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日本史研究実習1

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令和2年度以降入学者 日本史研究実習1
教員名 工藤憲一郎
単位数    1 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
授業概要 日本近世史を研究するための能力として、古文書などの史料を読み解く力を養成する。
具体的には近世末期(幕末)の政治史に関する史料を素材にしながら、文語体の史料を読み下す・書き下すことができる力、それを口語に訳すことができる力、史料の内容やその歴史的背景・意義などを理解できる力などの習得をめざす。
授業のねらい・到達目標 〈授業のねらい〉
近世史料の読解能力を身につける。
〈到達目標〉
文語体の史料の読み下し・書き下しと口語訳をすることができる。
史料の内容やその歴史的背景・意義などを説明できる。
〈ディプロマポリシーとの関係〉
この科目は、文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP5,6,8およびカリキュラムポリシーCP5,6,8に対応しています。
〈日本大学教育憲章との関係〉
新しい問題に取り組むために、必要な情報を収集し、それを分析して用いることができる。(A-5-3)
様々な人々とコミュニケーションを取り、専門的知識について議論することができる。(A-6-3)
学修状況を自己分析し、その成果を評価することができる。(A-8-3)
授業の形式 実習
授業の方法 ①近世末期(幕末)の政治史に関する刊行史料を読解のテキストとする。
②読解する史料は、くずし字などの影印本ではなく、活字化されたテキストを用いる。
③読解用の史料ファイルはCanvas LMSにより配布する。
④授業では適宜、学生による史料テキストの読み下しを輪読方式で行う。
⑤学生は各回、史料テキストの書き下しなどの授業課題に取り組み、主としてCanvas LMSにより提出する。
⑥学生は各回、授業内容に関する質問あるいは感想などについて、リアクションペーパーをCanvas LMSにより提出する。
⑦第15回で実施する試験では、史料テキストの書き下しを行う。当日、体調不良等のやむを得ない理由により欠席した学生については、代替措置を講ずる。
⑧授業計画の記載内容について、使用する史料のテキスト数(史料A~D)はあくまでも目安とする。実際の授業の進捗状況により、史料テキストは増減することがあり得る。それに伴って、授業全体のスケジュールを適宜変更する可能性がある。
⑨実習科目という授業の特性に鑑み、授業への参加は対面での出席に限定する。遠隔での参加は認めない。
履修条件 必須の条件ではないものの、高校卒業程度の日本史ならびに国語(古文・漢文)の知識があることが望ましい。
授業計画
1 初回ガイダンスとして、授業の方法の詳細、事前学習・事後学習の取り組み方、史料テキストの性格などに関して説明する。
【事前学習】シラバスの内容を確認する。
【事後学習】授業内容を再確認して、質問あるいは感想などをリアクションペーパーにまとめて提出する。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
2 幕末政治史に関する史料Aの読み下し・書き下しならびに解説
【事前学習】史料テキストの内容を確認し、それを読み下すうえでの自己の課題を見いだして把握しておく。 (0.5時間)
【事後学習】授業内容を復習して、質問あるいは感想などをリアクションペーパーにまとめて提出する。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
3 幕末政治史に関する史料Aの読み下し・書き下しならびに解説
【事前学習】史料テキストの内容を確認し、それを読み下すうえでの自己の課題を見いだして把握しておく。 (0.5時間)
【事後学習】授業内容を復習して、質問あるいは感想などをリアクションペーパーにまとめて提出する。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
4 幕末政治史に関する史料Aの読み下し・書き下しならびに解説
【事前学習】史料テキストの内容を確認し、それを読み下すうえでの自己の課題を見いだして把握しておく。 (0.5時間)
【事後学習】授業内容を復習して、質問あるいは感想などをリアクションペーパーにまとめて提出する。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
5 幕末政治史に関する史料Aの読み下し・書き下しならびに解説
【事前学習】史料テキストの内容を確認し、それを読み下すうえでの自己の課題を見いだして把握しておく。 (0.5時間)
【事後学習】授業内容を復習して、質問あるいは感想などをリアクションペーパーにまとめて提出する。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
6 幕末政治史に関する史料Bの読み下し・書き下しならびに解説
【事前学習】史料テキストの内容を確認し、それを読み下すうえでの自己の課題を見いだして把握しておく。 (0.5時間)
【事後学習】授業内容を復習して、質問あるいは感想などをリアクションペーパーにまとめて提出する。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
7 幕末政治史に関する史料Bの読み下し・書き下しならびに解説
【事前学習】史料テキストの内容を確認し、それを読み下すうえでの自己の課題を見いだして把握しておく。 (0.5時間)
【事後学習】授業内容を復習して、質問あるいは感想などをリアクションペーパーにまとめて提出する。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
8 幕末政治史に関する史料Bの読み下し・書き下しならびに解説
【事前学習】史料テキストの内容を確認し、それを読み下すうえでの自己の課題を見いだして把握しておく。 (0.5時間)
【事後学習】授業内容を復習して、質問あるいは感想などをリアクションペーパーにまとめて提出する。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
9 幕末政治史に関する史料Cの読み下し・書き下しならびに解説
【事前学習】史料テキストの内容を確認し、それを読み下すうえでの自己の課題を見いだして把握しておく。 (0.5時間)
【事後学習】授業内容を復習して、質問あるいは感想などをリアクションペーパーにまとめて提出する。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
10 幕末政治史に関する史料Cの読み下し・書き下しならびに解説
【事前学習】史料テキストの内容を確認し、それを読み下すうえでの自己の課題を見いだして把握しておく。 (0.5時間)
【事後学習】授業内容を復習して、質問あるいは感想などをリアクションペーパーにまとめて提出する。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
11 幕末政治史に関する史料Cの読み下し・書き下しならびに解説
【事前学習】史料テキストの内容を確認し、それを読み下すうえでの自己の課題を見いだして把握しておく。 (0.5時間)
【事後学習】授業内容を復習して、質問あるいは感想などをリアクションペーパーにまとめて提出する。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
12 幕末政治史に関する史料Dの読み下し・書き下しならびに解説
【事前学習】史料テキストの内容を確認し、それを読み下すうえでの自己の課題を見いだして把握しておく。 (0.5時間)
【事後学習】授業内容を復習して、質問あるいは感想などをリアクションペーパーにまとめて提出する。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
13 幕末政治史に関する史料Dの読み下し・書き下しならびに解説
【事前学習】史料テキストの内容を確認し、それを読み下すうえでの自己の課題を見いだして把握しておく。 (0.5時間)
【事後学習】授業内容を復習して、質問あるいは感想などをリアクションペーパーにまとめて提出する。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
14 幕末政治史に関する史料Dの読み下し・書き下しならびに解説
【事前学習】史料テキストの内容を確認し、それを読み下すうえでの自己の課題を見いだして把握しておく。 (0.5時間)
【事後学習】授業内容を復習して、質問あるいは感想などをリアクションペーパーにまとめて提出する。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
15 試験(授業内テスト)およびその解説
【事前学習】史料A~Dの読み下し・書き下しについて再復習し、新出の史料テキストの書き下しができるように準備する。 (1時間)
【事後学習】試験の出題内容を復習するとともに、授業全体の感想などをリアクションペーパーにまとめて提出する。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 佐藤孝之・宮原一郎・天野清文 『近世史を学ぶための古文書「候文」入門』 天野出版工房 2023年
史料テキストの読解に当たって、適宜参照します。第2回以降は必ず持参してください。
参考書 児玉幸多編 『くずし字用例辞典 普及版』 東京堂出版 1981年
佐々木克 『幕末史』 筑摩書房 2014年
三谷博 『維新史再考』 NHK出版 2017年
『くずし字用例辞典』については、この授業はくずし字の解読を行うものではありませんが、古文書・古記録に特有の用語・用句を調べるうえで有用です。『幕末史』ならびに『維新史再考』は、近世末期(幕末)の複雑な政治史を理解するうえでの入門書・概説書として薦めるものです。3冊とも必要に応じて学生各自の判断で参考にしてください。
成績評価の方法及び基準 レポート:各回の授業課題(20%)、授業内テスト:第15回の試験(60%)、授業参画度:授業での史料テキストの輪読ならびに各回のリアクションペーパー(20%)
オフィスアワー メールやCanvas LMSなどで質疑応答を行います。
備考 「授業の方法」でも記しているように、この授業はくずし字の解読を行うものではありません。
同じく、この授業では遠隔参加は認めません。

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