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経営戦略とビジネスモデルの社会学

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令和2年度以降入学者 経営戦略とビジネスモデルの社会学
教員名 立道信吾
単位数    2 学年 2・3 開講区分 文理学部
科目群 社会学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
授業の形態 対面授業を基本とするが、台風の接近、厳寒など気象条件の一時的な悪化、感染症の蔓延等の健康への甚大な影響が予想される場合については、遠隔授業に切り替える可能性がある。従って、毎週授業前日にCANVAS-LMSを確認することを義務づける。受講者が教室の定員を超える場合は、教室変更を行う可能性がある。教室定員を遙かに超えるほど受講者数が多い場合、【授業形態をオンデマンド授業に切り替える場合】がある。いずれにしてもCANVAS-LMSから連絡をするので、注意すること。
授業概要 企業や産業って何だろう? 授業のオープニングは任天堂やソニーのゲーム機がなぜここまで普及したのか歴史を探る。身近な産業や企業の例として韓国のエンターテイメント産業SMミュージックに焦点をあて、なぜ韓国企業がグローバル市場で成功したのか、その理由を探る。その上で、企業間競争における経営戦略の基本的役割をまず学んだ後、①世界をリードしてきた日本の製造業企業の生産システムの特徴、②小売業におけるビジネスモデルの革新、③カメラ業界における破壊的技術革新への対応、④アパレル産業を題材にした企業の社会的責任の必要性、⑤広告業のビジネスモデルの変化などについて、企業のケーススタディをもとに解説を行う。本授業の担当者は、長年、厚生労働行政に関わる政策研究所で、企業の経営戦略や人事労務管理などに関する研究の実務に携わっており、政策研究の専門家としての見地も交えて講義を行う。
授業のねらい・到達目標 〈知識・技能〉
企業経営についての理論を学ぶとともに、実際の企業のケーススタディを例に、企業の経営戦略やビジネスモデル、企業の社会的責任などを社会学の観点から分析することを目的とする。就職の際に必須とされる業界研究、企業研究の基礎を身につけることを到達目標とする.

〈能力〉
上記の〈知識〉〈技能〉を経て、以下の〈能力を育むことが目標である。
・人々が自明に思うことを疑う「脱常識」の観点から社会を考察する社会学の特性を踏まえ,現代社会を論理的・批判的に捉えるための社会学的枠組みや方法の基礎を築くことができる。(A-3-2: 論理的・批判的思考力)

*この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP3、およびカリキュラムポリシーCP3に対応しています。
授業の形式 講義
授業の方法 教員がオンスクリーンプレゼンテーションで授業を行う。受講生はこれをノートにまとめることを毎回の課題とする。対面以外での質問は原則CANVAS-LMSを通じて随時受け付ける。受講上の注意事項をCANVAS-LMSを通じて随時伝達するので毎週CANVAS-LMSの掲示や教員から受講者向けのメールなどに注意すること。授業内容に関するコメントを対面授業、遠隔授業で求める授業回がある。授業内で課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行う。本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。
履修条件 受講生が教室に入る範囲内でどの学科の学生も受け入れる。教室の定員を超えた場合は、①社会学科の学生、②社会学副専攻を志望する学生、③その他の学生の順で履修制限を行う場合がある。
授業計画
1 ガイダンス
【事前学習】経営戦略やビジネスモデルという言葉についてインターネットで検索しておく (2時間)
【事後学習】授業内容をノートに整理し、次週以降の事前学習に取り組む。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 ゲーム機戦争① 家庭用ゲーム機の興亡の歴史 任天堂のプラットフォームモデルとは(A-3-2)
【事前学習】家庭用ゲーム機がどのような理由で利益を上げられるのか仮説を考えておく。 (2時間)
【事後学習】ゲーム産業以外で、関連サービスやソフトウエアで継続的に稼ぐ「リカーリング」モデルを用いたビジネスの具体例を3つ以上挙げてみる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 ゲーム機戦争② 家庭用ゲーム機の興亡の歴史 経験曲線と課金モデルで儲ける(A-3-2)
【事前学習】ゲーム機の販売価格の推移を概観しておく (2時間)
【事後学習】経験曲線とは何か概念を整理しておく (2時間)
【授業形態】対面授業
4 エンタメ産業を知る①―SMはなぜK-POPをグルーバルに通用する産業にすることができたのか
【事前学習】SMエンターテイメントという企業について調べておく (2時間)
【事後学習】日本のエンタメ産業の弱点を考えてみる (2時間)
【授業形態】対面授業
5 エンタメ産業を知る②SMは何を売っているのか SMが社会に与えた影響 ファンダム、IPビジネス、多様性と包摂の促進
【事前学習】ファンダム文化という概念を調べておく (2時間)
【事後学習】多様性と包摂という概念を整理する (2時間)
【授業形態】対面授業
6 牛丼戦争 価格競争の終わり 競争戦略の基本―低価格戦略とブルーオーシャン戦略を学ぶ(A-3-2)
【事前学習】ポーターの経営戦略論のうち、コストリーダーシップ戦略と差別化戦略について調べておく (2時間)
【事後学習】ブルーオーシャン戦略とコストリーダーシップ戦略の違いは何かを明確に回答できるように考えておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 安さか味か マクドナルドとモスバーガー 競争戦略の基本2―コスト戦略に対抗する差別化戦略(A-3-2)
【事前学習】日本の外食産業の歴史のうち、日本で外食産業が本格的に普及してきた1970年代の時代背景について歴史の教科書などをみながら確認しておく (2時間)
【事後学習】差別化戦略の特徴について箇条書きで整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 世界最強 トヨタから学ぶ生産システム 圧倒的コストダウンをどう実現するか(A-3-2)
【事前学習】自動車の製造過程についてトヨタ自動車東日本株式会社の「車ができるまで」というページ(http://www.toyota-ej.co.jp/process/)で確認しておく。 (2時間)
【事後学習】トヨタ生産方式、リーン生産方式の特徴について箇条書きで整理しておく (2時間)
【授業形態】対面授業
9 コンビニエンスストアの経営戦略 セブンイレブンジャパン―変化への対応(A-3-2)
【事前学習】単品管理、ドミナント出店方式という言葉の意味を調べておく。 (2時間)
【事後学習】コンビニの単品管理とトヨタ生産方式の類似性を整理する (2時間)
【授業形態】対面授業
10 ファストファッションのビジネスモデル①―GAP,ZARA,ユニクロ(A-3-2)
【事前学習】洋服ができるまでのプロセスについてIFI BUSINESS SCHOOLの「ファッション業界お仕事図鑑」「服ができ、消費者に届くまでのプロセス」(https://www.ifi.or.jp/school/zukan/process.html)を見て確認しておく。 (2時間)
【事後学習】水平統合と垂直統合について特徴を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 ファストファッションのビジネスモデル②―企業の社会的責任と「安いから買う 邪魔になったら捨てる」ということの意味(A-3-2)
【事前学習】「南北問題」「企業の社会的責任」をキーワードにインターネットで検索をしておく。 (2時間)
【事後学習】アパレルの生産国での環境破壊を止めるためにはどのような対策が必要かについて考えておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 銀塩カメラからデジカメへ①破壊的技術革新とは何か?(A-3-2)
【事前学習】wikipediaの「カメラの歴史」の項目を読んでおく。 (2時間)
【事後学習】破壊的技術革新とは何か、授業中に提示した図について説明できるようにノートを整理しておく (2時間)
【授業形態】対面授業
13 テレビの衰退とインターネット広告の興隆へ―広告をめぐるビジネスモデルの変化(A-3-2)
【事前学習】「Google(アルファベット)のビジネスモデル」についてインターネット検索を行い、広告のビジネスモデルの変化を概観する。 (2時間)
【事後学習】プライバシー規制の強化や競争環境の変化による広告モデルの変化の方向性を考えてみる (2時間)
【授業形態】対面授業
14 ビジネスモデルの神髄―「儲け方」を変える ジレットの替え刃、NETFLIX、CBSの広告モデル(A-3-2)
【事前学習】wikipediaで「サブスクリプション方式 」について調べておく。 (2時間)
【事後学習】リカーリングとサブスクリプションの長所と短所について整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 ZOZOTOWNのビジネスモデルに学ぶ―品質でもなく、価格でもない競争力とは(A-3-2)
【事前学習】物流業のしくみについてインターネット等で調べておく (2時間)
【事後学習】日本の流通産業の問題点や課題について考えておく (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 なし
参考書 三谷宏治 『ビジネスモデル全史』 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2014年
三谷宏治 『経営戦略全史』 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2013年
参考書は必ずしも購入する必要はありませんが、授業を聞いて、関心が高まった場合は、参考書も読んでみて下さい。より広い知識を得られると思います。
成績評価の方法及び基準 レポート:学期末に課題を出す(70%)、授業内テスト:授業内にコメントペーパー等を求める場合がある(30%)
レポートの内容を重視しますが、不定期に提出を求める課題の内容も加味します。
授業内容を正確に理解しているかどうかを確認します。出所が定かでない引用や、剽窃の類いには厳重なペナルティを課します。
以上を踏まえ、以下の観点から評価を行います。
人々が自明に思うことを疑う「脱常識」の観点から社会を考察する社会学の特性を踏まえ,現代社会を論理的・批判的に捉えるための社会学的枠組みや方法の基礎を築くことができる。(A-3-2: 論理的・批判的思考力)
対面授業に参加できない場合の成績評価については別途授業内で説明します。
オフィスアワー CANVAS-LMS上で随時受け付けます。
備考 初回講義開始までに、当該授業のCANVAS-LMSのコース登録を行うこと。授業に関連する重要な連絡(課題の提出等)はCANVAS-LMSを通じて随時行うので毎週授業の前日に必ずチェックすること。CANVAS-LMSとCHIPS(履修登録システム)のデータがリンクしていないことがありうるので、必ず履修登録確認書を印刷し、目視で複数回確認すること。以上を前提に、履修登録期間を超えた履修の追加登録は一切認めない。
授業内で示されるスライド、動画の類いを撮影することを禁ずる。著作権や人格権に関わる問題が発生した場合は、法的な対処を行う。

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