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西洋史研究実習1

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令和2年度以降入学者 西洋史研究実習1
教員名 新谷崇
単位数    1 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
授業概要 西洋近現代史研究に必要な外国語文献の活用方法を実践を通じて学ぶ:
西洋史分野の英語(日本語など他言語も一部用いる)の学術論文を読みながら、外国語文献探索の手順、欧語学術論文の表現スタイルを身に付け、文献読解のための語学力を養う。
*英語の文献が中心となるが、その他の言語についても、履修者の状況を見て扱う。
授業のねらい・到達目標 西洋史の卒業論文執筆あるいは演習科目に必要な外国語の運用能力を上げる。
1、外国語文献を探索し、学術的に適切な方式で目録を作成できる。
2、学術論文の構造、欧語学術論文の表現スタイルを理解する。
3、外国語文献の読解を通じて、歴史研究に必要な西洋由来の概念、専門用語などを理解する。
4、外国語文献の精読、訳出を通じて、読解力を付ける。

【ディプロマポリシー(DP)/カリキュラムポリシー(CP)との対応】
・この科目は文理学部(学士(文学))のDP5、6、8およびCP5、6、8に対応している。
【日本大学教育憲章との対応】
・新しい問題に取り組むために、必要な情報を収集し、それを分析して用いることができる。(A-5-3)
・様々な人々とコミュニケーションを取り、専門的知識について議論することができる。(A-6-3)
・学修状況を自己分析し、その成果を評価することができる。(A-8-3)
授業の形式 実習
授業の方法 指定された外国語(および日本語)の文献を受講者が読み、内容の要約や和訳を発表する。議論の中で、教員は必要に応じて訳の修正や補足、追加情報の提供や専門用語の解説を行う。授業時には参加者全員に課題の説明を求めるので各自準備しておくこと。訳文等の課題は授業前にCANVAS LMSを通じて提出する。
授業計画
1 ガイダンス:歴史研究で外国語を用いるには
【事前学習】大学図書館および研究室で西洋史関連の書籍、学術雑誌の配架場所を把握し、利用手順などを確認する。 (0.5時間)
【事後学習】電子化された史資料を探索してみる。 (0.5時間)
2 論文とは何か:問い・実証・結論の一貫性を検討する
【事前学習】事前に配布される日本語論文を読む。 (1時間)
【事後学習】講義内容を復習し、授業後課題に取り組む。 (0.5時間)
3 外国語文献の探索:ウェブサイトを利用する
【事前学習】指定されたウェブサイトなどで外国語の文献を探してみる。 (1時間)
【事後学習】講義内容を復習し、さらに探索を続ける。 (0.5時間)
4 文献リストの作成:探索した外国語文献をリスト化する
【事前学習】指定された方式で各自文献リストを作成してくる。 (1時間)
【事後学習】講義内容を踏まえて、文献リストを修正する。 (0.5時間)
5 様々な略号:欧語学術論文のスタイルへの理解を深める
【事前学習】事前に配布された課題を行う。 (1時間)
【事後学習】講義内容を復習し、論文で用いられる様々な略号を理解する。 (0.5時間)
6 註と引用の手順:
【事前学習】事前に配布された課題を行う。 (1時間)
【事後学習】講義内容を復習し、註の機能への理解を深める。 (0.5時間)
7 アブストラクト:記入すべき事柄を知る
【事前学習】事前に配布された課題を行う。 (1時間)
【事後学習】講義内容を復習しながら、事前課題を読み直す。 (0.5時間)
8 目次:論文の構造を考える
【事前学習】事前に配布された課題を行う。 (1時間)
【事後学習】講義内容を復習しながら、事前課題を読み直す。 (0.5時間)
9 英語文献の講読
【事前学習】事前に配布される英語文献の指定箇所を訳し、CANVAS LMSに提出する。 (1時間)
【事後学習】担当教員による説明を反映させた修正訳を作成する。 (0.5時間)
10 英語文献の講読
【事前学習】事前に配布される英語文献の指定箇所を訳し、CANVAS LMSに提出する。 (1時間)
【事後学習】担当教員による説明を反映させた修正訳を作成する。 (0.5時間)
11 英語文献の講読
【事前学習】事前に配布される英語文献の指定箇所を訳し、CANVAS LMSに提出する。 (1時間)
【事後学習】担当教員による説明を反映させた修正訳を作成する。 (0.5時間)
12 英語文献の講読
【事前学習】事前に配布される英語文献の指定箇所を訳し、CANVAS LMSに提出する。 (1時間)
【事後学習】担当教員による説明を反映させた修正訳を作成する。 (0.5時間)
13 英語文献の講読
【事前学習】事前に配布される英語文献の指定箇所を訳し、CANVAS LMSに提出する。 (1時間)
【事後学習】担当教員による説明を反映させた修正訳を作成する。 (0.5時間)
14 英語文献の講読
【事前学習】事前に配布される英語文献の指定箇所を訳し、CANVAS LMSに提出する。 (1時間)
【事後学習】担当教員による説明を反映させた修正訳を作成する。 (0.5時間)
15 総括:振り返りと今後の学修についての検討
【事前学習】第14回までの授業内容を復習する。 (1時間)
【事後学習】自分の関心を踏まえて外国語文献を入手し、研究に取り掛かる。 (1時間)
その他
教科書 ・教材は教室およびCANVAS LMSで配布する。
参考書 アメリカ心理学会、前田樹海・江藤 裕之 (訳)  『APA論文作成マニュアル』 医学書院 2023年 第3版
ケイト・L・トゥラビアン 『シカゴ・スタイル 研究論文執筆マニュアル』 慶應義塾大学出版会 2012年
マルコム・フィッツアール、西澤伊津子 (訳)  『マルコム先生の書いて身につく科学英語ライティング』 京都大学学術出版会 2015年
*出版社の指定はないが毎回辞書を持参すること。また、基本的なものでよいので文法の参考書も用意すること。
成績評価の方法及び基準 レポート:授業内課題(締切りの厳守、内容)(70%)、授業参画度:ディスカッションでの貢献(30%)
オフィスアワー 授業後もしくは金曜日3時限(研究室:事前に連絡をすること)。授業に関する連絡、質問、問い合わせはCanvas LMSのメッセージですること。

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