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教育学演習1

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令和6年度以前入学者 教育学演習1
教員名 日暮トモ子
単位数    1 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 教育学科
学期 前期 履修区分 必修
授業形態 対面授業(一部遠隔授業)
授業の形態 主として対面授業で行う。一部、オンデマンド型授業や課題研究にて実施する。
適宜、グループワークやディスカッションの時間を設ける予定である。
授業概要 グローバルな視点から、教育学についての理解を深める。
授業のねらい・到達目標 この授業では、「教育学基礎論1・2」で学んだことを基本として、具体的な課題を調べ、考察し、考えるためのさまざまなスキルを身につけ、教育学についての理解を深めていくことをねらいとしている。
次の項目について十分習得することが期待される。
ディスカッションの仕方/統計データを批判的に読む読み方/メディア報道を批判的に読む/インターネット情報の引用ルール/インターネットでの本の買い方/文科省や教委のHPの活用法/英文HPの検索と閲覧/「国立国会図書館サーチ」(NDL Search)の活用法/CiNii及びJ-STAGEの利用/図書館間相互貸借(ILL)での文献入手/パラグラフ・ライティングの仕方など。                     

具体的には、主として、諸外国の教育状況や世界の教育の改革動向の理解を深めるために、文献講読を行う。その中で、文献購読や調査方法などのアカデミックスキルを身につけ、かつ他者との協働した学びを促進するスキルを身につける。

本科目の到達目標は以下のとおりである。
(1)与えられた条件のもと、他者にとってわかりやすいかどうかを十分に検討したうえで、理由と根拠に基づいた主張を展開できる(A-3-2)   
(2)自分なりの貢献の仕方を考えながら、一つの目標に向かって他者と力を合わせて行動することができる(A-7-2)                                
(3)教育学についての文献の収集・引用の仕方を理解している。                               
(4)論理的に適切なやり方で、教育学の特定の主題を体系的に議論できる。

この科目は文理学部(学士(教育学))のDP及びCPの3,7に対応しています。
授業の形式 演習
授業の方法 ・演習形式で、文献講読と教員から課せられた課題に取り組む。
・授業前までにLMS上に資料を配信するので、事前に読んでおくこと。
・留学生との交流会等の企画への参加などの機会も予定しています。
履修条件 同一教員の「教育学演習1」(前期)、「教育学演習2」(後期)を合わせて履修すること。
授業計画
1 イントロダクション:授業の流れ等について説明を行う。
※文献講読図書の紹介
(第1週目は登録作業等のため、「教育学演習1」の対面授業はありません。代わりに資料等を配信するので、それを読んで、第2週目の授業に備えてください。)
【事前学習】シラバスを事前に確認し、授業の全体像を把握する。 (2時間)
【事後学習】関心のあるテーマについて図書館などで関連する文献を調べる。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業、課題研究
2 インターネットを活用した情報収集①
受講者の興味・関心に基づき、対象とする国・地域、テーマを選定する。
グループごとに、対象とする国・地域、テーマを確定する。
グループで設定したテーマについて論文検索をし、どのような情報・内容なのか吟味していく。
※文献講読の図書の選定、分担の選定
【事前学習】グループで設定したテーマについてインターネットなどで関連するサイトを調べてくる。 (2時間)
【事後学習】収集した情報や論文について内容を整理し、論文を読み進める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 インターネットを活用した情報収集②
ユネスコやOECDなど国際機関のサイトを実際に閲覧する。グループで設定したテーマについて検索をし、どのくらいの情報量があるのか、どのような情報なのかを吟味していく。
海外の教育統計サイトを実際に閲覧し、実際に統計データを活用して、図表の作成を行う。
【事前学習】グループで設定したテーマについてインターネットなどで関連するサイトを調べてくる。 (2時間)
【事後学習】収集した情報や論文について内容を整理し、論文を読み進める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 図書館での情報収集①
グループで設定したテーマについて図書館で本を借りたり、論文収集を進めるとともに、その内容・方法についてまとめ、内容を吟味する。
【事前学習】グループで設定したテーマに関する本を図書館で借りておく。 (2時間)
【事後学習】図書館で借りた本について内容を整理し、コメントをまとめてく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 図書館での情報収集②
各グループで設定したテーマについてグループで議論を進め、発表資料をまとめる。
【事前学習】これまで収集した文献・資料を読み込むとともに、今後どのような資料収集や調査が必要かを考えておく。 (2時間)
【事後学習】これまで収集した文献・統計資料に基づき、グループで発表資料をまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 グループによる発表
収集した資料等に基づき、プレゼンテーションを行う。
【事前学習】各グループの発表資料を読んで質問を考えておく。 (2時間)
【事後学習】各グループの発表資料の内容や発表に対してコメントを記し、提出する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 書評と図書紹介の書き方を学ぶ
教育学雑誌などに掲載されている書評や図書紹介を取り上げて、書評と図書紹介の書き方を学ぶ。
【事前学習】指定した文献について読み込み、論文の批評の仕方について整理する。 (2時間)
【事後学習】グループごとに割り振った担当箇所について、レジュメを作成する。関連する文献を図書館等で収集し、読み込む。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 文献購読①(A-7-2)
指定された文献の担当個所をグループごとに報告し、討議する。
図書館での情報収集③
学部図書館を使用して、担当箇所の内容に関わってどのような関連文献がある調べ、情報を収集し、内容を吟味する。
【事前学習】担当グループは指定された箇所を読み、その内容を紹介するためのレジュメを作ってくる。他のグループは、グループワーク向けにコメントを用意する。 (2時間)
【事後学習】調べた文献を実際に借りて、その内容などをまとめておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 文献購読②(A-7-2)
指定された文献の担当個所をグループごとに報告し、討議する。
図書館での情報収集④
書店や公共図書館を使用して、担当箇所の内容に関わってどのような関連文献がある調べ、情報を収集し、内容を吟味する。
【事前学習】担当グループは指定された箇所を読み、その内容を紹介するためのレジュメを作ってくる。他のグループは、グループワーク向けにコメントを用意する。 (2時間)
【事後学習】調べた文献を実際に借りたり、購入して、その内容をまとめておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 文献購読③(A-7-2)
指定された文献の担当個所をグループごとに報告し、討議する。
【事前学習】担当グループは指定された箇所を読み、その内容を紹介するためのレジュメを作ってくる。他のグループは、グループワーク向けにコメントを用意する。 (2時間)
【事後学習】議論を振り返り、レポート作成に活かせそうな視点、内容、方法について、自分なりに整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 文献購読④(A-7-2)
指定された文献の担当個所をグループごとに報告し、討議する。
【事前学習】担当グループは指定された箇所を読み、その内容を紹介するためのレジュメを作ってくる。他のグループは、グループワーク向けにコメントを用意する。 (2時間)
【事後学習】議論を振り返り、レポート作成に活かせそうな視点、内容、方法について、自分なりに整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 文献購読⑤(A-7-2)
指定された文献の担当個所をグループごとに報告し、討議する。
【事前学習】担当グループは指定された箇所を読み、その内容を紹介するためのレジュメを作ってくる。他のグループは、グループワーク向けにコメントを用意する。 (2時間)
【事後学習】議論を振り返り、レポート作成に活かせそうな視点、内容、方法について、自分なりに整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 文献購読⑥(A-7-2)
指定された文献の担当個所をグループごとに報告し、討議する。
【事前学習】担当グループは指定された箇所を読み、その内容を紹介するためのレジュメを作ってくる。他のグループは、グループワーク向けにコメントを用意する。 (2時間)
【事後学習】議論を振り返り、レポート作成に活かせそうな視点、内容、方法について、自分なりに整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 授業の振り返り(A-3-2)
レポートを作成し、提出する。
【事前学習】これまでの議論を踏まえ、レポート作成に取りかかる。 (2時間)
【事後学習】これまでの議論を振り返りながら、レポートを作成する。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業、課題研究
15 レポートの共有(A-3-2,A-7-2)
作成したレポートをもとに、グループで意見交換会を行う。
後学期の発表に向けて、興味・関心のあるテーマを出し合う。
【事前学習】レポートを作成し、提出する。 (2時間)
【事後学習】ほかの受講者から得たコメントを反映して、修正済みの最終レポートを完成させる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 特に指定しません。
参考書 二宮晧編著 『世界の学校-グローバル化する教育と学校生活のリアル』 学事出版 2023年
佐藤学・澤野由紀子・北村友人編著 『揺れる世界の学力マップ』 明石書店 2009年
藤原文雄編著 『世界の学校と教員の働き方』 学事出版 2018年
専修大学出版企画委員会編 『新 知のツールボックス』 専修大学出版局 2018年
森直人ほか編 『「多様な教育機会」から問う-ジレンマを解きほぐすために』 明石書店 2024年
森直人ほか編 『「多様な教育機会」をつむぐ-ジレンマとともにある可能性』 明石書店 2024年
上記のほか、授業内で紹介します。
成績評価の方法及び基準 レポート:最終レポート(30%)、授業参画度:課題の提出状況及び内容(30%)、発表資料(40%)
オフィスアワー メールで適宜対応します。授業内でE-mailアドレスを伝えるので確認してください。
備考 ・対面での最初の授業(第2回目)で役割分担等を決めますので、必ず出席するようにしてください。
・演習科目であるため、基本的に全回出席し、積極的に議論等に参加する態度が求められます。

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