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令和7年度以降入学者 | 現代教職論 | ||||
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教員名 | 大西圭介 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業概要 | 本講義では、国内外の教育思想に触れながら、教職の意義について考察し、学生にとっての理想の教師像を確立することを目指します。講義では、教職の誕生から教師像の変遷など教職に関わる歴史を学習し、現代の教職についてどのような研究が行われているのかを概観することで教職の意義を考察していきます。さらに、教科指導と生徒指導という職務に関することやこれからの時代に求められる教育について、法規や中教審答申などを用いて共通認識を図ります。その上で、どのような教師を自らの理想の教師像とするかの具体化を目指していきます。理想の教師像の実現に向けて、話すこと、書くことを意識し、教職における言語能力の形成を図っていきます。 |
授業のねらい・到達目標 | ・「教職の意義」について,公教育の目的とその担い手である教員の存在意義を理解していると共に,進路選択に向け,他の職業との比較を通して,教職の職業的特徴を理解している。(A-2-2) ・「教員の役割」について,教職観の変遷を踏まえ,今日の教員に求められる役割を理解していると共に,今日の教員に求められる基礎的な資質能力を理解している。(A-2-2) ・「教員の職務内容」について,幼児・児童への指導及び指導以外の校務を含めた教員の職務の全体像を理解している。また,教員研修の意義及び制度上の位置付け並びに専門職として適切に職務を遂行するため生涯にわたって学び続けることの必要性を理解していると共に,教員の課せられる服務上・身分上の義務及び身分保障を理解している。(A-2-2) ・「チーム学校運営への対応」について,校内の教職員や多様な専門性を持つ人材と効果的に連携・分担し,チームとして組織的に諸課題に対応することの重要性を理解している。(A-4-2) <ディプロマポリシーとの関係> この科目は文理学部(学士(教育学))のディプロマポリシーDP2,DP4及びカリキュラムポリシーCP2,CP4に対応している。 |
授業の形式 | 講義、演習 |
授業の方法 | ・講義は、パワーポイントを主とする映像メディアを用いて進める。 ・授業内容によって小レポートを課す。 ・理解度に応じて授業進度の調整を行う。 |
授業計画 | |
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1 |
オリエンテーション(授業方法、進め方、評価のアナウンスと教職の特徴)
【事前学習】教員という職業について考える (1時間) 【事後学習】教員という職業について考える (1時間) |
2 |
教職の意義(よい先生とは)
【事前学習】良い教師とは何かを考える (1時間) 【事後学習】教員への固定観念が何から生まれるのかを考える (3時間) |
3 |
教職とは何か(公教育の目的と教職の役割)
【事前学習】教師と教員の違いは何かを考える (1時間) 【事後学習】公教育における教員の役割について考える (2時間) |
4 |
教師像の変遷①(教員の誕生とそのあり様)
【事前学習】いつ教員が誕生したのかを予習する (1時間) 【事後学習】戦前の教員の在り方と現代の教員の在り方の違いを整理する (2時間) |
5 |
教師像の変遷②(教育改革と教師の資質能力)
【事前学習】教員の職務と世間からの要望の差異について考える。 (1時間) 【事後学習】現代の教員の置かれた立ち位置について検討する。 (2時間) |
6 |
教員養成の歴史(戦前と戦後の教員養成)
【事前学習】教員になるために必要な資質・能力を考える (2時間) 【事後学習】教員免許の取得に向けて何を努力していくのかを整理する (1時間) |
7 |
教職の専門性
【事前学習】教員の専門性とは何かを整理する (1時間) 【事後学習】教員の専門性について省察という視点から整理する (2時間) |
8 |
教員という身分(教員の服務規程と身分保障)
【事前学習】教員を取り巻く法規制について調べる (2時間) 【事後学習】教員として果たさなければならない義務を具体例を挙げながら整理する (1時間) |
9 |
教員の職務(学習指導と幼稚園教育要領・学習指導要領)
【事前学習】教員の職務である授業に関するルールについて調べる (2時間) 【事後学習】学習指導要領の意義と問題点について整理する (1時間) |
10 |
授業づくり①(授業づくりの基本的事項)
【事前学習】授業とは何かを考える (1時間) 【事後学習】授業を実際に作成するにあたって、何から考えるのかを検討する (2時間) |
11 |
授業づくり②(教材を研究するということ)
【事前学習】教材とは何かを検討する (1時間) 【事後学習】教材の何を見なければならないのかを整理する (2時間) |
12 |
授業づくり③(幼児・児童の発達段階を考慮するということ)
【事前学習】授業を作成するにあたって、受け手をどう見るのかを考える (1時間) 【事後学習】子ども達を見立てるために必要なことを整理する (3時間) |
13 |
チームとしての学校と生徒指導
【事前学習】授業以外の教員の職務を整理する (1時間) 【事後学習】生徒指導についてのルールについて整理する (2時間) |
14 |
多様性と教職(現代の教育課題と教職への期待)
【事前学習】現代の教員の置かれている状況について調べる (2時間) 【事後学習】教員という職業の意義を改めて考える (2時間) |
15 |
まとめ(理想の教師像と今後の見通し)
【事前学習】教職の魅力と今後の教員のあり方を考える。 (1時間) 【事後学習】自らが理想とする教員像を言語化する (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 使用しない |
参考書 | 新井保幸・江口勇治 『『教職論(教職シリーズ)』』 培風館 2010年 秋田喜代美・佐藤学 『『新しい時代の教職入門 改訂版』』 有斐閣 2015年 久冨善之 『『教師の専門性とアイデンティティ』』 勁草書房 2008年 D.A.Schön, “The Reflective Practitioner: How professionals think in action. , Temple Smith, 1983 ジャック・ランシエール著、梶田裕訳 『『無知な教師』』 法政大学出版局 2011年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:講義内で実施するレポートに関する評価(50%)、授業参画度:講義ごとに回収するコメントシートへの評価(15%)、作成した学習指導案を実演した際のパフォーマンス評価(35%) |
オフィスアワー | 講義後10分 |