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令和2年度以降入学者 | 考古学実地研究2 | ||||
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教員名 | 濱田晋介 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 実習と講義を主体とする講座のため、対面授業を基本とする。 |
授業概要 | 考古学研究の資料・データ収集の方法である遺跡発掘調査で出土した遺物(土器や石器など)や作成した図面を整理して、発掘調査の成果を一般に周知化する目的で刊行する『発掘調査報告書』の製作準備をを実践する。 |
授業のねらい・到達目標 | 発掘調査資料整理から構築される考古学研究法を学ぶことができます。考古学的思考法、表現や記述方法を学ぶことができます。 遺跡資料整理から遺跡調査報告書作製までを学ぶことができます。 遺跡調査資料を用いて、資料整理実技を実習しながら学ぶことができます。 多くの考古資料に実際に触れ観察・研究し、その表現方法を学ぶことができます。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP4~7及びカリキュラムポリシーCP4~7に対応している。 ・日常生活における現象に潜む人文学的問題を発見し、専門的知識に基づいて解決案を作成できる。(A-4-3) ・新しい問題に取り組むために、必要な情報を収集し、それを分析して用いることができる。(A-5-3) ・様々な人々とコミュニケーションを取り、専門的知識について議論することができる。(A-6-3) ・学修活動において、積極的にリーダーシップ及び指導力を発揮して、他者と協働して作業をすることができる。(A-7-3) |
授業の形式 | 講義、実習 |
授業の方法 | 授業は対面で行う。授業の資料はCanvas LMSを利用する。各自Canvas LMSを利用できる環境を整えるとともに、初回講義開始までにCanvas LMSのコース登録をすること。受講者への連絡はCanvas LMSの“連絡事項”欄に掲示するので随時確認すること。Canvas LMSにアップしてあるプリントが有る場合は、事前にダウンロードして印刷しておくこと。質問に対して授業中あるいはCanvas LMSのメール機能を利用し応答していく。本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とする。 |
履修条件 | 史学科学生に限る。但し、他学科でも学芸員コース履修生の受講は認める。 考古学実地研究1を受講し、発掘調査に参加した学生に限ります。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス 考古学研究と資料整理を考える
【事前学習】これまでの考古学体験を思い出しておく。 (1時間) 【事後学習】資料整理の理論、具体方法をまとめる。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
遺跡調査成果の表現方法 調査報告書の役割と内容を学ぶ
【事前学習】遺跡調査の成果がどのように表現されているか調べてみる。 (1時間) 【事後学習】調査成果表現方法ごとの特徴をまとめる。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
作成図面の整理1(発掘調査で作成した図面の調整を実践する)
【事前学習】夏季実習で作成した記録類の種類と作製法をまとめておく。 (1時間) 【事後学習】遺跡・遺構整理法の種類、手順、留意点などをまとめる。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
記録類基礎整理の実技① 遺跡・遺構図の整理実習
【事前学習】夏季実習作製遺跡・遺構図(コピー配布予定)を確認しておく。 (1時間) 【事後学習】実習した遺跡・遺構測量図整理の手順、注意点や留意点をまとめる。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
記録類基礎整理の実技② 遺跡・遺構図の作製実習
【事前学習】前回講義で学ん遺跡・遺構図作製手順を見直しておく。 (1時間) 【事後学習】実習した遺跡・遺構図作製作業の手順、注意点や留意点をまとめる。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
記録類基礎整理実技③ 遺跡・遺構図の表記・記述法実習
【事前学習】遺跡・遺構を説明する基準、方法を考えてみる。 (1時間) 【事後学習】実習した遺跡・遺構記述手順や方法、留意点、注意点をまとめる。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
発掘調査成果の評価① 遺跡・遺構編 遺跡・遺構・遺物の関係をどのように考察するか
【事前学習】「場所」と「ヒトの行動」の関係を考えてみる。 (1時間) 【事後学習】遺跡・遺構資料化の方法、留意点をまとめる。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
遺物論の展開 遺物整理法 遺跡出土遺物から何がわかるか
【事前学習】夏季実習で体験した遺物出土状況を思い出してみる。 (1時間) 【事後学習】遺物整理作業の意味をまとめる。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
遺物基礎整理の実技① 遺物の洗浄・注記作業実習
【事前学習】第7回授業で学んだ遺物整理法の手順を復習しておく。 (1時間) 【事後学習】実習した遺物水洗洗浄、注記作業の方法、留意点をまとめる。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
遺物基礎整理の実技② 遺物の分類・接合作業実習
【事前学習】「もの」を分類する基準、方法を考えてみる。 (1時間) 【事後学習】実習した分類・接合作業の手順、方法、留意点をまとめる。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
遺物基礎整理の実技③ 遺物の資料化 考古資料の具体的表現を学ぶ
【事前学習】「もの」を資料化する着眼点を考えてみる。 (1時間) 【事後学習】授業で学んだ遺物資料化の種類・特徴、方法をまとめる。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
遺物基礎整理の実技④ 遺物の表記・記述法実習
【事前学習】「もの」を説明する方法、手順を考えてみる。 (1時間) 【事後学習】出土遺物表記・記述法の留意点などをまとめる。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
発掘調査成果の評価② 遺物編 再び遺物から何が語れるか
【事前学習】「もの」の広がりや組み合わせはどのような意味を持つか考えてみる。 (2時間) 【事後学習】遺物資料化の方法、留意点をまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
発掘調査成果の評価③ 遺跡・遺構と遺物の総合評価 考古資料の評価法を学ぶ
【事前学習】遺跡・遺構・遺物から導かれることはどのようなことか考えてみる。 (1時間) 【事後学習】レポート課題の作製準備を行う。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
遺跡発掘調査報告書作製方法とその理論 考古学的叙述・歴史的叙述へ
【事前学習】指定した遺跡発掘調査報告書を1冊通覧しておく。 (1時間) 【事後学習】実際の遺跡や博物館・資料館を見学して、学んだことを振り返り遺跡や考古資料にアプローチする。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | なし |
成績評価の方法及び基準 | レポート:第14回授業時にレ―ポート課題を出題する(50%)、授業中で作成した成果物(図面、拓本、実測図など)を採点する(50%) 授業の出席が2/3以上であることを採点の条件にする。 第14回に出題するレポートと成果物によって評価する。 |
オフィスアワー | 授業内、Canvas LMSを通じての質問に回答する。 |