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令和2年度以降入学者 | 考古学実地研究1 | ||||
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教員名 | 濱田晋介 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 実習と講義を主体とする講座のため、対面授業を基本とする。 |
授業概要 | 考古学研究の資料・データ収集の方法である遺跡発掘調査の方法と理論、発掘調査に伴う法令や埋蔵文化財・埋蔵文化財保護行政、埋蔵文化財保護・活用について講義する。 9月初旬頃に予定している、埼玉県さいたま市の遺跡発掘調査を実施し、これに参加してもらう。 |
授業のねらい・到達目標 | 考古学研究と埋蔵文化財、埋蔵文化財行政、埋蔵文化財保護・活用について学ぶことができる。遺跡調査から構築される考古学研究法を理解することができる。 遺跡調査に必要な理論・方法について学び、遺跡調査記録に係る実技を授業内で実際に体験して習得することができる。 実際の遺跡発掘学術調査に参加し、発掘調査を体験することができる。 多くの考古資料に実際に触れ観察し、表現することを学ぶことができる。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP4~7及びカリキュラムポリシーCP4~7に対応している。 ・日常生活における現象に潜む人文学的問題を発見し、専門的知識に基づいて解決案を作成できる。(A-4-3) ・新しい問題に取り組むために、必要な情報を収集し、それを分析して用いることができる。(A-5-3) ・様々な人々とコミュニケーションを取り、専門的知識について議論することができる。(A-6-3) ・学修活動において、積極的にリーダーシップ及び指導力を発揮して、他者と協働して作業をすることができる。(A-7-3) |
授業の形式 | 講義、実習 |
授業の方法 | 授業は対面で行う。授業の資料はCanvas LMSを利用する。各自Canvas LMSを利用できる環境を整えるとともに、初回講義開始までにCanvas LMSのコース登録をすること。受講者への連絡はCanvas LMSの“連絡事項”欄に掲示するので随時確認すること。Canvas LMSにアップしてあるプリントが有る場合は、事前にダウンロードして印刷しておくこと。質問に対して授業中あるいはCanvas LMSのメール機能を利用し応答していく。前期授業成果の実践として、夏季休暇中(9月初旬で約10日間程度の予定)に発掘調査を実施し、これに参加してもらう。本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とする。 |
履修条件 | 史学科学生に限る。但し、他学科でも学芸員コース履修生の受講は認める。 夏季休暇中(9月初旬頃予定)に実施する発掘調査(埼玉県さいたま市の遺跡を予定)に参加できること。 |
授業計画 | |
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1 |
考古学研究と遺跡調査(考古学とは何か、遺跡とは何か、発掘調査とは何か、について解説する。講義予定)
【事前学習】考古学とはどのような学問かを調べておくこと (1時間) 【事後学習】考古学研究と遺跡、遺跡調査の意義をまとめる。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
発掘調査と整理作業の実際(発掘調査の動画と出土遺物の整理作業について解説する。座学予定)
【事前学習】遺跡と埋蔵文化財の関係をしらべてみる。 (1時間) 【事後学習】考古学と埋蔵文化財の関係をまとめる。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
考古学と埋蔵文化財(発掘調査に関わる諸法律について解説する。講義予定)
【事前学習】考古学と埋蔵文化財の違いや、発掘調査実施に係わる法律について調べておく。 (1時間) 【事後学習】埋蔵文化財保護・活用の意義をまとめる。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
測量の基礎:平面図とは何か(遺跡の基本的な測量のうち、平面図の作成原理について解説する。講義予定)
【事前学習】測量にはどのような方法があるかを調べておくこと (1時間) 【事後学習】平面図作成の原理についてその方法とともに実践できるようにする (3時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
測量の基礎:断面図とは何か(遺跡の基本的な測量のうち、断面図の作成原理について解説する。講義予定)
【事前学習】測量にはどのような方法があるかを調べておくこと (1時間) 【事後学習】断面図作成の原理についてその方法とともに実践できるようにする (3時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
遺跡・遺構測量法の実技:トランシットの設置(平面図の基準となる発掘範囲の設定をトランシットを用いて実践する)
【事前学習】第4回講義で学んだ遺跡測量法を復習しておく。 (2時間) 【事後学習】測量実技での注意点や自己実技の改善点などをまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
遺跡・遺構測量法の実技:遣り方(やりかた)測量(基準杭を使って平面図を書く方法を実践する)
【事前学習】前回実習の反省点、実技の改善点など考える。 (1時間) 【事後学習】測量実技での注意点や自己実技の改善点などをまとめる。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
遺跡・遺構測量法の実技:平板測量1(平面図作成を実践する)
【事前学習】第4回講義で学んだ遺跡測量法を復習しておく。 (1時間) 【事後学習】測量実技での注意点や自己実技の改善点などをまとめる。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
遺跡・遺構測量法の実技:平板測量2(平面図の作成を完結させる)
【事前学習】前回実習の反省点、実技の改善点など考える。 (1時間) 【事後学習】測量実技での注意点や自己実技の改善点などをまとめる。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
遺跡・遺構測量法の実技:レベル操作1(基準となる標準点から標高移動の作業を実践する)
【事前学習】第5回講義で学んだ遺跡測量法を復習しておく。 (1時間) 【事後学習】測量実技での注意点や自己実技の改善点などをまとめる。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
遺跡・遺構測量法の実技:レベル操作2(基準となる座標から標高移動の作業を完結する)
【事前学習】前回実習の反省点、実技の改善点など考える。 (1時間) 【事後学習】測量実技での注意点や自己実技の改善点などをまとめる。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
遺跡・遺構測量法の実技:断面実測1(断面の模式図を使って、断面図作成作業を実践する)
【事前学習】前回実習の反省点、実技の改善点など考える。 (1時間) 【事後学習】測量実技での注意点や自己実技の改善点などをまとめる。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
遺跡・遺構測量法の実技:断面実測1(断面の模式図を使って、断面図作成作業を完結する)
【事前学習】前回実習の反省点、実技の改善点など考える。 (1時間) 【事後学習】測量実技での注意点や自己実技の改善点などをまとめる。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
考古学実習への準備1 実習遺跡の研究1
【事前学習】発掘実習の遺跡について調べておくこと。 (3時間) 【事後学習】実習遺跡の地形、周辺遺跡を調べまとめる。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
考古学実習への準備2 実習遺跡の研究2 発掘調査の心得
【事前学習】これまでの授業の復習をしておく。 (1時間) 【事後学習】実技実習で学んだ手順を復習し夏季実習参加の準備をしておく。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | なし |
成績評価の方法及び基準 | レポート:第14回授業時にレポート課題を出題する。(50%)、発掘調査時の日誌内容(50%) 授業の出席が2/3以上であることを採点の条件にする。 第14回に出題するレポートと発掘調査で毎回提出する日誌の内容によって評価する。 *発掘調査に感染症罹患などの理由により参加できない場合は、考古学実習用課題を用意しその内容を評価する。 |
オフィスアワー | 授業内、Canvas LMSを通じての質問に回答する。 |
備考 | 実習に係る費用は自己負担(昼食弁当代・スポーツドリンクなどの飲料水・その他で、毎年8,000円程度)。交通費は別途自己負担。 |