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令和6年度以前入学者 | 教育学演習3 | ||||
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教員名 | 小野雅章 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 教育学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業形態 | 対面授業(一部遠隔授業) |
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授業概要 | 教育の問題を歴史的手法で学び、調査する能力を身につける 教育の問題を、歴史的視点から考察するための基礎的能力を身につけるため、基本的な先行研究の精読、史料の収集・分析方法など教育学研究の幅を広げるためのアドバイスを行った後、各グループで課題を設定し、そのなかで各受講生が課題を分担し、プレゼンテーションを行い、最終的には報告書を作成することを通して、卒業論文を書くための能力を養うようにする。 |
授業のねらい・到達目標 | 授業は、教育学や教育の諸問題を歴史的手法で考察するための基礎的能力を身につけることを目的としている。具体的な課題として教育問題(教育病理)をとりあげ、多様な史料を使うことの可能性、さらに、そこから再現できるかつての教育と現在の教育との比較・検討を行い、歴史から現在をみる基礎的な能力を養うことを目標とする。 到達目標は、以下の3」点である。 (1)教育史関係の先行研究を幅広く収集し、批判的に検討する能力を身につけること(A-8-3) (2)既存の評価指標(先行研究)を用いて「問い」を設定し、議論のなかから独自の考察ができるようになること(A-6-3) (3)自分なりの観点を採り入れた研究報告(レジュメの作成、論文執筆)の基本ができるようになること(A-6-3,A-8-3) |
授業の形式 | 演習 |
授業の方法 | 演習形式の授業を基本にしながら、適宜課題研究を取り入れる。LMSにより資料や課題を提示する。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:授業のテーマ、到達目標をもとにした授業の概要の説明
【事前学習】シラバスを通読して授業の概要を予め把握しておく (1時間) 【事後学習】授業中に出された課題をを図書館などで調べておく (1時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
映像から戦前の教育を知る1:映像で戦前と戦後の学校を比較する(A-8-3)
【事前学習】前時に指定した文献を読みすすめる (1時間) 【事後学習】授業内容を復習しておく (1時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
映像から戦前の教育を知る2:映像を史料として扱う技法1(A-8-3)
【事前学習】指定した文献を読み進める (1時間) 【事後学習】授業内容を復習しておく (1時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
映像から戦前の教育を知る3:映像を史料として扱う技法2(A-8-3)
【事前学習】映像や小説を史料とする場合の限界について調べておく (1時間) 【事後学習】授業で出された課題を作成しておく (1時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
教育問題(教育病理)史研究に関する基本文献の検討1:寺﨑昌男「明治学校史の一断面――学校紛擾をめぐって」『日本の教育史学』第14集の検討
【事前学習】指定した文献のレジュメを用意する (1時間) 【事後学習】授業の内容を復習しておく (1時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
教育問題(教育病理)史研究に関する基本文献の検討:佐藤秀夫著・小野雅章他編『教育の文化史2 学校の文化』阿吽社、2004年、所収論文の検討
【事前学習】指定した文献のレジュメを用意しておく (1時間) 【事後学習】授業の内容を復習しておく (1時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
調査資料の検討:先行研究の検討から調査すべき資料を確定(A-6-3)
【事前学習】第5回~第6回の授業内容を確認しておく (1時間) 【事後学習】返却されたコメントをもとに調査内容を修正する (1時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
調査課題の決定:グループごとに調査する課題を確定(A-8-3)
【事前学習】調査すべき内容の候補を考えておく (1時間) 【事後学習】授業の内容を復習しておく (1時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
グループ研究1(資料の分析)(A-8-3)
【事前学習】グループ内の調査項目を理解しておく (1時間) 【事後学習】授業で出された課題を解決しておく (1時間) 【授業形態】課題研究 |
10 |
グループ研究2(A-8-3)
【事前学習】グループ内の調査項目を理解しておく (1時間) 【事後学習】教員の指摘などに従い調査内容を修正する (1時間) 【授業形態】課題研究 |
11 |
グループ研究3(レジュメ・資料の作成方法の復習)
【事前学習】グループ内の調査項目を理解しておく (1時間) 【事後学習】各自のレジュメの草稿を修正しておく (1時間) 【授業形態】課題研究 |
12 |
レジュメ(発表要旨)作成法の確認(A-6-3)
【事前学習】事前配布の資料を確認しておく (1時間) 【事後学習】授業内容の復習をしておく (1時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
レジュメの作成と配布(A-6-3):グループ内でレジュメの内容を調整する
【事前学習】レジュメの草案を作成しておく (1時間) 【事後学習】レジュメをもとに発表の準備をする (1時間) 【授業形態】課題研究 |
14 |
研究・調査内容の報告
【事前学習】報告内容を確認しておく (1時間) 【事後学習】授業の成果にもとづきレポートの準備をする (1時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
レポートの作成と提出(A-6-8,A-8-3)
【事前学習】レポートの原案をまとめておく (2時間) 【事後学習】レポートを作成し、提出する (2時間) 【授業形態】課題研究 |
その他 | |
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教科書 | 使用しない |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート:各自の課題レポートの内容を評価する(A-8-4)(35%)、授業参画度:グループ内の議論や授業内の自主的・協同作業への寄与(A-6-8,A-8-3)を評価する(65%) |
オフィスアワー | メール(ono.masaaki@nihon-u.ac.jp)などにより質疑に対して応答する。 |