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社会学演習

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令和6年度以前入学者 社会学演習
教員名 立道信吾
単位数    1 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 社会学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
授業の形態 対面授業を基本とするが、猛暑(夏季)、厳寒(冬季)、一時的な感染症の蔓延等の健康への甚大な影響が予想される気候下の授業日については、遠隔授業に切り替える可能性がある。前日に遠隔授業への変更を指示する場合がある。従って、毎週受講生が登録するLINEグループの教員からの伝達事項を確認することを義務づける。
授業概要 就活をテーマに学ぶ産業社会学 ~貧困に陥らないために今何をしなくてはならないか大学3年の6月から始まる就職活動で必要な知識や技術を授業内で学ぶ。グループワークを通じて、組織で働くために必要な要素は何かを考える。担当教員は、厚生労働政策を研究対象とする行政の研究機関で長年の実務経験があり、政策研究の基本や行政と研究の連携、研究機関での働き方など、受講生が社会人になった時に役に立つ知識を併せて学んでいく。
授業のねらい・到達目標 〈知識〉〈技能〉
大学卒業後の初期キャリア形成に失敗すると、生涯を通じて貧困層から脱出することが困難になり、人生の上での様々な幸福を喪うことになります。自分自身の初期キャリア(就職)や産業社会全体についての現実的な認識を持ち、早い段階で入念に準備すること以外に、就活を勝ち抜く術はありません。この演習では、「働くこと」や「企業」を研究領域とする産業社会学という学問を「就職活動」を題材にして学ぶとともに、2年生の今絶対にやらなくてはならない就活に向けての準備の基本を学びます。上記の〈知識〉〈技能〉を経て、以下の〈能力を育むことが目標である。

〈能力〉
上記の〈知識〉〈技能〉の習得を経て,以下の〈能力〉を育むことが目標である。
・自身の認識の外側に存在する社会に対する関心を持ち,理解するために必要な情報や知識をみずから収集することができる。
 (A-5-2: 挑戦力)
・設定された課題に対し,社会学の枠組みや方法に即して議論することで,理解を深めることができる。
 (A-6-2: コミュニケーション力)
・学修活動において積極的にリーダーシップを発揮し,他者と協働して作業をすることができる。
 (A-7-2: リーダーシップ・協働力)
・自身の学修経験の振り返りを継続的に行いながら,改善策を検討することができる。
 (A-8-2: 省察力)
*この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP5~8、およびカリキュラムポリシーCP5~8に対応しています。
授業の形式 演習
授業の方法 就活・初期キャリア形成や産業社会についての講義の他に、①実際の企業の採用選考で使われるSPIなどの適性検査を体験し、就活の前に自分の弱点を自覚するとともに、実際の試験で必要なスピード感覚を授業の中で身につけます。②面接やグループディスカッション対策を十分に行うことが内定を得られる確率を上げることに直結しますので、全員参加で練習を行います。なお、本授業では前年度の社会学科内のセレクションで22名の受講者が決定しているのでGWまでの授業の中でグループ分けを行う。
授業内で課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行う。
本授業の事前・事後学習は、基本的に、各1時間の学習を目安とします。課題には5時間程度かかるものもあります。
履修条件  2024年度社会学演習生受講者を決める選考に合格した29名に限る。
授業計画
1 ガイダンス 激変・就活の超早期化―大学3年の6月から本格化する就活について既存のスケジュールとの違いを学ぶ。アイスブレイク―自己紹介の基本を学ぶ(A-5-2)(A-6-2)(A-7-2)(A-8-2)
【事前学習】インターンシップを巡る最近のインターネットニュース、新聞記事などを読んでおく。1分程度の自己紹介を考えておく。 (1時間)
【事後学習】授業中のノートを見返しながら、最近の就職活動で何が問題なのかを考える。 (1時間)
【授業形態】対面授業
2 グループワーク実習―興味のある業界・仕事は何かについてのグループワークを行う。司会、書記、タイムキーパーなどの役割分担を決め、制限時間内に意見をまとめる練習をする。
(A-5-2)(A-6-2)(A-7-2)(A-8-2)
【事前学習】インターネットでグループワークとは何か基本的な情報を調べておく(https://job.mynavi.jp/conts/2020/discussion/) (1時間)
【事後学習】グループワークの感想や対策など気がついた点をノートにまとめる (1時間)
【授業形態】対面授業
3 適性検査の種類と対策。SPIという適性検査の模擬試験を体験し、難易度や傾向を理解する(A-5-2)(A-6-2)(A-7-2)(A-8-2)
【事前学習】SPIという適性検査の無料学習ができるサイトで練習をしておく(https://saisokuspi.com/) (1時間)
【事後学習】SPIの無料学習サイトでSPIの問題を解いてみる(https://saisokuspi.com/) (1時間)
【授業形態】対面授業
4 自己分析と適性診断体験(A-5-2)(A-6-2)(A-7-2)(A-8-2)
【事前学習】マイナビの提供するサイトで自己分析と適性診断を体験し、結果を授業の際にもってくる (1時間)
【事後学習】過去の自分という呪縛に囚われないように、今後どのように生きていきたいかビジョンを描く (1時間)
【授業形態】対面授業
5 面接試験の内容と対策(A-5-2)(A-6-2)(A-7-2)(A-8-2) 面接の模擬演習
【事前学習】マイナビの「面接の流れ」というページを読んでおく(https://job.mynavi.jp/conts/2020/manner/vol06/02.html) (1時間)
【事後学習】面接でどのような経験が語れるのか、大学生活を振り返って整理しておく。 (1時間)
【授業形態】対面授業
6 グループワーク―「私たちのお勧め業界はここだ」①(A-5-2)(A-6-2)(A-7-2)(A-8-2)
【事前学習】業界地図を見ながら自分が働きたい業界をイメージしておく (1時間)
【事後学習】グループでの議論を踏まえて改めて業界地図に実際に目を通す (1時間)
【授業形態】対面授業
7 グループワーク―「私たちのお勧め業界はここだ」②(A-5-2)(A-6-2)(A-7-2)(A-8-2)
【事前学習】 グループでの議論に備えて考え方を整理しておく (1時間)
【事後学習】他のグループのお勧めの業界を業界地図で調べてみる (1時間)
8 「隠れ優良企業」とは何か?知名度は低いが実際は様々な面で優れた特徴を持つ企業の基準、就活の際の探し方について解説します。(A-5-2)(A-6-2)(A-7-2)(A-8-2)
【事前学習】隠れ優良企業をキーワードにインターネットで検索を行う (1時間)
【事後学習】授業で紹介した隠れ優良企業の企業名をキーワードに検索を行い、どのような企業なのかを確認しておく (2時間)
【授業形態】対面授業
9 グループワークの難問に挑む(A-5-2)(A-6-2)(A-7-2)(A-8-2)
【事前学習】リーダーシップ、フォロワーシップという二つの言葉についてインターネットで調べておく (1時間)
【事後学習】「マイクロソフトの入社試験」「フェルミ推定」をキーワードに過去に入社試験で出た難問について理解する (1時間)
【授業形態】対面授業
10 グループワーク―ガクチカを考える(A-5-2)(A-6-2)(A-7-2)(A-8-2)
【事前学習】自分が「学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)」をテーマに400字程度の文章を書いておく (1時間)
【事後学習】グループメンバーと自分のガクチカを比較し、修正点を考える。 (1時間)
【授業形態】対面授業
11 グループワーク―人生を逆算して卒業後の仕事を考える。自分の20年後30年後のイメージについてグループで話し合う。(A-5-2)(A-6-2)(A-7-2)(A-8-2)
【事前学習】「ライフコース」、「ワークライフバランス」、「くるみん」という言葉をインターネットで調べておく (1時間)
【事後学習】仕事と家庭が両立しやすい企業や働き方の条件について考える (1時間)
【授業形態】対面授業
12 グループワーク―人生は金が全てか?をグループで議論する(A-5-2)(A-6-2)(A-7-2)(A-8-2)
【事前学習】「初任給」をキーワードに過去一年以内の新聞・ネットの記事などを調べておく (1時間)
【事後学習】初任給の高い企業の共通上件は何かを考えてみる (1時間)
【授業形態】対面授業
13 グループ毎の業界研究の発表の準備①(A-5-2)(A-6-2)(A-7-2)(A-8-2)
【事前学習】グループでどの業界に取り組むか自分の考えをまとめておく (3時間)
【事後学習】グループの討議内容をまとめ、当該業界についての下調べをする (1時間)
【授業形態】対面授業
14 グループ毎の業界研究の発表②(A-5-2)(A-6-2)(A-7-2)(A-8-2)
【事前学習】業界研究で自分の担当したい領域は何かについて考えておく (1時間)
【事後学習】グループ内の分業に基づいて自分の責任のある部分の発表資料を作成する (1時間)
【授業形態】対面授業
15 グループ毎の業界研究の発表③(A-5-2)(A-6-2)(A-7-2)(A-8-2)
プレゼンテーション実習
【事前学習】自分のグループの発表資料の校正など最終準備を行う。他のグループの業界研究を聴いて気がついた点をノートに整理する。 (1時間)
【事後学習】他のグループの業界研究を聴いて気がついた点をノートに整理する。 (1時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 使用しない
参考書 適宜紹介する。
成績評価の方法及び基準 授業参画度:課題への取り組みや議論への参加状況などを勘案し総合的に評価します(100%)
全授業を成績評価の対象とします。毎回の授業に出席し、きちんと課題を実行しているかどうかや、事前学習の効果も含めて、授業参画度を評価します。
*能力(A-5-2~A-8-2)の習熟度については別途配布のチェック項目に基づいて評価する。
対面授業に参加できない場合の成績評価については別途授業内で説明する。
オフィスアワー LINE(受講生全員がLINEグループに登録する)で随時受け付けます。
備考 初回講義開始までに、当該授業のCANVAS-LMSのコース登録を行うこと。

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