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書道(漢字)

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令和2年度以降入学者 書道(漢字)
教員名 城間圭太
単位数    1 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 前期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
授業概要 本授業では漢字の書のうち、主に篆書・隷書・草書という三つの書体について学ぶ。これら三つの書体の名品の用筆・運筆、字形、全体の構成等について、順を追って学びながら表現の幅を広げられるようにしたい。最終的には半切(136×35㎝の画仙紙)に、篆書、隷書あるいは草書の作品制作を試みる。
授業のねらい・到達目標 〈授業のねらい〉
漢字の篆書・隷書・草書それぞれの書体の特徴を理解し、その書法を身につける。
さらにその知識や技能を活かして作品を制作する力を身につける。

〈到達目標〉
・篆書の特徴を理解した上で、篆書を書くことができる。
・隷書の特徴を理解した上で、隷書を書くことができる。
・草書の特徴を理解した上で、草書を書くことができる。
・作品の構成について考えた上で、作品を制作することができる。

〈デプロマポリシーとの関係〉
この科目は、文理学部のデプロマポリシーDP2,4,7及びカリキュラムポリシーCP2,4,7に対応している。
・日本文学・日本語学研究を学びながら、それらと深く関わる世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,自己の世界観をもって説明できる。(A-2-2)
・日本文学・日本語学研究に関わる問題の意味を理解し,助言を受けて複数の解決策を提示し説明できる。(A-4-2)
・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを身につけながら、集団の活動において,より良い成果を上げるために,お互いを尊重することができる。(A-7-2)
授業の形式 実習
授業の方法 篆書・隷書・草書といった三つの書体の名品の臨書を通して、その用筆・運筆、字形の特徴等について学ぶ。基本的に各回半紙サイズに臨書したものを成果物として提出する。学期の後半には、これまで学んだことを踏まえて、篆書・隷書・草書から一書体を選び、半切サイズ(136×35㎝)に臨書作品の制作を行う。
各回の授業で学んだ書法を確実に身につけるために、自宅における反復練習を欠かさないようにしたい。また、事前・事後に「調べる」と記載されている事柄については身近にあるテキストやインターネット等で調べること。フィードバック方法等については、適宜授業内で指示していく。
履修条件 なし
授業計画
1 ガイダンス(授業方針の説明、文字の歴史と鑑賞)
【事前学習】シラバスを読んでおく。漢字の書体にはどのようなものがあるか調べる。 (1時間)
【事後学習】各書体について復習する。 (1時間)
【授業形態】対面授業
2 篆書の基本点画の学習
【事前学習】篆書とはどのような書体か調べる。 (1時間)
【事後学習】篆書の特徴をまとめ、再確認する。 (1時間)
【授業形態】対面授業
3 「泰山刻石」の学習(1)(基本的な筆づかい、文字の概形の把握を中心に)
【事前学習】「泰山刻石」とは何か?歴史的背景を調べる。 (1時間)
【事後学習】篆書の特徴をとらえられたか、再確認する。 (1時間)
【授業形態】対面授業
4 「泰山刻石」の学習(2)(清書)
【事前学習】「泰山刻石」以外に篆書にはどのような書跡があるか調べる。 (1時間)
【事後学習】篆書の特徴をとらえられたか、再確認する。 (1時間)
【授業形態】対面授業
5 隷書の基本点画の学習
【事前学習】隷書の歴史的背景を調べる。 (1時間)
【事後学習】隷書にはどのような特徴があるか、調べる。 (1時間)
【授業形態】対面授業
6 「曹全碑」の学習(1)(基本的な筆づかい、文字の概形の把握を中心に)
【事前学習】「曹全碑」の歴史的背景を調べる。 (1時間)
【事後学習】隷書の特徴をとらえられたか、再確認する。 (1時間)
【授業形態】対面授業
7 「曹全碑」の学習(2)(清書)
【事前学習】「曹全碑」以外に隷書にはどのような書跡があるか調べる。 (1時間)
【事後学習】隷書の特徴をとらえられたか、再確認する。 (1時間)
【授業形態】対面授業
8 「張家山漢簡」の学習(1)(基本的な筆づかい、文字の概形の把握を中心に)
【事前学習】「張家山漢簡」の歴史的背景を調べる。 (1時間)
【事後学習】「張家山漢簡」の特徴を捉えられたか、再確認する。 (1時間)
【授業形態】対面授業
9 「張家山漢簡」の学習(2)(清書)
【事前学習】「張家山漢簡」以外に著名な簡牘にはどのようなものがあるか調べる。 (1時間)
【事後学習】「張家山漢簡」の特徴を捉えられたか、再確認する。 (1時間)
【授業形態】対面授業
10 草書の基本点画の学習
【事前学習】草書の特徴を調べる。 (1時間)
【事後学習】草書はどのようにして作られたか、成立の歴史を調べる。 (1時間)
【授業形態】対面授業
11 唐・孫過庭「書譜」の学習(1)(基本的な筆づかい、文字の概形の把握を中心に)
【事前学習】「書譜」の歴史的背景を調べる。 (1時間)
【事後学習】草書の特徴を捉えられたか、再確認する。 (1時間)
【授業形態】対面授業
12 唐・孫過庭「書譜」の学習(2)(清書)
【事前学習】「書譜」以外に草書にはどのような書跡があるか調べる。 (1時間)
【事後学習】草書の特徴を捉えられたか、再確認する。 (1時間)
【授業形態】対面授業
13 多字数による臨書(1)半切サイズを想定して草稿を作成。草稿を元に1枚書いてみる。
【事前学習】半切作品の書き方について調べる。 (1時間)
【事後学習】半切作品を想定して半紙に練習する。 (1時間)
【授業形態】対面授業
14 多字数による臨書(2)草稿をもとに半切に制作・清書。
【事前学習】草稿をもとに半紙に書いてみる。 (1時間)
【事後学習】臨書と創作の違いを調べる。 (1時間)
【授業形態】対面授業
15 多字数による臨書(3)半切に制作・清書。完成した作品に批評を加える。
【事前学習】返却された自分の作品について不足する点を検討する。 (1時間)
【事後学習】半期を振り返り、自己評価する。 (1時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 全国大学書道学会編 『書の古典と理論 改訂版』 光村図書出版 2020年 第1版
参考書 使用しない。
成績評価の方法及び基準 授業参画度:毎授業、ワークシートや実技作品の提出をしてもらいます。その提出状況や習熟度を評価の対象にします。(100%)
オフィスアワー 質問等がある場合、できるだけ授業の前後に直接口頭で質問するようにしてください。もし難しい場合はメールにて質問してください。
備考 特になし

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