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令和2年度以降入学者 | 日本史特講2 | ||||
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教員名 | 舟橋正真 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 毎回講義資料を配布し、授業を進めます。講義資料はpdfをCanvas LMSに公開しますので、各自でダウンロード(及び印刷)して授業に臨んでください。 |
授業概要 | この授業は「象徴天皇制下の皇族とは何であるのか」という問いについて、昭和戦中・戦後の政治史・軍事史を通して考えることを目的とします。日本が満洲事変から日中戦争、そしてアジア太平洋戦争へと突き進み、敗戦へ至る過程を概観しながら、昭和天皇の末弟三笠宮崇仁親王の動向を詳細に検討していきます。対象とする時期は、アジア太平洋戦争中(1943年〜)から独立講和後(〜1959年)までとします。 |
授業のねらい・到達目標 | この授業を通して、大日本帝国憲法下の皇族のあり方、及び日本国憲法下の皇族のあり方、ひいては日本近現代史の内実の一端を理解できるようにします。その上で、日本近現代史研究の方法を身につけられるようにします。 この科目は文理学部(学士(文学))のDP2,3及びCP2,3に対応している。 世界諸国の歴史,経済,文化,政治などの背景を理解し,国際社会が直面している問題を人文学の視点から説明することができる(A-2-3)。 物事を既存の知識にとらわれることなく,人文学的根拠にもとづいて論理的・批判的に考察し,説明することができる(A-3-3)。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | この授業は、一次史料などに基づきながら進めます。また、適宜アクティブ・ラーニング(双方向授業)を用います。授業後にリアクションペーパーを提出してもらいます。課題は授業内で提示します。講義資料、期末レポート課題の提示・提出などは全てCanvas LMSで行います。初回の授業までに、Canvas LMSのコース登録を行ってください。受講者への連絡はCanvas LMSの連絡事項欄に掲示するので随時確認してください。 |
履修条件 | 履修を希望する場合は、初回のガイダンスに必ず出席してください。毎回の出席は必須ですので、意欲を持って授業に臨んでほしいです。 リアクションペーパーの提出をもって出席と認めます。授業を5回以上欠席した者は評価の対象としません。授業内テストを受けても採点の対象外とします。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業のテーマや到達目標および授業の方法について説明する) 三笠宮崇仁親王とは(三笠宮の生涯を概観する) 【事前学習】シラバスを事前に確認する。大日本帝国憲法第1章、及び日本国憲法第1章を調べて読んでおくこと。昭和史について簡単に復習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第1回の配布資料やノートを読み返し、わからない用語があれば辞典などで調べておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
陸軍将校としてのアジア太平洋戦争① 南京派遣:「若杉参謀」として(A-2-3、A-3-3) 【事前学習】第1回の配布資料やノートをよく読み直しておくこと。「昭和天皇」について辞典などで調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】提示した課題へのリアクションペーパーを書く。第2回の配布資料やノートを読み返し、わからない用語があれば辞典等で調べておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
陸軍将校としてのアジア太平洋戦争② 陸軍への痛烈な批判:「支那事変に対する日本人としての内省」(A-2-3、A-3-3) 【事前学習】第2回の配布資料やノートをよく読み直しておくこと。第3回のテーマについて辞典などで簡単に調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】提示した課題へのリアクションペーパーを書く。第3回の配布資料やノートを読み返し、わからない用語があれば辞典等で調べておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
陸軍将校としてのアジア太平洋戦争③-1 時局転換構想の頓挫①(A-3-3) 【事前学習】第3回の配布資料やノートをよく読み直しておくこと。第4回のテーマについて辞典などで簡単に調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】提示した課題へのリアクションペーパーを書く。第4回の配布資料やノートを読み返し、わからない用語があれば辞典等で調べておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
陸軍将校としてのアジア太平洋戦争③-2 時局転換構想の頓挫②(A-3-3) 【事前学習】第4回の配布資料やノートをよく読み直しておくこと。第5回のテーマについて辞典などで簡単に調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】提示した課題へのリアクションペーパーを書く。第5回の配布資料やノートを読み返し、わからない用語があれば辞典等で調べておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
陸軍将校としてのアジア太平洋戦争④ 「終戦」の模索(A-2-3、A-3-3) 【事前学習】第5回の配布資料やノートをよく読み直しておくこと。第6回のテーマについて辞典などで簡単に調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】提示した課題へのリアクションペーパーを書く。第6回の配布資料やノートを読み返し、わからない用語があれば辞典等で調べておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
陸軍将校としてのアジア太平洋戦争⑤ 陸軍将校としての「懺悔」(A-2-3、A-3-3) 【事前学習】第6回の配布資料やノートをよく読み直しておくこと。第7回のテーマについて辞典などで簡単に調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】提示した課題へのリアクションペーパーを書く。第7回の配布資料やノートを読み返し、わからない用語があれば辞典等で調べておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
戦後皇族としての模索① 敗戦直後の三笠宮:「苦悩」の日々(A-3-3) 【事前学習】第7回の配布資料やノートをよく読み直しておくこと。第8回のテーマについて辞典などで簡単に調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】提示した課題へのリアクションペーパーを書く。第8回の配布資料やノートを読み返し、わからない用語があれば辞典等で調べておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
戦後皇族としての模索②-1 皇室の民主化を目指して:新憲法と皇室典範改正をめぐって①(A-2-3、A-3-3) 【事前学習】第8回の配布資料やノートをよく読み直しておくこと。第9回のテーマについて辞典などで簡単に調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】提示した課題へのリアクションペーパーを書く。第9回の配布資料やノートを読み返し、わからない用語があれば辞典等で調べておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
戦後皇族としての模索②-2 皇室の民主化を目指して:新憲法と皇室典範改正をめぐって②(A-2-3、A-3-3) 【事前学習】第9回の配布資料やノートをよく読み直しておくこと。第10回のテーマについて辞典などで簡単に調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】提示した課題へのリアクションペーパーを書く。第10回の配布資料やノートを読み返し、わからない用語があれば辞典等で調べておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
戦後皇族としての模索③ 学者皇族への道(A-3-3) 【事前学習】第10回の配布資料やノートをよく読み直しておくこと。第11回のテーマについて辞典などで簡単に調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】提示した課題へのリアクションペーパーを書く。第11回の配布資料やノートを読み返し、わからない用語があれば辞典等で調べておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
戦後皇族としての模索④ 戦後皇族像の交錯(A-3-3) 【事前学習】第11回の配布資料やノートをよく読み直しておくこと。第12回のテーマについて辞典などで簡単に調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】提示した課題へのリアクションペーパーを書く。第12回の配布資料やノートを読み返し、わからない用語があれば辞典等で調べておくこと。期末レポート作成の準備を始める(A-3-3)。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
戦後皇族としての模索⑤ 「紀元節」復活をめぐって(A-3-3) 【事前学習】第12回の配布資料やノートをよく読み直しておくこと。第13回の配布資料(論文)を一読して、わからない人名・用語を辞典等で調べておくこと。 (3時間) 【事後学習】提示した課題へのリアクションペーパーを書く。第13回の配布資料やノートを読み返し、わからない用語があれば辞典等で調べておくこと。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
授業内テストの実施と問題の解説
【事前学習】初回から13回までの配布資料やノートをよく読み直しておくこと。 (3時間) 【事後学習】初回から13回までの配布資料やノートをよく読み直しておくこと。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
学期のまとめ 授業内テストの解答の解説、半期の振り返り 象徴天皇制下の皇族とは何か(A-3-3) 【事前学習】初回から13回までの配布資料やノートをよく読み直しておくこと。 (1時間) 【事後学習】提示した課題へのリアクションペーパーを書く。第15回の配布資料を読み返し、わからない用語があれば辞典等で調べておくこと。各自興味のあるテーマについてさらに調査を進める。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | とくに指定しない。 |
参考書 | 原武史・吉田裕編 『岩波 天皇・皇室辞典』 岩波書店 2005年 小田部雄次 『天皇・皇室を知る事典』 東京堂出版 2007年 吉田裕 『アジア・太平洋戦争』 岩波新書 2007年 古川隆久 『昭和天皇』 中公新書 2011年 河西秀哉編著 『戦後史のなかの象徴天皇制』 吉田書店 2013年 古川隆久 『昭和史』 ちくま新書 2016年 三笠宮崇仁親王伝記刊行委員会編 『三笠宮崇仁親王』 吉川弘文館 2022年 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト(70%)、授業参画度(30%) 授業内テストの内容については講義内で説明します。授業参画度は、各回のリアクションペーパーの内容で評価します。出欠は毎回とります。 |
オフィスアワー | メールで対応します(E-mail:seishin.funabashi☆gmail.com)(☆を@に置き換えてください) |
備考 | 初回のガイダンスでは、授業のテーマや到達目標および授業の方法、成績評価について説明するため、必ず出席してください。 |