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ゼミナール2

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令和2年度以降入学者 ゼミナール2
教員名 宮崎理枝
単位数    1 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 社会福祉学科
学期 後期 履修区分 必修
授業形態 対面授業
授業概要 「福祉」という言葉ほど多様な意味を持つ言葉もないかもしれません。その意味では、世の中のあらゆることが福祉的な課題・テーマとなりえると言っても過言ではありません。とはいえ、そうした課題やテーマを福祉研究として探求する際は、必ず先人の学問的な蓄積を踏まえ、その上に成立させる必要があります。
このゼミナールでは、受講者各自が関心のあるテーマの福祉的意義を探求していきます。担当教員(宮崎理枝)は、本福祉学科のキャリア形成教育における4つのコースのうち、「産業福祉コース」に属します。どちらかといえばより専門的で、厳密な意味での福祉や福祉的活動、福祉行政や福祉専門職に関連する他の3つのコースよりも、より広い内容を中心に扱っていくことになるかと思います。例えば私たちの日常生活のなかの、ごく普通の行為や活動(カフェに行く、公園で散歩する、ペットを飼う、家族の世話(ケア)をする、人と話す、音楽を聴く等)の福祉的意義、あるいはこれとは対照的に、よりグローバルであったり、営利目的である福祉活動、例えば、外国人労働者の福祉や医療分野での活動実態と制度背景などを学術的に考えていくことができます。
担当教員の専門分野のキーワード:ケア(介護・子育て)政策、ケア労働、家事労働者、外国人労働者、イタリア、社会保障制度、労働政策、仕事―家庭の両立(ワークライフバランス)
担当教員の関心分野のキーワード:動物福祉、人間―動物の相互作用(Human-Animal Interaction)、公共空間、サードプレイス、インフォーマルな社会的活動(Informal Social Activities)、芸術・音楽活動と福祉
授業のねらい・到達目標 <授業の到達目標>
このゼミナール1の最終目標は、次の2つの問いに答えられるようになることです。第1「福祉とはそもそもなにか?」、そして第2「福祉研究に用いる研究方法にはどのようなものがあるのか?」
<ディプロマポリシーとの関係>
この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP3、4、5、6及びカリキュラムポリシーCP3、4、5、6に対応しています。
<日本大学教育憲章との関係性>
・既存の知識にとらわれることなく、物事を論理的・批判的に説明することができ る。(A-3-2)
・社会や身近な環境に存在する福祉課題を発見し、専 門的知識に基づいて説明することができる。(A-4-2)
・新しい問題に取り組む意識を持ち、そのために必要な情報を収集することができる。(A-5-2)
・周りの人々とコミュニケー ションを取り、専門的知識について正しく説明すること ができる。(A-6-2)
授業の形式 講義、演習、ゼミ
授業の方法 ・授業の形式は、対面を基本とします。また、授業方法は教員による講義形式と学生主導の演習形式(グループディスカッション、グループワーク、研究報告、ディベート、フィールドワーク)とします。
・このゼミの後半では、教室外、学外に出て各自のテーマに関する現場の見学を行います(文献調査による代替も可とします)。従って、必ずしも通常の開講曜日と時間帯に実施されな場合も生じます。これについては事前に教員と受講者間で協議します。
・ゲストスピーカー、フィールドワーク、現場見学の実施は、みなさんと相談の上決定します。
事前・事後学習はそれぞれ1時間程度としますが、受講者が個人発表・報告等をする際の準備時間はこれに含まれていません。
授業計画
1 オリエンテーション-ゼミの目的、全体像、受講者の取り組むべき内容及び要望等の共有と合意
【事前学習】シラバスの熟読・疑問点・要望を集約しておく (1時間)
【事後学習】内容の振り返りとコメントシートの提出 (1時間)
2 福祉とは何か?ゼミナール1の学修の確認-福祉的な課題・テーマのマッピング―講義を中心に
【事前学習】前回の授業で確認された各自の課題への取り組み (1時間)
【事後学習】内容の振り返りとコメントシートの提出 (1時間)
3 各自の関心テーマのマッピング―みんなで各自の共通点を探ろう―グループディスカッションを通じて
【事前学習】前回の授業で確認された各自の課題への取り組み (1時間)
【事後学習】内容の振り返りとコメントシートの提出 (1時間)
4 各自の関心テーマに関する簡易的な文献調査報告とグループワーク・ディスカッション ①
【事前学習】前回の授業で確認された各自の課題への取り組み (1時間)
【事後学習】内容の振り返りとコメントシートの提出 (2時間)
5 各自の関心テーマに関する簡易的な文献調査報告とグループワーク・ディスカッション ②
【事前学習】前回の授業で確認された各自の課題への取り組み (1時間)
【事後学習】内容の振り返りとコメントシートの提出 (2時間)
6 各自の関心テーマに関する簡易的な文献調査報告とグループワーク・ディスカッション ③
【事前学習】前回の授業で確認された各自の課題への取り組み (1時間)
【事後学習】内容の振り返りとコメントシートの提出 (1時間)
7 各自の関心テーマに関する簡易的な文献調査報告とグループワーク・ディスカッション ④
【事前学習】前回の授業で確認された各自の課題への取り組み (1時間)
【事後学習】内容の振り返りとコメントシートの提出 (1時間)
8 現場見学の企画と調整の簡易報告
【事前学習】前回の授業で確認された各自の課題への取り組み (1時間)
【事後学習】内容の振り返りとコメントシートの提出 (1時間)
9 身近な現場を探して見学する ①
【事前学習】前回の授業で確認された各自の課題への取り組み (1時間)
【事後学習】内容の振り返りとコメントシートの提出 (1時間)
10 身近な現場を探して見学する ②
【事前学習】前回の授業で確認された各自の課題への取り組み (1時間)
【事後学習】内容の振り返りとコメントシートの提出 (1時間)
11 身近な現場を探して見学する ③
【事前学習】前回の授業で確認された各自の課題への取り組み (1時間)
【事後学習】内容の振り返りとコメントシートの提出 (1時間)
12 身近な現場を探して見学する ④
【事前学習】前回の授業で確認された各自の課題への取り組み (1時間)
【事後学習】内容の振り返りとコメントシートの提出 (1時間)
13 現場見学を踏まえた各自の関心テーマの再考とグループディスカッションによる精査 ①
【事前学習】前回の授業で確認された各自の課題への取り組み (1時間)
【事後学習】内容の振り返りとコメントシートの提出 (1時間)
14 現場見学を踏まえた各自の関心テーマの再考とグループディスカッションによる精査 ②
【事前学習】前回の授業で確認された各自の課題への取り組み (1時間)
【事後学習】内容の振り返りとコメントシートの提出 (1時間)
15 総括とゼミナール2への展望
【事前学習】前回の授業で確認された各自の課題への取り組み (1時間)
【事後学習】内容の振り返りとコメントシートの提出 (1時間)
その他
教科書 使用しない
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート:基本的に個人発表を基とした成果物とします(40%)、授業参画度:発言と行動の積極性とそれによる授業貢献度(30%)、コメントシート提出回数と質(30%)
コメントシートは毎回のゼミナール後提出してもらいます。原則として、提出期限は次のゼミの前日までとしますので、自分で関心のあることを調べたりしながら、空き時間に時間をかけて作成してください。
授業参画度とは、学術的な意味だけでなく、ゼミの時間が全員によってより良い時間となるための、コミュニケーションの取り方や各種の尽力についても評価します。
オフィスアワー 担当教員のオフィスアワーは開講時に指示します。原則として事前にアポイントを取ってください。ただし、研究室在室時、メール、チャット、会議機能等での対応も可能です。

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