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社会学史1

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令和2年度以降入学者 社会学史1
教員名 渡辺彰規
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 社会学科
学期 前期 履修区分 必修
授業形態 対面授業
授業概要 社会学史1と2の概要としては、前期の社会学史1で社会学を確立した代表的な人物の議論を紹介し、後期の社会学史2で、その後の展開を行った多様な人々の議論を紹介することにします。
授業のねらい・到達目標 <知識・技能>と<能力>
 社会学的なものの見方・考え方を見につけることで、社会に生きるものとして、社会が何であるかを説明することができる。(A-2-2: 世界の現状を理解し、説明する力)。
 社会学の主要な古典的研究について、そのメソッドを知り、近代社会の何を明らかにしたかを述べることができる。(A-1-2: 豊かな知識・教養に基づく高い倫理観)。
 この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP1・2及びカリキュラムポリシーCP1・2に対応しています。
授業の形式 講義
授業の方法 講義の手順としては社会学の成立の背景にある哲学や歴史学の問題を概観してから、社会学の基礎を創った古典的な著者たちについて説明し、20世紀の主だった社会学者について論じていきます。講義の主眼としては、容易に手に入る古典的な著作を紹介しながら、オリジナル(原著)を読んでいくきっかけとなることを目指します。
授業内で課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行う。
本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。
授業計画
1 ガイダンス,社会学と近代社会,西欧近代史概要(A-1-2)
【事前学習】参考書『社会学の歴史Ⅰ』を読んでおいてください。 (2時間)
【事後学習】授業ノートの復習をしてください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 社会学以前(1)モンテスキューとルソー:慣習と契約(A-1-2)
【事前学習】参考書『社会学の歴史Ⅰ』を読んでおいてください。 (2時間)
【事後学習】授業ノートの復習をしてください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 社会学以前(2)サン-シモン:産業社会(A-1-2)
【事前学習】参考書『社会学の歴史Ⅰ』を読んでおいてください。 (2時間)
【事後学習】授業ノートの復習をしてください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 社会学のはじまり、近代社会への接近(1)コント:近代社会の解剖(A-2-2)
【事前学習】参考書『社会学の歴史Ⅰ』を読んでおいてください。 (2時間)
【事後学習】授業ノートの復習をしてください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 社会学のはじまり、近代社会への接近(2)トクヴィル:近代人のアイデンティティ(A-2-2)
【事前学習】参考書『社会学の歴史Ⅰ』を読んでおいてください。 (2時間)
【事後学習】授業ノートの復習をしてください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 社会学のはじまり、近代社会への接近(3)マルクス:資本主義社会の構造(A-2-2)
【事前学習】参考書『社会学の歴史Ⅰ』を読んでおいてください。 (2時間)
【事後学習】授業ノートの復習をしてください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 社会学の方法(1)デュルケム:『自殺論』(A-2-2)
【事前学習】デュルケム『自殺論』(中公文庫)を読んでおいてください。 (2時間)
【事後学習】授業ノートの復習をしてください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 社会学の方法(2)デュルケム:『社会分業論』(A-2-2)
【事前学習】デュルケム『社会分業論』(ちくま学芸文庫)を読んでおいてください。 (2時間)
【事後学習】授業ノートの復習をしてください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 社会学の方法(3)ウェーバー:『プロティスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(1)(A-2-2)
【事前学習】ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(岩波文庫)を読んでおいてください。 (2時間)
【事後学習】授業ノートの復習をしてください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 社会学の方法(4)ウェーバー:『プロティスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(2)(A-2-2)
【事前学習】ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(岩波文庫)を読んでおいてください。 (2時間)
【事後学習】授業ノートの復習をしてください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 社会学の方法(5)ウェーバー:『宗教社会学論集』より「儒教と道教」(A-2-2)
【事前学習】ウェーバー『宗教社会学論選』(みすず書房),もしくは『世界宗教の経済倫理 比較宗教社会学の試み 序論・中間考察』(日経BPクラシックス)のどちらかを読んでおいてください。 (2時間)
【事後学習】授業ノートの復習をしてください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 社会学の方法(6)ウェーバー:『支配の社会学』(1)(A-2-2)
【事前学習】ウェーバー『支配について1』(岩波文庫)を読んでおいてください。 (2時間)
【事後学習】授業ノートの復習をしてください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 社会学の方法(7)ウェーバー:『支配の社会学』(2)(A-2-2)
【事前学習】ウェーバー『支配について2』(岩波文庫)を読んでおいてください。 (2時間)
【事後学習】授業ノートの復習をしてください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 前期のまとめとふりかえり(A-2-2)
【事前学習】これまでに紹介してきた文献について再検討してください。 (2時間)
【事後学習】授業ノートの復習をしてください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 前期の確認と解説(A-2-2)
【事前学習】これまでに紹介してきた文献について再検討してください。 (2時間)
【事後学習】授業ノートの復習をしてください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 適宜紹介する。
参考書 奥村隆 『社会学の歴史1:社会という謎の系譜 (有斐閣アルマ)』 有斐閣 2014年
学習意欲があるみなさんは、講義で紹介した社会学の古典の原典に挑戦してみてください。どれも文庫本で容易に入手できます。
アレクシ・ド・トクヴィル『アメリカのデモクラシー』(全4冊、岩波文庫)
カール・マルクス『共産党宣言』(岩波文庫)『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』(講談社学術文庫)
エミール・デュルケム『自殺論』(中公文庫)
エミール・デュルケム『社会分業論』(ちくま学芸文庫)
マックス・ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(岩波文庫)
マックス・ウェーバー『支配の社会学』(全2冊,岩波文庫)もしくは『権力と支配』(講談社学術文庫)
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:中間試験,期末試験を行い,その点数を評価する(80%)、授業参画度:リアクションペーパーの提出状況等によって評価する(20%)
試験の評価に当たっては、まず講義内容をよく理解していることを前提とします。それに加えて、本講義で紹介した文献を実際に読んでさらに学習を深めることを期待しています。
以上を踏まえ、A-1-2(豊かな知識・教養に基づく高い倫理観)ならびにA-2-2(世界の現状を理解し、説明する力)の修得状況を評価します。
オフィスアワー 授業終了後。質問はメールでも対応します。

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