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| 令和2年度以降入学者 | 日本史特講5 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 教員名 | 神田 裕理 | ||||
| 単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
| 科目群 | 史学科 | ||||
| 学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 | ||
| 授業形態 | 対面授業 |
|---|---|
| 授業の形態 | 講義 |
| 授業概要 | 日本女性史・ジェンダー史。通史をふまえて、それぞれの時代に生きた女性に焦点をあて、女性がどのように生活し、男性とどのような関係性を築いていたのか、また女性が社会のなかでどのようなはたらきをし、いかに位置づけられていたかを、主に政治史の視点から考察する。 |
| 授業のねらい・到達目標 | 現在、高等学校で用いる「日本史」の教科書では、女性に関する記述は決して多いとは言えない。また、「政治は男がつかさどる」といった昔ながらのジェンダーバイアスをもって語られることも多いという問題も残っている。このようなジェンダーバイアス、「性別役割分業観」の「ゆがみ」をただし、歴史のなかでの男性・女性のありようをあらためて見つめ直す必要がある。「男女共同参画社会」の実現がいっそう推進される今日、この問題をあらためて問い直す意義は大きい。 そこで本講義では、女性史・ジェンダー史の視点から、日本史を読み直しを行う。日本通史をふまえながら、歴史のなかで女性が果たしてきた役割を明らかにし、固定的な「性別役割分業観」や偏見にとらわれず、歴史の全体像を描くことを目標とする。 とくに、女性のと政治の関わりについて、歴史の変遷のなかから追求していく。2025年現在、日本では女性の政治参加の低さがジェンダーギャップ指数(G7諸国中、最下位)に響いている。女性と政治の関わりについて追求するなかで、かかる問題解決の鍵を見いだすことも目標とする。 この科目は、文理学部(学士(文学))のDP2、3およびCP2、3に対応しています。 世界諸国の歴史、経済、文化などの背景を理解し、国際社会が直面している問題を人文学の視点から説明することができる。(A-2-3) 物事を既存の知識やイメージにとらわれることなく、人文学的根拠に基づいて論理的・批判的に考察し、説明することができる。(A-3-3) |
| 授業の形式 | 講義 |
| 授業の方法 | 【講義】 プリントと板書による説明を通じて、各回のテーマについて、自分なりの理解を構築する。各回の最後に、各自、講義に関するリアクションペーパーを必ず提出し、理解のアウトプットを行う。 また、レポートとして書評の提出を義務づける。これは、専門書を客観的に読む技術や、論理的な文章を書く技術を習得し、卒論執筆に備えるためである。 試験(論述式試験)については、後日に全体講評を行う。 |
| 履修条件 | 講義中は、私語厳禁。同じく、スマートフォン・ノートパソコン(タブレットも含む)・イヤホンの使用を、絶対禁止とする。スマートフォン等は、電源を切ったうえで、必ずカバンにしまうこと(机上に置かないこと)。講義の撮影・録音は、絶対禁止とする。 講義中、わからない事柄(人名・地名・歴史用語等)が出た場合は、必ずメモを取ったうえで、授業終了後に自身で辞書を引いて調べること。講義を通じて、「自分で辞書を引いて調べる」習慣を身につけること(講義中のスマートフォン使用は絶対禁止)。 なお、事情により、ノートパソコン(タブレットも含む)を用いてノート筆記を行いたい学生は、その理由を含めて事前に教員(神田裕理)に申し出たうえで、必ず使用許可を得ること。事前に使用許可を得ていない場合は、使用を認めません。 提出物(レポート・メール等)には、必ず「学科・学年・学籍番号・フルネーム」の4点を明記すること(成績評価の対象となります)。 新型コロナウィルス感染症やインフルエンザ等に罹患して出席停止の扱いとなった場合は、出席停止の解除直後の授業時に限って指定書式による届出書等を提出すること。この場合、教員の指定する代替課題の提出があれば、それをもって出席と見なす(決められた期日までに課題提出がなければ、欠席扱いとなる)。 上記と同様に、体育会所属の学生が公式試合等で欠席する場合も、指定書式による届出書等を提出すること。この場合、教員の指定する代替課題の提出があれば、それをもって出席と見なす(決められた期日までに課題提出がなければ、欠席扱いとなる)。 |
| 授業計画 | |
|---|---|
| 1 |
ガイダンス(女性史・ジェンダー史に関する基本事項や、授業の目的・方法について説明する)【対面】 プリントと板書の内容を理解し、疑問点は質問や協同学習で解決する。(A-2-3、A-3-3) 【事前学習】シラバスを事前に確認し、読んでおく。 (2時間) 【事後学習】第2回以降の授業に備え、予習プリントをもとに日本女性史・ジェンダー史の基礎知識を整理する。 (2時間) 【担当教員】神田裕理 【授業形態】対面授業 |
| 2 |
女性史・ジェンダー史とは何か(女性史・ジェンダー史研究の軌跡と成果について考える)【対面】 プリントと板書の内容を理解し、疑問点は質問や協同学習で解決する。(A-2-3、A-3-3) 【事前学習】『日本女性史大辞典』・『国史大辞典』などを用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。 (2時間) 【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、歴史学研究のなかで女性史・ジェンダー史研究はどのような影響をもたらしたか説明できるようにする。 (2時間) 【担当教員】神田裕理 【授業形態】対面授業 |
| 3 |
原始・古代社会のなかでの女性(原始・古代社会の政治・社会・文化と女性の関わりについて考える)【対面】 プリントと板書の内容を理解し、疑問点は質問や協同学習で解決する。(A-2-3、A-3-3) 【事前学習】『日本女性史大辞典』・『国史大辞典』などを用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。 (2時間) 【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、原始・古代社会のなかで女性がいかなる役割を果たしたか説明できるようにする。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 4 |
律令国家の形成と女性(女帝と女官について考える)【対面】 プリントと板書の内容を理解し、疑問点は質問や協同学習で解決する。(A-2-3、A-3-3) 【事前学習】『日本女性史大辞典』・『国史大辞典』などを用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。 (2時間) 【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、古代の女帝のありようや女官の特徴について、説明できるようにする。 (2時間) 【担当教員】神田裕理 【授業形態】対面授業 |
| 5 |
貴族政治と中世社会の成立への足音(摂関政治と院政のなかでの女性たちについて考える)【対面】 プリントと板書の内容を理解し、疑問点は質問や協同学習で解決する。(A-2-3、A-3-3) 【事前学習】『日本女性史大辞典』・『国史大辞典』などを用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。 (2時間) 【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、摂関政治や院政が行われていたなかで女性が果たした役割について説明できるようにする。 (2時間) 【担当教員】神田裕理 【授業形態】対面授業 |
| 6 |
武家政権の本格的始動と女性たち(鎌倉幕府、将軍家の女性たちの動向について考える)【対面】 プリントと板書の内容を理解し、疑問点は質問や協同学習で解決する。(A-2-3、A-3-3) 【事前学習】『日本女性史大辞典』・『国史大辞典』などを用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。 (2時間) 【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、将軍家の女性たちの動向について、具体的に説明できるようにする。 (2時間) 【担当教員】神田裕理 【授業形態】対面授業 |
| 7 |
幕府政治を担う女性たち(室町幕府と将軍家御台所の活動を考える)【対面】 プリントと板書の内容を理解し、疑問点は質問や協同学習で解決する。(A-2-3、A-3-3) 【事前学習】『日本女性史大辞典』・『国史大辞典』などを用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。 (2時間) 【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、将軍家御台所や将軍家女房のはたらきについて、具体的に説明できるようにする。 (2時間) 【担当教員】神田裕理 【授業形態】対面授業 |
| 8 |
戦国・織豊期の武家の女性たち(戦国大名家の「奧」の女性について考える)【対面】 プリントと板書の内容を理解し、疑問点は質問や協同学習で解決する。(A-2-3、A-3-3) 【事前学習】『日本女性史大辞典』・『国史大辞典』などを用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。 (2時間) 【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、戦国大名家の「妻」の具体像を、説明できるようにする。 (2時間) 【担当教員】神田裕理 【授業形態】対面授業 |
| 9 |
戦国・織豊期の公家の女性たち(朝廷や公家の女性たの活動について考える)【対面】 プリントと板書の内容を理解し、疑問点は質問や協同学習で解決する。(A-2-3、A-3-3) 【事前学習】『日本女性史大辞典』・『国史大辞典』などを用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。 (2時間) 【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、天皇に仕える後宮女房たちのさまざまな活動や公家女性たちの生きざまについて、説明できるようにする。 (2時間) 【担当教員】神田裕理 【授業形態】対面授業 |
| 10 |
徳川政権と女性(江戸時代の武家と公家の女性たちについて考える)【対面】 プリントと板書の内容を理解し、疑問点は質問や協同学習で解決する。(A-2-3、A-3-3) 【事前学習】『日本女性史大辞典』・『国史大辞典』などを用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。 (2時間) 【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、江戸時代の朝廷・幕府・武家の女性たちのありようを、具体的に説明できるようにする。 (2時間) 【担当教員】神田裕理 【授業形態】対面授業 |
| 11 |
幕藩制国家のなかの女性たち(庶民女性・宗教者・旅芸人について考える)【対面】 プリントと板書の内容を理解し、疑問点は質問や協同学習で解決する。(A-2-3、A-3-3) 【事前学習】『日本女性史大辞典』・『国史大辞典』などを用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。 (2時間) 【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、江戸時代の多様な身分に属する女性たちの生きざまについて、具体的に説明できるようにする。 (2時間) 【担当教員】神田裕理 【授業形態】対面授業 |
| 12 |
近代国家の誕生と女性(明治時代の女性について考える)【対面】 プリントと板書の内容を理解し、疑問点は質問や協同学習で解決する。(A-2-3、A-3-3) 【事前学習】『日本女性史大辞典』・『国史大辞典』などを用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。 (2時間) 【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、近代国家が成立していくなかで、女性たちがいかに位置づけられていったか、具体的に説明できるようにする。 (2時間) 【担当教員】神田裕理 【授業形態】対面授業 |
| 13 |
大正デモクラシーと二つの大戦(大正時代からアジア・太平洋戦争期の女性について考える)【対面】 プリントと板書の内容を理解し、疑問点は質問や協同学習で解決する。(A-2-3、A-3-3) 【事前学習】『日本女性史大辞典』・『国史大辞典』などを用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。 (2時間) 【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、大正時代の女性や銃後の女性のはたらきについて、具体的に説明できるようにする。 (2時間) 【担当教員】神田裕理 【授業形態】対面授業 |
| 14 |
民主主義の誕生と女性(アジア・太平洋戦争終戦後の日本と女性たちについて考える)【対面】 プリントと板書の内容を理解し、疑問点は質問や協同学習で解決する。(A-2-3、A-3-3) 【事前学習】『日本女性史大辞典』・『国史大辞典』などを用い、予習プリントで示したキーワードの要点をメモする。 (2時間) 【事後学習】講義の内容をノートにまとめ、戦後日本の誕生と女性の置かれた位置について、具体的に説明できるようにする。 (2時間) 【担当教員】神田裕理 【授業形態】対面授業 |
| 15 |
試験と解説【対面】 第2回から第14回までの講義をふまえ、女性史・ジェンダー史に関する議論を復習して臨むこと。論述式試験。ノート等の持ち込みは不可。 出題された課題について、解答を提出する。(A-2-3、A-3-3) 【事前学習】まとめたノートを再読して、第2回から第14回までの講義内容を復習する。 (2時間) 【事後学習】解説をふまえて、自己の解答を再検討する。 (2時間) 【担当教員】神田裕理 【授業形態】対面授業 |
| その他 | |
|---|---|
| 教科書 | 各回に講義用プリントを配布する。教科書はとくに指定しないが、参考書および講義用プリントで示した主要参考文献は、読んでおくことが望ましい。 なお、講義用プリントで示した参考文献は、レポート(書評レポート)作成の際の対象となる。 |
| 参考書 | 久留島典子・長野ひろ子・長志珠絵 編 『歴史を読み替える ジェンダーから見た日本史』 大月書店 2015年 第1版 総合女性史学会 編 『ジェンダー分析で学ぶ女性史入門』 岩波書店 2021年 第1版 |
| 成績評価の方法及び基準 | 試験(70%)、レポート:講義用プリントで示した主要参考文献の書評によって評価し、成績評価の対象に反映させる。提出期限や書式は、厳守のこと。(20%)、授業参画度:講義終盤のリアクションペーパーで評価し、提出状況および内容によって成績評価に反映させる。(10%) 成績評価は、絶対評価とする。試験・レポート(書評レポート)・授業参画度を総合的に判断し、成績評価に反映させる。 試験は、第15回に行う。形式は、論述形式とする。ノート等の持ち込みは、不可。 レポート(書評レポート)の提出状況および内容は、成績評価の対象となります。 リアクションペーパーは、毎回の授業終了後に必ず提出すること。欠席者は、翌週の授業時までにメールで必ず提出すること。リアクションペーパーの提出状況および内容も、成績評価の対象となります。 5回、リアクションペーパーを提出しなかった学生には、単位を認定いたしません。 |
| オフィスアワー | 講義に関する質問等は、授業終了後に受け付けます。 |
| 備考 | 初回のガイダンスでは、授業のテーマや到達目標および授業の方法、成績評価について説明するため、履修希望者は、必ず出席すること。 |