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令和元年度以前入学者 | 考古学研究実習1 | ||||
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教員名 | 堀内秀樹 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3・4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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Canvas LMSコースID・コース名称 | B087023E7 2024考古学研究実習1(堀内秀樹・前・火1) |
授業概要 | 歴史考古学の新しい分野である、『近世考古学』とその成果を具体例を呈示しつつ、歴史研究の新たな視点や今後の可能性を共に考える。また、近世遺跡発掘調査・研究経験を基に、近世考古学の調査、研究、周知化に関する基礎知識から社会的の中での位置づけなど広い視点で共に考える。 |
授業のねらい・到達目標 | 授業では、最初に近世考古学研究の概要と視点の講義を行う。その上で、いくつかのキーワードについての関連研究について学生自身が選択し、調査・研究レポートの提出および口頭発表を行う。発表後に内容を深く理解するために解説や学生との検討を行い、知見を深めていく。 近世考古学の研究法、成果、可能性などを自らも学ぶことにより、新しい時代の考古学分野を理解できるようになることを目的とする。 ・新しい問題に取り組むために、必要な情報を収集し、それを分析して用いることができる(A-5-3)。 ・様々な人々とコミュニケーションを取り、専門的知識について議論することができる(A-6-3)。 ・学修状況を自己分析し、その成果を評価することができる(A-8-3)。 この科目は、文理学部史学科(学士(文学))のディプロマポリシーDP5,6,8およびカリキュラムポリシーCP5,6,8に対応している。 ・これまでの先史考古学とは異なる新しい時代の考古学に対して、解釈視点や分析についての理解ができる(DP5-3)。 ・学生の研究発表とその後教員が行う解説に対して質疑応答、検討などを行うことで、異なる解釈視点を持つことができる(DP6-3)。 ・研究発表を行ったテーマに対して、深めるためのディスカッションを行い、充分であったも点、不足していた点を評価することができる(DP8-3) |
授業の形式 | 実習 |
授業の方法 | 授業は対面形式で行う。1回目から6回目までは、日本近世考古学に関する概論、トピックなどについて、教員が作成したテキストを用いて講義を中心に行う。2回目で近世考古学関連の小課題を出すので、4回目に与えられたテーマの小レポート提出と口頭発表を行う。合わせて教員による解説授業を行う。 7回目以降、あらかじめ決めた発表日までに学生が選択した研究についてのレポートを提出。1~2本ずつ提出した研究レポートについての口頭発表を行う。発表を受けての学生にディスカッションを踏まえて、教員が解説を行う。 15回目は、総括として新しい時代の考古学理解のための講義を行う。 ○提出物と発表 ①授業に関連した小課題(2回目に出題。4回目に提出ならびに口頭発表。) ③興味を持ったテーマについて調査・研究を行い、その内容について研究レポートを提出する。レポート量A4版2~10枚程度(挿図含)。7回目以降の決められた日に提出ならびに口頭発表 ○対面授業に参加できない場合、zoomで参加し、Canvas LMSに配信する課題を提出する。 |
授業計画 | |
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1 |
授業の進め方と概要、講義「日本近世考古学概論(分野、時代、位置)」について学ぶ
【事前学習】シラバスを事前に確認し、授業全体の流れを理解しておく (1時間) 【事後学習】日本と東アジア王朝などの関係を整理しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
講義「近世考古学の範囲と研究史」 近世考古学の多領域性について学ぶ(A-5)。 【事前学習】東アジアの国や地域の歴史について整理しておく (2時間) 【事後学習】日本の近世遺跡の位置(歴史、経済、文化など)について考える (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
講義「近世遺跡から出土する遺構・遺物」 新しい時代の考古資料が持つ意味を学ぶ(A-5)。 【事前学習】近世遺跡の発掘報告書を熟読する (3時間) 【事後学習】次週の課題に備えて、使用法などについて確認する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
学生による小課題 -近世遺物- 調査した遺物(生活財)がどのような機能と用途を有していたかについて発表・議論を行う(A-6)。 【事前学習】課題の遺物について調査する (2時間) 【事後学習】授業で取り上げた遺物の使用法などについて確認する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
講義「近世考古学の研究例 -城下町江戸-」 社会や環境が考古学に及ぼす影響を学ぶ(A-5)。 【事前学習】関連文献でこれまでの都市論について確認する (2時間) 【事後学習】城下町以外の町なども整理する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
講義「近世考古学の研究例2-江戸と農村-」 都市と村落の広域的な関係と考古学に及ぼす影響について学ぶ(A-5)。 【事前学習】近世の経済について知見を深めておく (2時間) 【事後学習】江戸との関係として大坂や京都のことも確認する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
研究発表:学生A・B 発表する学生は、授業内に行う解説や質疑を通して自己成果について考える(A-8) 発表に対して、質疑や検討を行う(A-6) 【事前学習】前週に周知した研究発表内容について知見を深めておく (2時間) 【事後学習】研究発表の内容について報告書、関連論文等で調べる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
研究発表:学生C・D 発表する学生は、授業内に行う解説や質疑を通して自己成果について考える(A-8) 発表に対して、質疑や検討を行う(A-6) 【事前学習】前週に周知した研究発表内容について知見を深めておく (2時間) 【事後学習】研究発表の内容について報告書、関連論文等で調べる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
研究発表:学生E・F 発表する学生は、授業内に行う解説や質疑を通して自己成果について考える(A-8) 発表に対して、質疑や検討を行う(A-6) 【事前学習】前週に周知した研究発表内容について知見を深めておく (2時間) 【事後学習】研究発表の内容について報告書、関連論文等で調べる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
研究発表:学生G・H 発表する学生は、授業内に行う解説や質疑を通して自己成果について考える(A-8) 発表に対して、質疑や検討を行う(A-6) 【事前学習】前週に周知した研究発表内容について知見を深めておく (2時間) 【事後学習】研究発表の内容について報告書、関連論文等で調べる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
研究発表:学生I・J 発表する学生は、授業内に行う解説や質疑を通して自己成果について考える(A-8) 発表に対して、質疑や検討を行う(A-6) 【事前学習】前週に周知した研究発表内容について知見を深めておく (2時間) 【事後学習】研究発表の内容について報告書、関連論文等で調べる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
研究発表:学生K・L 発表する学生は、授業内に行う解説や質疑を通して自己成果について考える(A-8) 発表に対して、質疑や検討を行う(A-6) 【事前学習】前週に周知した研究発表内容について知見を深めておく (2時間) 【事後学習】研究発表の内容について報告書、関連論文等で調べる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
研究発表:学生M・N 発表する学生は、授業内に行う解説や質疑を通して自己成果について考える(A-8) 発表に対して、質疑や検討を行う(A-6) 【事前学習】前週に周知した研究発表内容について知見を深めておく (2時間) 【事後学習】研究発表の内容について報告書、関連論文等で調べる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
研究発表:学生O・P 発表する学生は、授業内に行う解説や質疑を通して自己成果について考える(A-8) 発表に対して、質疑や検討を行う(A-6) 【事前学習】前週に周知した研究発表内容について知見を深めておく (2時間) 【事後学習】研究発表の内容について報告書、関連論文等で調べる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
これまでの発表の総括と新しい時代の考古学理解のための講義
【事前学習】これまで行った研究発表について復習、疑問点などの整理をしておく (2時間) 【事後学習】これまでの研究発表を踏まえて近世考古学について考える (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 教科書は特に定めない。レジュメとPowerPointで行う。 |
参考書 | 江戸遺跡研究会 『『図説 江戸考古学研究辞典』』 柏書房 2001年 柏書房HP http://www.kashiwashobo.co.jp/book/b227584.html |
成績評価の方法及び基準 | レポート:小課題、研究発表(70%)、授業参画度:授業時の参加、発言などで評価(30%) ※研究発表は、以下の評価によって採点する。 ・取り上げたテーマに対しての説明の充分さ・妥当性 ・近世考古学の成果の活用 ・発表者の意見の独創性・的確性 ・プレゼンテーションの工夫(パワーポイントを作成しても可) ・研究レポート(要提出) |
オフィスアワー | 授業後あるいはメールにて随時行う。 |