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社会科・公民科教育法Ⅱ

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令和2年度以降入学者 社会科・公民科教育法Ⅱ
教員名 杉森知也
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 後期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業(一部遠隔授業)
授業の形態 対面授業を主として、これに適宜、Zoomによる同時双方向型授業、オンデマンド学修、課題研究を組み合わせて実施する。
授業概要 生徒理解に基づきながら適切に授業を設定するための基礎的な方法の理解と、模擬授業および批評会の往還を通して授業改善に取りくむ方法とその姿勢を身につける。
なお、高校教員の経験をもとに、社会科系の授業計画を作成していくために必要な基礎的知識・技術と実践力を育成する。
授業のねらい・到達目標 1. 生徒の実態を踏まえた授業設計の重要性とその方法論を把握することができる。
2. 社会科(公民科を含む)教育で効果的なICTの活用(ハイブリッド型授業を含む)や教材開発の方法を理解し、授業に活かすことができる。
3. 実践的な授業を想定して授業計画を立て、適切な学習指導案を作成することができる。
4. 模擬授業とその振り返りを通して、授業の多様な見方に触れるとともに、これを授業改善に活かす意義を理解することができる。
5. 授業実践を研究する方法や意味を理解して、自己の成長につなげようとすることができる。
※この授業は、卒業に必要な単位に算入されない科目です。
授業の形式 講義、演習
授業の方法 (1)具体的な授業の方法
解説については、対面を中心に一部、PowerPoint資料によるオンデマンド教材と課題研究を組み合わせて実施する。模擬授業についても対面授業で実施するが、Zoomによるハイフレックス対応をおこなえるように準備しておこなう(遠隔授業への対応力の育成も要請されているため)。実際に、やむをえない事情で遠隔参加となる学生がいれば、逐次、Zoomも開いて実施する形をとる(第14回は必ず、ハイフレックス対応とする)。
前半の講義内容や教科教育法Ⅰで修得した内容を踏まえて、各自で学習指導案と教材を作成し、模擬授業に臨む。模擬授業と批評会は、4-5名程度のグループで実施する。模擬授業は1人40分で計画・実施し、批評会は基本的に25分程度おこなう。授業者以外が批評会の司会を担当し、出された指摘をまとめて自分の解釈も加えたレポートを次回の授業開始時までにCanvas LMSに提出する。なお、履修人数と配当された教室によっては授業方法等を大きく変更する可能性がある。
(2)フィードバックの方法
授業資料の提示、確認テストや課題の提出、フィードバックはすべてCanvas LMS上でおこなう。模擬授業のフィードバックは、対面授業の際に全体に対しておこなう。提出された課題についてのフィードバックは原則として全体に対しておこなうが、個別のフィードバックが必要な提出物があれば、個別におこなう。変更があれば、Canvas LMS経由で告知する。
履修条件 社会科・公民科教育法Ⅰを修得済み、または履修してること。
授業計画
1 ガイダンス: 「良い授業」を振り返る
【事前学習】中学校・高校で受けた「良い」授業のエッセンスは何か振り返って考える。 (2時間)
【事後学習】講義をもとに、「良い」授業の要件を整理し、次回の授業で提出する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 学習指導案の書き方①: 単元指導計画と学習指導案
【事前学習】単元指導計画と学習指導案の違いを調べる。 (1時間)
【事後学習】模擬授業をおこなおうとする単元・1時間分の授業の範囲を指定教科書から設定する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
3 学習指導案の書き方②: 生徒理解をどう学習指導案に活かすか
【事前学習】評価規準とは何かを再確認しておく。また評価の具体的な方法についても、調べる。 (2時間)
【事後学習】模擬授業をおこなおうとする単元・1時間分の授業の範囲を深める。 (8時間)
【授業形態】対面授業
4 授業の設計①: 「学習集団」と教材の種類
【事前学習】模擬授業で活用できる「教材」を考える。 (2時間)
【事後学習】授業で配布するプリントを完成させる。 (1時間)
【授業形態】対面授業
5 授業の設計②: ICTの活用で何ができるか(ハイブリッド型授業の方法や課題を含む)
【事前学習】ICTとは何か、インターネット等で調べる。 (1時間)
【事後学習】授業で扱ったアプリの使用法を授業時に指示されたウェブサイトを閲覧し、さらに深く調べること。また指定したアプリをダウンロードして活用してみること。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 授業の設計③: 板書計画とノート指導
【事前学習】中学校や高校の黒板の大きさと、教室の大きさを調べる。どのようなノートやプリントに「作成する意欲」がわいたか思い起こしておく。 (2時間)
【事後学習】復習しやすいノート・プリントとはどのようなものか、自分なりに整理する。 (1時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
7 授業の設計④: 授業のユニバーサルデザイン(特にPowerPoint資料を中心としたカラーユニバーサルデザインについて)
【事前学習】「授業のユニバーサルデザイン」という文言について、インターネットで調べる。 (2時間)
【事後学習】本時の授業をもとに、自身の模擬授業で使用する学習指導案、プリント、PowerPoint資料等を修正する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 学習指導案作成に関する質問受付
【事前学習】学習指導案の作成を進め、質問事項を整理する。 (1時間)
【事後学習】学習指導案を完成させ、提出する。 (1時間)
【授業形態】対面授業
9 模擬授業と批評会①: 発声と体の向き、生徒への目線
【事前学習】授業担当者は、学習指導案と使用教材等を準備する。他のメンバーは、模擬授業の箇所を予習する。 (3時間)
【事後学習】模擬授業と批評会・フィードバックをもとに、学習指導案の見直しをおこなう。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 模擬授業と批評会②: 発問を精選することの重要性
【事前学習】授業担当者は、学習指導案と使用教材等を準備する。他のメンバーは、模擬授業の箇所を予習する。 (3時間)
【事後学習】模擬授業と批評会・フィードバックをもとに、学習指導案の見直しをおこなう。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 模擬授業と批評会③: チョークの使い方
【事前学習】授業担当者は、学習指導案と使用教材等を準備する。他のメンバーは、模擬授業の箇所を予習する。 (3時間)
【事後学習】模擬授業と批評会・フィードバックをもとに、学習指導案の見直しをおこなう。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 中間評価アンケート
【事前学習】これまでの授業の取り組み、方法の課題等を考える。 (3時間)
【事後学習】アンケートへの回答を踏まえて、次回以降の取り組みに活かす。また、模擬授業の資料作成を完了させ、提出する。 (2時間)
【授業形態】課題研究
13 模擬授業と批評会④: 板書を見直す、生徒の「つぶやき」を拾うということ
【事前学習】授業担当者は、学習指導案と使用教材等を準備する。他のメンバーは、模擬授業の箇所を予習する。 (3時間)
【事後学習】模擬授業と批評会・フィードバックをもとに、学習指導案の見直しをおこなう。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 模擬授業と批評会⑤: ハイフレックス授業の課題点を抽出する
【事前学習】授業担当者は、学習指導案と使用教材等を準備する(この回の担当になった学生は、ハイフレックス対応の教材準備を整えておくこと)。他のメンバーは、模擬授業の箇所を予習しておくこと (3時間)
【事後学習】模擬授業と批評会・フィードバックをもとに、学習指導案の見直しをおこなう (2時間)
【授業形態】対面授業、同時双方向型授業
15 授業全体のまとめ・フィードバック
【事前学習】授業・自身の進路に関する質問を整理する。 (3時間)
【事後学習】回答をもとに対応を考える。自身の学習指導案の修正作業をおこなう。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 文部科学省 『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 社会編(平成29年7月)』 東洋館出版社 2018年
文部科学省 『高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 公民編(平成30年7月)』 東京書籍 2019年
『新編 新しい社会 公民(公民002-92)』 東京書籍
『公共(公共704)』 実教出版 2022年
その他、資料は適宜、配布する。
参考書 使用しない。
成績評価の方法及び基準 レポート:学習指導案と批評会報告書の質(60%)、授業参画度:批評会におけるグループへの寄与(20%)、模擬授業の質(20%)
以上の内容をもとに、総合的に判断する。自身が担当回となっている模擬授業については、対応が可能な場合に限ってZoomによる実施またはグループ内の他の学生との実施日程の交替はできるが、欠席となった場合には模擬授業に関わる加点はなくなるので注意すること。
オフィスアワー 授業や作業に関す質問はZoomで受け付けるほか、メールで随時、受け付ける。
備考 1. 模擬授業を担当する回は、特に遅刻・欠席は認められない。必要があれば、事前に他のメンバーと発表順を入れ替えるなどを調整しておくこと。模擬授業担当回に感染症等になった場合は、実施可能であれば急遽、Zoomでの授業に切り替えておこなうことも許可する。そのため、履修学生は模擬授業のある回は、念のため、毎回必ずノートPCまたはタブレット端末とマイク付きイヤホンを用意してくること(急な変更の可能性に備えて)。
2. 学習指導案や教材は、Canvas LMS経由で提出すること。また、各自発表週にCanvas LMSのディスカッションにも学習指導案をUPすること。詳細は、授業開始後に案内する。
3. 各回におこなうグループメンバーからの批評内容や教員からのフィードバックについては、模擬授業担当者以外も自分のこととして引き取り、各自で学習指導案の修正をおこなうこと。
4. 指定教科書は、必ず指定通りの出版年のものを購入すること。古いものは、記述・記載内容が変わるため、利用することはできない。
5. 学生への連絡は、基本的にCanvas LMS・メールでおこなう。授業実施期間中は、必ず定期的にチェックすること。
6. Zoomを利用した授業では、カメラONで参加することを求める(活動状況を確認できるようにするため)。どうしてもカメラONにできない場合は、その旨、事前に教員に理由を伝えて承諾を得ること。

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