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西洋史講究

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令和2年度以降入学者 西洋史講究
教員名 新谷崇
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
授業概要 西洋の歴史と文化を概説する。
本授業では、西洋の文化や思想、制度を通史的に押さえつつ、我々の日常生活から「西洋近代」を再検討する。「西洋近代」は、その功罪はさておき、現代社会の形成に深く関与し、大きな影響をもたらし続けている。そのため、分野を問わず、一般教養の観点からも、関連知識を身に付けることは重要だと考える。また、2022年度には高校の地歴科が再編され、近現代を中心に扱う「歴史総合」が必修科目として新設された。西洋近現代史の知見を少しでも教育現場で活かせるようにしたい。
授業のねらい・到達目標 西洋社会の歴史的展開とその基本構造を理解し、歴史を自らの学修に活かす視点を養う。
中学社会科・高校地歴科の授業実践に必要な基礎知識を身に付ける。
1、西洋史に関する基礎知識や概念を習得して、時代ごとの主要動向を理解し、それらを大学生として適当な表現を用いて説明できるようになる。
2、地域の連関に着目しながら歴史を学び、西洋世界の地理的理解を深める。
3、授業で扱う歴史的事象を自身の関心と結びつけながら理解し、その後の学修に展開する。
4、西洋史の知識を基に現代世界の諸課題の背景を考察できるようになる。

【ディプロマポリシー(DP)/カリキュラムポリシー(CP)との対応】
・この科目は文理学部(学士(文学))のDP1、2およびCP1、2に対応している。
【日本大学教育憲章との対応】
・学修から得られた豊かな知識と教養、及び、自己の倫理観に基づいて、人文学・歴史学の役割を説明することができる。(A-1-2)
・現代社会における人文学・歴史学の役割を理解し、そのことを踏まえて、国際社会が直面している問題を説明することができる。(A-2-2)
授業の形式 講義
授業の方法 配布資料とパワーポイントを用いた講義形式で行う。
・配布資料はCanvas LMSに掲載する。履修者はこの資料に目を通し、下調べをしたうえで、基礎知識を確認しながら授業に臨むこと。
・毎回の授業で課題を含んだリアクションペーパーを記入してもらい、次回の授業で幾つか取り上げフィードバックする。

注意点:
・履修を希望する者は、初回授業前日までにCanvas LMSのコース登録を済ませること。
・受講者の人数や補充の説明の必要性などに応じて授業計画を若干変更することがある。
授業計画
1 ガイダンス(シラバスを基にした確認):西洋の歴史と文化の論点を押さえる
【事前学習】シラバスの内容を確認し、授業全体の流れを理解する。西洋史に関する既存の知識を整理してくる。 (2時間)
【事後学習】授業内容を踏まえ学習計画を立てる。 (2時間)
2 啓蒙:「文明」と「野蛮」を分ける思考
【事前学習】授業資料に目を通し、用語や人名、地名などを下調べする。 (2時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、疑問点や重要だと思われる論点を整理する。 (2時間)
3 産業革命:「大分岐」のはじまり
【事前学習】授業資料に目を通し、用語や人名、地名などを下調べする。 (2時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、疑問点や重要だと思われる論点を整理する。 (2時間)
4 世界の一体化:「世界システム論」を検討する
【事前学習】授業資料に目を通し、用語や人名、地名などを下調べする。 (2時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、疑問点や重要だと思われる論点を整理する。 (2時間)
5 フランス革命1:「市民革命史観」再考
【事前学習】授業資料に目を通し、用語や人名、地名などを下調べする。 (2時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、疑問点や重要だと思われる論点を整理する。 (2時間)
6 フランス革命2:シンボルを通じた政治
【事前学習】授業資料に目を通し、用語や人名、地名などを下調べする。 (2時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、疑問点や重要だと思われる論点を整理する。 (2時間)
7 ナショナリズム:国民形成の仕掛け
【事前学習】授業資料に目を通し、用語や人名、地名などを下調べする。 (2時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、疑問点や重要だと思われる論点を整理する。 (2時間)
8 アソシエーション:市民社会を機能させるもの
【事前学習】授業資料に目を通し、用語や人名、地名などを下調べする。 (2時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、疑問点や重要だと思われる論点を整理する。 (2時間)
9 帝国主義:「移動」から世界を捉える
【事前学習】授業資料に目を通し、用語や人名、地名などを下調べする。 (2時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、疑問点や重要だと思われる論点を整理する。 (2時間)
10 消費社会:博覧会と百貨店 が魅せた空間
【事前学習】授業資料に目を通し、用語や人名、地名などを下調べする。 (2時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、疑問点や重要だと思われる論点を整理する。 (2時間)
11 総力戦:社会と文化の転覆
【事前学習】授業資料に目を通し、用語や人名、地名などを下調べする。 (2時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、疑問点や重要だと思われる論点を整理する。 (2時間)
12 全体主義:大衆動員のプロパガンダ
【事前学習】授業資料に目を通し、用語や人名、地名などを下調べする。 (2時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、疑問点や重要だと思われる論点を整理する。 (2時間)
13 欧州統合:世界大戦をいかに清算するか
【事前学習】授業資料に目を通し、用語や人名、地名などを下調べする。 (2時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、疑問点や重要だと思われる論点を整理する。 (2時間)
14 授業内試験と問題の解説
【事前学習】これまでの授業内容を振り返り、要点を整理する。 (2時間)
【事後学習】試験の課題を振り返り、疑問点や論点を整理する。 (2時間)
15 授業内試験の解答と解説
【事前学習】試験を通じて浮かび上がった疑問点や論点の下調べをする。 (2時間)
【事後学習】試験の解説を踏まえ、これまでの授業内容を振り返り、今後の学修課題を検討する。 (2時間)
その他
教科書 講義で使用する資料(プリント等)はCANVAS LMSでも配布する。
参考書 各回の授業で紹介する
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:第14回授業時に実施する。設問に対してどの程度、授業内容を踏まえて学術的で明晰な論述ができているか(60%)、授業参画度:授業内容に応じた課題を含んだレスポンスシートの内容(40%)
オフィスアワー 授業後もしくは金曜日3時限(研究室:事前に連絡をすること)。授業に関する連絡、質問、問い合わせはCanvas LMSのメッセージですること。

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