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令和6年度以前入学者 | 国際社会福祉 | ||||
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教員名 | 宮崎理枝 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会福祉学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業概要 | 2000年代後半から急速に進展したデジタル化やAIは、経済のグローバル化を進めて、世界における深刻な貧困問題を減少させる一方で、新たな福祉課題を生じさせています。かつて福祉労働の南北格差や国際移動を指摘した著名な社会学者ホックシールドは、「個人的なことはグローバルなこと」と言いましたが、その傾向は近年より一層顕著になっています。また、そうした課題に対応する福祉の担い手(アクター)制度・政策的な対応も多様化しています。 この講義では、国際的、あるいはグローバルな視点から、福祉、すなわちよく生きることや幸福な状態(well-being)が阻害されている状態に対する援助や介入とその背景をより多角的な視点から扱っていきたいとおもいます。 |
授業のねらい・到達目標 | 【ねらい・到達目標】 ・2000年代以降の国際社会における、福祉的課題とこれに携わる主体(アクター)の歴史的推移とその社会背景について説明できる。 ・国際社会における福祉援助を行う諸アクターの役割と相互関係について説明できる。 ・日本を含めた主要諸外国の福祉国家としての特徴を説明できる。 ・日本国内における外国人(移住者)の福祉問題と対応について説明できる。 <ディプロマポリシーとの関係>この科目は⽂理学部(学⼠(社会福祉学))のディプロマポリシーDP1,DP2,DP3,DP4,DP8及びカリキュラムポリシーCP1,CP2,CP3,CP4,CP8に対応しています。 <⽇本⼤学教育憲章との関係> ・⽇本及び国際社会が直⾯している社会福祉の問題を理解し、それを踏まえて社会福祉学の役割を説明することができる(A-2-2) ・新しい問題に取り組む意識を持ち、そのために必要な情報を収集することができる(A-5-2) ・周りの⼈々とのコミュニケーションを取り、専門的知識について正しく説明することができる(A-6-2) |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | (1)授業は原則的に、対面での講義形式で進めるが、オンデマンド方式を採用する場合もある、その際は事前に通知する。 (2)講義は、パワーポイント、板書、配布資料、視聴覚メディアを使用し、グループディスカッション等を含めたアクティブラーニングも積極的に導入する。また、実務家や専門家をゲストスピーカーに迎えての講義も予定している。 (3)事前・事後学習として、Canvas LMSを通じて質問シート・コメントシートを適宜提出し、次回授業でフィードバックを行う。 (4)指定感染症やその他の事情で中・長期的に、対面授業に参加できない場合は、対応に配慮する。 (5)配布資料やお知らせは、講義内とCanvas LMSを通じて行う。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業コンセプト、特色、内容、方法、評価、参考文献等)―急速に変容する世界:21世紀の世界における福祉援助の対象と課題とは?
【事前学習】シラバスをよく読んでおくこと。 (1時間) 【事後学習】講義内で指示する事後学習課題を踏まえてコメントシートを作成し、適宜Canvas LMSから提出する。 (1時間) |
2 |
国際社会における主要な福祉課題(1)―貧困の諸相(絶対的貧困と相対的貧困)
【事前学習】前回の講義で指示された事前学習の課題を行い、適宜、Canvas LMSで提出すること (1時間) 【事後学習】講義内で指示する事後学習課題を踏まえてコメントシートを作成し、適宜Canvas LMSから提出する (1時間) |
3 |
国際社会における主要な福祉課題(2)―国内外の紛争の勃発による難民の諸相(強制移動を余儀なくされる人たち)
【事前学習】前回の講義で指示された事前学習の課題を行い、適宜、Canvas LMSで提出すること。 (1時間) 【事後学習】講義内で指示する事後学習課題を踏まえてコメントシートを作成し、適宜Canvas LMSから提出する。 (1時間) |
4 |
国際社会における主要な福祉課題(3)―個人の政治、宗教、国籍による難民の諸相(強制移動を余儀なくされる人たち)
【事前学習】前回の講義で指示された事前学習の課題を行い、適宜、Canvas LMSで提出すること。 (1時間) 【事後学習】講義内で指示する事後学習課題を踏まえてコメントシートを作成し、適宜Canvas LMSから提出する。 (1時間) |
5 |
国際社会における主要な福祉課題(4)―人身売買・取引、ストリートチルドレン、感染症、少数民族
【事前学習】前回の講義で指示された事前学習の課題を行い、適宜、Canvas LMSで提出すること。 【事後学習】講義内で指示する事後学習課題を踏まえてコメントシートを作成し、適宜Canvas LMSから提出する。 |
6 |
国際社会における福祉援助のアクターの全体像(1)―主要な国際組織と機能、活動内容
【事前学習】前回の講義で指示された事前学習の課題を行い、適宜、Canvas LMSで提出すること。 (1時間) 【事後学習】講義内で指示する事後学習課題を踏まえてコメントシートを作成し、適宜Canvas LMSから提出する。 (1時間) |
7 |
国際社会における福祉援助のアクターの全体像(2)―主要な民間組織(NGO,NPO,PO,CBO)と機能、活動内容
【事前学習】前回の講義で指示された事前学習の課題を行い、適宜、Canvas LMSで提出すること。 (1時間) 【事後学習】講義内で指示する事後学習課題を踏まえてコメントシートを作成し、適宜Canvas LMSから提出する。 (1時間) |
8 |
国際社会における福祉援助のアクターと活動―(ILO、技能実習制度に関する専門家、移住者援助のNPOの活動家の活動)
【事前学習】前回の講義で指示された事前学習の課題を行い、適宜、Canvas LMSで提出すること。 (1時間) 【事後学習】講義内で指示する事後学習課題を踏まえてコメントシートを作成し、適宜Canvas LMSから提出する。 (1時間) |
9 |
福祉国家の類型―主要諸外国の福祉国家としての特徴を知る
【事前学習】前回の講義で指示された事前学習の課題を行い、適宜、Canvas LMSで提出すること。 (1時間) 【事後学習】講義内で指示する事後学習課題を踏まえてコメントシートを作成し、適宜Canvas LMSから提出する。 (1時間) |
10 |
国際社会福祉課題における日本の貢献―実績と将来展望・課題
【事前学習】前回の講義で指示された事前学習の課題を行い、適宜、Canvas LMSで提出すること。 (1時間) 【事後学習】講義内で指示する事後学習課題を踏まえてコメントシートを作成し、適宜Canvas LMSから提出する。 (1時間) |
11 |
新たな国際福祉課題(1)―国内の福祉援助・社会保障制度から排除される外国人への援助とその排除構造
【事前学習】前回の講義で指示された事前学習の課題を行い、適宜、Canvas LMSで提出すること。 (1時間) 【事後学習】講義内で指示する事後学習課題を踏まえてコメントシートを作成し、適宜Canvas LMSから提出する。 (1時間) |
12 |
新たな国際福祉課題(2)―クラウドワークと労働者の福祉
【事前学習】前回の講義で指示された事前学習の課題を行い、適宜、Canvas LMSで提出すること。 (1時間) 【事後学習】講義内で指示する事後学習課題を踏まえてコメントシートを作成し、適宜Canvas LMSから提出する。 (1時間) |
13 |
新たな国際福祉課題(3)―人口の高齢化と介護労働者の外国人化
【事前学習】前回の講義で指示された事前学習の課題を行い、適宜、Canvas LMSで提出すること (1時間) 【事後学習】講義内で指示する事後学習課題を踏まえてコメントシートを作成し、適宜Canvas LMSから提出する。 (1時間) |
14 |
国際福祉の歴史、国際福祉理論の発展と将来展望
【事前学習】前回の講義で指示された事前学習の課題を行い、適宜、Canvas LMSで提出すること。 (1時間) 【事後学習】講義内で指示する事後学習課題を踏まえてコメントシートを作成し、適宜Canvas LMSから提出する。 (1時間) |
15 |
全体総括―レポート課題作成の注意点と助言、これまでの講義内容その他に関する質疑応答
【事前学習】これまでの授業ノートやコメントを整理し、見直しておく。 (1時間) 【事後学習】課題研究レポートの作成準備を行うこと (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 使用しない |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | 試験(50%)、授業参画度:授業ごとに提出するコメントシートの回数と質と発言の積極性(50%) コメントシートの提出期限は次回授業の前日までとし、余裕を持って取り組めるようにします。 |
オフィスアワー | オフィスアワーは開講時にお伝えします。在室時はいつでも結構です。できれば事前にアポイントを取ってください。また、メール・チャット、オンライン会議等も受け付けます。 |
備考 | ・シラバスの内容は、受講者の希望や、進行状況などを考慮し、変更することもあります ・事前学習・事後学習の時間は目安です |