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令和2年度以降入学者 | 文章表現法 | ||||
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教員名 | 坪谷卓浩 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業概要 | この授業では、論理的な文章の執筆を中心に、文章執筆の基本を学ぶ。また、国語科の教科書に掲載される作品を通して、教員(「国語」)に必要なスキルを指導する。 |
授業のねらい・到達目標 | 〈授業のねらい〉 ・国語科の教員として必要な文章表現の知識を身に付ける。 ・多様な日本語の表現に触れることにより、文章表現の上達を目指す。 ・論理的な文章を書くための基本事項を身に付ける。 〈到達目標〉 ・自らの意見を適切に相手に伝えることができる。 ・日本語に対する多角的な視野を獲得することができる。 ・論理的な文章を執筆できるようになる。 〈ディプロマポリシーとの関係〉 この科目は文理学部のDP 及びCP の1,3,5に対応している。 〈日本大学教育憲章との関係〉 ・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,自己の倫理観をもって,日本文学・日本語学研究,ひいては人文学の役割や,倫理的な課題に向き合うことができる。(A-1-2) ・日本文学・日本語学研究を中心としながら,仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる。(A-3-2) ・日本文学・日本語学研究のスキルを身につけながら,新しい挑戦への計画を立て,準備することができる。(A-5-2) |
授業の形式 | 講義、演習 |
授業の方法 | 教科書を使って講義を行い、実際に文章を執筆してもらう。課題として提出するものもあるが、授業内で完成させて提出してもらうものもある。 課題で提出された文章は添削をし、個別にフィードバックを行う。その際、個人名や個人が特定できる情報を抹消した上で受講生に配布し、合評する場合がある。詳細は初回授業で説明する。 演習形式の授業もあるため、基本的には対面参加を推奨する。もし、対面授業に参加できない場合は必ず事前に相談すること。Zoomでの授業配信は行わない。詳細は初回授業で説明する。 なお、プレゼンテーションについては、履修者の人数の関係上、回数が変動することがあり得る。 |
履修条件 | 「国語」の免許を取得する学生と、それ以外の教科の免許状を取得する学生とに分け、授業時間の指定を行う。詳細は時間割で確認の上、受講すること。 原則として、「国語」の免許状を取得予定の学生、および免許状取得とは別に履修を希望する学生を対象とする。 《人数調整について》 (前期開講科目が第1希望の者)3月30(日)23時59分までにグーグルフォームで所定の手続きを取ること。受講許可は4月5日(土)COMITS2にて発表予定。 (後期開講科目が第1希望の者)9月1日(月)~9月7日(日)23時59分までにグーグルフォームで所定の手続きを取ること。受講許可は9月12日(金)COMITS2にて発表予定。 |
授業計画 | |
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1 |
授業ガイダンス(授業の進め方・受講にあたってのルール等の説明)
【事前学習】自己紹介をするために、自己分析をする。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、指定の書式に従って自己紹介文を執筆する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
自己紹介文の書き方①:記入ルールと自己分析
【事前学習】教科書53~58頁を読み、疑問点をまとめてくる。事前に書いた課題文(自己紹介文)を読み直し、自己分析をしてくる。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、新たに自己紹介文を書き直す。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
自己紹介文の書き方②:「自己」とは何か/「文章」とは何か
【事前学習】教科書19~22頁を読み、疑問点をノートにまとめてくる。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、自らが作成した自己紹介文について、問題点をリストアップする。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
宮沢賢治の童話を読む―「やまなし」―
【事前学習】宮沢賢治の童話「やまなし」を読む。ただ漫然と読むのではなく、自分が国語科の教員になった場合、生徒にどう指導するかを考えながら読む。 (2時間) 【事後学習】授業を受ける前と後で「やまなし」という作品の印象がどのように変化したかをレポートにまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
宮沢賢治の詩を読む―「永訣の朝」―
【事前学習】宮沢賢治の童話「永訣の朝」を読む。ただ漫然と読むのではなく、自分が国語科の教員になった場合、生徒にどう指導するかを考えながら読む。 (2時間) 【事後学習】授業を受ける前と後で「永訣の朝」という作品の印象がどのように変化したかをレポートにまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
現代文化のなかの〈宮沢賢治〉―ヨルシカ、米津玄師、槇原敬之―
【事前学習】現代文化、特に音楽で表現される〈宮沢賢治〉作品の影響について考える。ヨルシカ、米津玄師、槇原敬之など、宮沢賢治の影響が想定される楽曲を聞き、歌詞を熟読する。 (2時間) 【事後学習】宮沢賢治の作品と、現代のアーティストたちの作品を比較して、レポートにまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
プレゼンテーション①:「歌詞」を分析する。
【事前学習】文章表現が卓越している「歌詞」を自ら選択し、その表現の特徴について分析する。 (2時間) 【事後学習】履修者が選んだ歌詞について、その分析を行い、自己と他者との考え方の共通点や差異についてまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
プレゼンテーション②:「歌詞」を分析する。
【事前学習】文章表現が卓越している「歌詞」を自ら選択し、その表現の特徴について分析する。 (2時間) 【事後学習】履修者が選んだ歌詞について、その分析を行い、自己と他者との考え方の共通点や差異についてまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
プレゼンテーション③:「歌詞」を分析する。
【事前学習】文章表現が卓越している「歌詞」を自ら選択し、その表現の特徴について分析する。 (2時間) 【事後学習】履修者が選んだ歌詞について、その分析を行い、自己と他者との考え方の共通点や差異についてまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
作文を書く:文章の構成を考える/課題作文のピアレビュー
【事前学習】パラグラフ・ライティングについて調べ、ノートにまとめてくる。 (2時間) 【事後学習】ピアレビューのコメントを踏まえて、自分の課題作文の問題点をまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
書評を書く①:要約と引用法/課題作文のピアレビュー
【事前学習】図書館や書店で新書版を1冊選び、それを読んでくる。 (2時間) 【事後学習】ピアレビューのコメントを踏まえて、自分の課題作文の問題点をまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
書評を書く②:批評とは何か/文献探索法
【事前学習】参考文献を探す方法をノートにまとめてくる。 (2時間) 【事後学習】書評の参考資料を探して読み、書評で引用する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
書評を書く③:推敲する
【事前学習】教科書16~17頁を読み、疑問点をノートにまとめてくる。 (2時間) 【事後学習】自分が執筆した書評を読み直し、完成させる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
書評のピアレビュー
【事前学習】自分が執筆した書評を読み直し、改善点をリストアップする。 (2時間) 【事後学習】ピアレビューのコメントを踏まえて、自分が執筆した書評の問題点をまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
まとめ(これまでの復習・解説を行い、授業の理解度を深める)/書評の返却
【事前学習】今までこの授業内で書いてきた文章をまとめる。 (2時間) 【事後学習】この授業で学んだことを振り返り、これからの学びにどのように活かしていくかを考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 庄司達也・山岸郁子・小野美典・安達原達晴 『日本語表現法―新訂版―21世紀を生きる社会人のたしなみ』 翰林書房 2019年 教科書は「新訂版」を購入すること。これ以外の版では内容が異なる。 必ず新しい教科書を購入すること。 |
参考書 | 阿部幸大 『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』 光文社 2024年 鹿島茂 『勝つための論文の書き方 (文春新書)』 文藝春秋 2003年 清水幾太郎 『論文の書き方 (岩波新書)』 岩波書店 1959年 千葉雅也・山内朋樹・読書猿・瀬下翔太 『ライティングの哲学 書けない悩みのための執筆論 (星海社新書)』 星海社 2021年 上記以外の参考書は、授業内で紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:課題の提出状況および内容を評価対象とする。(60%)、授業参画度::授業の振り返り、ピアレビューのコメント、授業中の発言などを踏まえて評価する(40%) |
オフィスアワー | 質問や相談は、授業前後の教室で受け付ける。メールアドレスを初回授業で公開するので、メールでの問い合わせも可。 |