する。 (3時間) 【事後学習】グループごとに指導計画をまとめ発表し、他のグループから質問を受け、指導計画に反映させ、提出する。 (1時間) 【担当教員】並木 正 【授業形態】対面授業 |
13 |
総合的な学習の時間の評価と学校内の体制づくり
【事前学習】テキストの該当箇所(総合テキストp120~142)を読み疑問点等を整理する。 (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた「総合的な学習の時間の授業づくり」の考えを振り返り整理する。 (1時間) 【担当教員】並木 正 【授業形態】対面授業 |
14 |
特別活動と総合的な学習の時間の違いについてまとめる。
【事前学習】特別活動のテキストと総合学習な学習の時間のテキストのどこが重要かをまとめる。 (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた「特別活動」と「総合的な学習の時間」の違いをワークシートにまとめ整理する。 (1時間) 【担当教員】並木 正 【授業形態】対面授業 |
15 |
考査・講評・まとめ
【事前学習】これまでの学習を網羅的に振り返り特に特活と総合の違いの重要点をまとめる。 (2時間) 【事後学習】試験で誤った点をテキストで見直す。 (1時間) 【担当教員】並木 正 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 文部科学省 『文部科学省『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 特別活動編』』 東山書房 2018年 第1版 文部科学省 『文部科学省『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 総合的な学習の時間編』』 東山書房 2018年 第1版 教科書は必ず購入してください。ネットでも参照できますが、手元に置いた方が見やすいのです。 |
参考書 | 中村 豊/原 清治[編著] 『特別活動 (新しい教職教育講座 教職教育編 9)』 ミネルヴァ書房 2023年 第1版 文部科学省 『今、求められる力を高める総合的な時間の展開(中学校編)』 株式会社アイフィス 2022年 第1版 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(40%)、レポート:特別活動の指導案と総合的な学習の指導計画の提出(20%)、授業参画度:授業毎に提出するワークシート(40%) |
オフィスアワー | 授業後の30分、本館2階講師控室。メールでの質問は随時受け付ける。 アドレスは t-namiki@rs.tus.ac.jp |