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令和2年度以降入学者 | 地球環境の変動と生命史 | ||||
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教員名 | 小森次郎 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 対面授業 |
授業概要 | 変化を続ける地球の環境を,46億年の地球環境変遷,人類史,現在と未来,といった多様な視点で学ぶ.授業では,学習者自身の手足を使い,周囲との議論や発表を含めて理解を深める. |
授業のねらい・到達目標 | 過去に絶滅した生命と同じような一つの「生命史」としてヒトという種を完結させないためにも,人類の営みを持続可能なものにすることが重要であることを理解できるようになる.また,現在の地球が,地球史という時間,宇宙という空間の中のごくわずかな一片であり,気圏・水圏・雪氷圏・地圏と生命は相互に影響しあいながら変化を続けてきたことを理解し他者へ自身の言葉で説明ができるようになる. さらに,それらの知識と経験から,現在と未来の地球が抱える課題について,周囲と積極的に議論ができるようになる. この科目は文理学部のディプロマポリシーDP3,4,5及びカリキュラムポリシーCP3,4,5に対応している。 日本大学教育憲章との関係: ・仮説に基づく課題や問題を提示し、客観的な情報を基に、論理的・批判的に考慮することの重要性を説明できる(A-3-1) ・事象を注意深く観察して、解決すべき問題を認識できる(A-4-1) ・新しいことに挑戦する気持ちを持つことができる(A-5-1) |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 対面式の授業を行う中で,スライドと配布資料,動画をつかった学習以外に,自らの手足をつかった地球史年表の作成や,教室内での簡易な実験,グループでのディスカッションを行う.さらに,各自の授業外学習によって準備された資料をつかったプレゼンテーションの機会を設ける. |
履修条件 | 授業開始前にCHIPSによる抽選を行う科目です。 抽選申請期間及び手続き方法等については,COMITS2に掲載されていますので確認してください。 |
授業計画 | |
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1 |
・ガイダンス.授業の進め方の解説 ・人類活動による多様な地球規模変動のレビュー(当科目の導入として) 【事前学習】地球規模の諸課題についてどういった事例があるか調べておく. (2時間) 【事後学習】地球温暖化から派生する環境問題・社会問題について事例を調べる. (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
前半:世界の氷河の分布.大陸氷床の変化.(A-4-1) 後半:氷河観測の専門サイトを使った各自による氷河の検索 【事前学習】汎用型の地図,衛星画像閲覧サイトを試用する. (2時間) 【事後学習】授業内で紹介したアプリケーションを試用する. (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
山岳氷河における環境変化と災害の事例(A-4-1)
【事前学習】氷河の狭義での分類,および世界の分布について確認しておくこと. (2時間) 【事後学習】世界各地の山岳氷河の観光資源としての位置づけと,そこへの訪問計画を試作する. (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
地球史年表の作成(A-4-1)
【事前学習】地質年代表の入手と俯瞰 (2時間) 【事後学習】地球史年代表に対する詳細情報の加筆 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
生命の進化と化石・鉱物資源(A-4-1)
【事前学習】作成した地球史年代表の見直し (2時間) 【事後学習】授業で扱われた資源について詳細を調べること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
固体地球の海陸の配置の変遷,大量絶滅,大型生物や恐竜の出現から絶滅の時代まで (A-4-1)
【事前学習】前回まで作成してきた地球史年表をさらに加筆・修正をしておくこと. (2時間) 【事後学習】地球史の中で特筆すべき事象を一つのテーマとしてその詳細を調べること. (2時間) |
7 |
身近な堆積物から考える人新世.(A-4-1)
【事前学習】地質年代区分「人新世」の成立の現状について調べておく. (2時間) 【事後学習】人新世の基底年代の複数の考えに関する資料を概観する. (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
近年の気候変動・大気組成変動(A-4-1)
【事前学習】大型地球史年表の中で,人類の進化や産業革命等の人為の事象がどの位置にあたるか改めて確認しておく. (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
孤島の文明崩壊危機の事例(A-4-1)
【事前学習】東アフリカを中心とした人類の拡散の歴史について調べておく. (2時間) 【事後学習】モデルとして紹介した事例に対する他の学説について調べる. (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
銀河系、太陽系の中の地球の位置(A-4-1)
【事後学習】高濃度の時代がどの様に復元されたかについて,対象の論文の該当箇所を読解すること. (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
地球温暖化の認知の歴史(A-4-1)
【事前学習】19世紀後半以降の気候変化について調べておく. (2時間) 【事後学習】地球温暖化に対しる意識の時代変化についてその原因とあわせて考えてみる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
廃棄物処理に関わるタイムスケール -身近な地層から考える- (A-4-1)
【事前学習】人類が排出する廃棄物にどのような種類があるのか調べておく. (2時間) 【事後学習】千年から数千万年のタイムスケールを得ることができる題材を更に考えてみる. (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
資源・エネルギーの利用の光と影 人類の選択1(A-4-1)
【事前学習】過去の特筆すべき自然現象や災害について,数分間のプレゼンテーション資料を作成する.(詳細は授業内で説明) (2時間) 【事後学習】各自のプレゼンテーションのコンテンツについて修正を加える (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
資源・エネルギーの利用の光と影 人類の選択2 (AIにも検討させた結果を比較対象に含めてみる) 【事前学習】第14回授業に関すると思われる事例を複数探して,その概要を整理しておくこと. (2時間) 【事後学習】授業内で取り上げた環境変化や災害について更に調べてみる. (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
資源・エネルギーの利用の光と影 人類の選択3(A-4-1) (具体的な方法や施策について検討を加える) 授業全体のまとめと共有 【事前学習】第1回~14回までの内容について,復習し,独自の閲覧資料を作成しておくこと. (2時間) 【事後学習】他の履修者や,周囲の人と,当授業で学んだ内容について積極的に議論すること. (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 指定の教科書は無い. 資料を各授業で配布する. |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:毎回の授業では理解度チェックを行います(Web経由の提出).(50%)、授業参画度:毎回の授業ではリアクションペーパーの提出を求めます(Web経由の提出).(50%) |
オフィスアワー | 月曜日2限 |