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令和2年度以降入学者 | 差別の社会学 | ||||
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教員名 | 山北輝裕 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2・3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業(一部遠隔授業) |
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授業概要 | 差別を社会学的に考察する。<構造的差別>という考えをもとに、差別に向き合う<構え>を習得する。 |
授業のねらい・到達目標 | この講義では、構造的差別という考え方をもとに、障害者介助、野宿者支援、部落、在日外国人、ひきこもりなどさまざまな差別現象について考察する。その際、啓発の言説の限界をふまえつつ、わたしたち自身が「差別する側」にまわるかもしれない事態について社会学的に考察することを目的とする。 [DP3 ] 社会事象や問題の性質に合わせデータや文献を収集し,それに即して現代社会の多層性・多様性を論理的・批判的に思 考することができる。 <知識><技能>差別を個人の意識にのみ還元する思考様式から脱すること。差別を関係論的に捉える思考様式を習得すること。 [CP3 ] 社会学科専門科目(入門科目・基本科目・応用科目・完成科目)の段階的修得を通じ,社会事象や問題の性質に合わせ, データや文献を収集するための方法を選択し,収集されたデータや文献と適切に向き合うための作法を身につけるとと もに,講義や実習での対話や討論を経て,現代社会の多層性・多様性について論理的・批判的に思考するリテラシーを 育成する。 上記の<知識><技能>の習得を経て、以下の<能力>を育むことが目標である。 具体的な社会現象や社会問題を入り口に,「あたりまえ」の理解からは読み取れない現代社会の多層性と多様性を,社会学の専門領域の知見を踏まえ論理的・批判的に理解することができる。(A-3-3 論理的・批判的思考力)。 |
授業の形式 | 講義、演習 |
授業の方法 | 講義。フィードバックは翌週に講義内、ないしCnvasLMSにて行う。 【重要】①いくつかの授業回はオンデマンドとする。 ②かならずテキストを購入し、授業回前に読み、コメントを考えておく。 ③毎回の授業で受講者から授業内で意見をもとめる。 |
授業計画 | |
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1 |
構造的差別とは
【事前学習】テキストの構造的差別の章について読み、この視点を要約する。 (2時間) 【事後学習】構造的差別の具体例について考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
在日外国人①在日外国人をめぐる差別
【事前学習】在日外国人についての基礎知識を調べておく。 (2時間) 【事後学習】在日外国人をめぐる構造的差別について考える。 (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
3 |
在日外国人②川崎
【事前学習】テキストの在日外国人の章について読み、調査地についての事前知識を調べておく。 (2時間) 【事後学習】在日外国人をめぐる構造的差別について考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
在日外国人③長田
【事前学習】テキストの在日外国人の章について読み、調査地についての事前知識を調べておく。 (2時間) 【事後学習】在日外国人をめぐる構造的差別について考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
障害者介助①障害者をめぐる差別
【事前学習】障害者についての基礎知識を調べておく。 (2時間) 【事後学習】障害者をめぐる構造的差別について考える。 (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
6 |
障害者介助②自己決定
【事前学習】障害者についての基礎知識を調べておく。 (2時間) 【事後学習】障害者をめぐる構造的差別について考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
障害者介助③待つ
【事前学習】テキストの障害者介助の章について読み、介助現場についての事前知識を調べておく。 (2時間) 【事後学習】障害者をめぐる構造的差別について考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
野宿者支援①野宿者をめぐる差別
【事前学習】野宿者についての基礎知識を調べておく。 (2時間) 【事後学習】野宿者をめぐる構造的差別について考える。 (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
9 |
野宿者支援②支援者からの撤退か、それとも
【事前学習】テキストの野宿者支援の章について読み、支援現場についての事前知識を調べておく。 (2時間) 【事後学習】野宿者をめぐる構造的差別について考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
野宿者支援③埒外の支援
【事前学習】テキストの野宿者支援の章について読み、支援現場についての事前知識を調べておく。 (2時間) 【事後学習】野宿者をめぐる構造的差別について考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
ひきこもり①ひきこもりをめぐる差別
【事前学習】ひきこもりについての基礎知識を調べておく。 (2時間) 【事後学習】ひきこもりをめぐる構造的差別について考える。 (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
12 |
ひきこもり②オートエスノグラフィーの試み
【事前学習】テキストのひきこもりの章について読み、事前知識を調べておく。 (2時間) 【事後学習】ひきこもりをめぐる構造的差別について考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
部落①両側から超える
【事前学習】テキストの部落の章について読み、部落についての事前知識を調べておく。 (2時間) 【事後学習】部落をめぐる構造的差別について考える。 (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
14 |
部落②被差別部落をめぐる五通の手紙
【事前学習】テキストの部落の章について読み、部落についての事前知識を調べておく。 (2時間) 【事後学習】部落をめぐる構造的差別について考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
部落③人間の解放に向けて
【事前学習】テキストの部落の章について読み、部落についての事前知識を調べておく。 (2時間) 【事後学習】部落をめぐる構造的差別について考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 前田拓也・山北輝裕・川端浩平 『構造的差別のリアリティ』 晃洋書房 2025年 第1版 |
参考書 | 適宜、Canvas LMSにアップする。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:いわゆる最終レポートを意味する(50%)、授業参画度(50%) 差別を関係論的に捉える思考様式について各自の考えが明確になっているかどうか、社会学的に差別を考察する視点が習得されているかどうかを判断する。 |
オフィスアワー | 金曜昼休み。対面・メール等で対応。 |