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令和2年度以降入学者 | ゼミナール1 | ||||
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教員名 | 森一平 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業概要 | この授業ではコミュニケーションの「しくみ」を中心的なテーマとして、調査の計画立案にはじまり、実査、結果の分析・考察、報告書の執筆にいたるまで、社会調査の一連のプロセスを包括的に経験することを通して、質的調査研究、特にエスノメソドロジー・会話分析の方法を修得することを目的とする。研究対象は履修者各自の関心に応ずるが、今年度は特に「日常会話・メディア・教育」を主たる対象領域として設定し、その相互行為の諸相を会話分析/相互行為分析を中心とした質的調査研究によって解明的に理解することをめざす。 |
授業のねらい・到達目標 | <授業のねらい> ・エスノメソドロジー・会話分析の基本的な知識を身に付ける。 ・高度なプレゼンテーション及びディスカッションスキルを身に付ける。 ・調査計画の立案から報告書の執筆まで、質的社会調査の一連のプロセスを経験する。 <到達目標及び日本大学教育憲章との関係> ・エスノメソドロジー・会話分析について基本的な事柄を説明することができる。 (A-5-4,A-8-4) ・他者と協働しながら優れたプレゼンテーションを作成・実施することができる。 (A-6-4、A-7-4) ・他者と協働しながら積極的にディスカッションを創り上げることができる。 (A-6-4、A-7-4,A-8-4) ・調査計画の立案から報告書の執筆まで、質的社会調査の一連のプロセスを単独で、また他者と協働しながら実施できる。 (A-5-4,A-6-4,A-7-4,A-8-4) <ディプロマポリシーとの関係> この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP5,6,7,8、およびカリキュラムポリシーCP5,6,7,8に対応しています。 |
授業の形式 | ゼミ |
授業の方法 | ・ゼミ形式で進めます。具体的には、複数人で文献に関するプレゼンテーションを行うか、個人で研究発表を行ったのち、履修者全員でディスカッションを行うという形式で進めます。 ・履修者各自で調査計画を立案・進行し、個人発表の準備を行うとともに、年度末には調査レポートを執筆してもらいます。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:質的調査とは何か
【事前学習】シラバスに目を通し、授業全体の流れに見通しを得る (1時間) 【事後学習】自分の研究関心・取り組みたい研究テーマを明確にしておく (1時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
質的調査法の基礎:バリエーションとマッピング
【事前学習】質的調査の種類と違いについて調べておく (2時間) 【事後学習】指定文献を読み込み、質的調査への理解を深める (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
質的調査法の展開:エスノメソドロジーと会話分析/相互行為分析
【事前学習】エスノメソドロジー・会話分析について調べておく (2時間) 【事後学習】指定文献を読み込み、エスノメソドロジー・会話分析への理解を深める (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
質的調査法の実際(1):日常会話の研究
【事前学習】検討文献を読み込んでおく。報告者はプレゼンの準備をする (2時間) 【事後学習】議論を振り返り、提示された論点に対する回答を整理する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
質的調査法の実際(2):メディアの研究
【事前学習】検討文献を読み込んでおく。報告者はプレゼンの準備をする (2時間) 【事後学習】議論を振り返り、提示された論点に対する回答を整理する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
質的調査法の実際(3):教育の研究
【事前学習】検討文献を読み込んでおく。報告者はプレゼンの準備をする (2時間) 【事後学習】議論を振り返り、提示された論点に対する回答を整理する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
調査計画の立案(1):テーマ設定と問いの生成
【事前学習】自分の研究テーマを再度明確にしておく (2時間) 【事後学習】議論を踏まえ、研究テーマと問いを修正・完成させる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
調査計画の立案(2):調査対象の選定
【事前学習】自分の問を解くのに適切な調査対象をリストアップしておく (2時間) 【事後学習】検討を踏まえ、実際に調査対象を選定する(2時間) (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
調査計画の立案(3):調査方法の検討
【事前学習】自分の問を解くのに適切な調査方法を考えておく (2時間) 【事後学習】検討を踏まえ、実際に調査方法を選定する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
調査計画の立案(4):調査倫理について
【事前学習】調査倫理について調べておく (2時間) 【事後学習】自分の調査計画に倫理上の問題がないか確認する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
調査計画の見直し
【事前学習】自分の調査計画を見直し、問題点を洗い出しておく (2時間) 【事後学習】検討を踏まえ、調査計画を修正・完成させる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
調査依頼書の作成と調査依頼
【事前学習】調査依頼書の必要項目と調査依頼の仕方について調べておく (2時間) 【事後学習】実際に調査依頼を行う (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
調査実施前の最終確認
【事前学習】調査計画について振り返っておく (2時間) 【事後学習】実際に調査を開始する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
調査実施と進行状況確認
【事前学習】自分の調査の進行状況について整理しておく (2時間) 【事後学習】必要に応じて調査計画を修正し、調査を継続する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
調査結果の確認と全体の振り返り
【事前学習】自分が執筆した調査計画書を見直しておく (2時間) 【事後学習】調査計画書を修正し、再提出する (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 特に指定しない。 |
参考書 | 前田泰樹・水川喜文・岡田光弘編 『エスノメソドロジー:人びとの実践から学ぶ (ワードマップ)』 新曜社 2007年 串田秀也・平本毅・林誠 『会話分析入門』 勁草書房 2017年 山崎敬一ほか編 『エスノメソドロジー・会話分析ハンドブック』 新曜社 2023年 その他は授業時に適宜紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:学期末の調査計画書により評価(40%)、授業参画度:ディスカッションへの貢献度により評価(30%)、プレゼンの内容とパフォーマンス(30%) 以上を踏まえ、A-5-2~A-8-2の達成度を評価します。 |
オフィスアワー | 授業の前後(教室にて)、及び火曜~木曜の昼休み(研究室にて)。 授業に関する質問については以上のオフィスアワー以外に、メールでも随時対応する。 |