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| 令和8年度入学者 | 教育の社会学 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 教員名 | 仲野由佳理 | ||||
| 単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
| 科目群 | コース科目 | ||||
| 学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 | ||
| 授業形態 | 対面授業 |
|---|---|
| 授業の形態 | 直接対面の講義形式で行うが、状況に応じて少人数制のグループワークを行う。 |
| 授業概要 | 教育社会学の理論や概念、教育社会学で蓄積された知見、実証的なデータの教育社会学的な考察などを組み合わせて、教育のさまざまな側面を社会学的視点から考察する。 |
| 授業のねらい・到達目標 | 現代教育のさまざまなトピックを社会学的な視点から考察することで、教育を広い社会的文脈に位置づけて理解できるようになることをめざす。近現代社会における学校の性格や社会的役割を多面的に理解し、学校で生起している諸問題を理解し、適切な情報の吟味、学校経営や指導の考え方ができるようになる。(A-2-3,A-3-3,A-4-3:1~15回該当) <ディプロマポリシーとの関係> この科目は文理学部(学士(教育学))のディプロマポリシーDP2,DP3,DP4及びカリキュラムポリシーCP2,CP3,CP4に対応している。 |
| 授業の形式 | 講義 |
| 授業の方法 | 授業の形式:【講義】受講生数によって柔軟に教え方を考えていくが、テーマによっては少人数制の話し合いなども導入する。 |
| 履修条件 | この授業は、教育学科以外の学生に向けて開講されている授業です。教育学科の学生は3年次必修の別科目「教育の社会学」(学科専門科目)を履修して下さい。 |
| 授業計画 | |
|---|---|
| 1 |
教育問題の拡大と背景 シラバスと講義内容の関連を説明し、21世紀型の学校が置かれた背景を説明し、その背景と教育に対する社会的期待について理解できるようにする。 【事前学習】シラバスを事前に確認し、授業の流れを把握する。 (2時間) 【事後学習】配布資料を見直して、教育社会学という学問の全体像についての理解をする。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 2 |
教育社会学とは何か (1) ー社会化機能と選抜・配分 学校の社会化機能、選抜・配分機能の整理を中心に教育社会学がどんな学問なのかを略述し、学校の社会化機能、選抜・配分機能の整理を中心に、学校を社会学的に見ていく視点を理解できるようにする。 【事前学習】自分の学校体験を振り返りつつ、情報を集めて自分なりの学校観を見つめ直してみる。 (2時間) 【事後学習】配布資料を見直して、授業に出てきた概念、理論を理解したうえで、現代の学校がどういう変化の相のもとにあるのかを、情報を集めて整理してみる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 3 |
教育社会学とは何か(2)ー学校の再生産構造について考える ブルデューの再生産論を例として、学校における再生産構造と格差について考察できるようにする。 【事前学習】自分の教室での体験を振り返りつつ、格差をめぐる問題に関する情報を収集・整理する。 (2時間) 【事後学習】配布資料を見直して、授業に出てきた概念、理論を理解したうえで、現代の学校での指導の在り方がどういう意味や特徴を持っているのかを、情報を集めて整理してみる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 4 |
学校を巡る近年の様々な状況の変化(1)ー教室の中の相互作用 教師と生徒の相互作用をジンメルの形式社学的観点から紐解くとともに、教師の教室管理の戦略について事例をもとに理解できるようにする。 【事前学習】教室における教師との体験や経験について振り返り、ノートに整理する。 (2時間) 【事後学習】配布資料を見直して、授業に出てきた概念、理論を理解したうえで、現代の学校での指導の在り方における動機づけ問題を、情報を集めて整理してみる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 5 |
学校をめぐる近年の様々な状況の変化(2)ーニューロ・ダイバーシティと学校 特別支援教育とインクルージョンをめぐる世界的な動向について、理論や実践を手がかりとして理解を深め、日本における展開や課題を考察できるようにする。 【事前学習】発達障害やギフテッドに関する新聞や雑誌記事を収集し、自分なりに日本の学校教育の課題を整理する。 (2時間) 【事後学習】配布資料を見直して、授業に出てきた概念、理論を理解したうえで、現代の学校での指導の困難を多面的に説明できるよう、情報を集めて整理してみる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 6 |
学校をめぐる近年の様々な状況の変化(3)ー教室におけるマジョリティの特権性 セクシャル・マイノリティをめぐる政策的動向を踏まえ、学校教育におけるジェンダーをめぐる課題と、マジョリティの特権性が持つ問題性について考察できるようにする。 【事前学習】自分の学校体験を振り返り、思い込みや「当たり前」と感じてきた事柄に関して書き出してノートに整理する。 (2時間) 【事後学習】配布資料を見直して、授業に出てきた概念、理論を理解したうえで、自分が教員になった立場から、子どもたちにどう学校で学ぶ知の意義を説明できるのかを、言語化してまとめてみる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 7 |
学校をめぐる近年の様々な状況の変化(4)ー指導の困難性 教育的関係の構築の難しさの問題を、原理的・実証的な観点からいくつかの理論や概念や、近年の「部活動・地域スポーツと体罰」の関係を手掛かりにして考察できるようにする。 【事前学習】自分の部活動の体験を振り返り、「指導」と「体罰」の境界線に関する自分なりの見解をノートにまとめる。 (2時間) 【事後学習】配布資料を見直して、授業に出てきた概念、理論を理解したうえで、自分が教員になった立場から、教育政策の動向を調べてみるスキルを獲得するため、近年の特定の政策を事例として取り上げて、情報を集めて整理してみる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 8 |
学校をめぐる近年の様々な状況の変化(4) ー学校内における「加害」とケア いじめや生徒間暴力に着目して加害に至る過程をめぐる諸問題を説明し、被害者・加害者の学校生活への再統合やケアをめぐる理論や実践について理解を深め、学校における包括的支援・援助について考察できるようにする。 【事前学習】いじめや生徒間暴力に関する新聞・雑誌記事を収集し、両者の関係再構築に関する実践や取り組みに関しての自分なりの見解をノートにまとめる。 (2時間) 【事後学習】配布資料を見直して、授業に出てきた概念、理論を理解したうえで、近年の特定の政策を事例として取り上げて、情報を集めて整理してみる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 9 |
教育政策の動向と教育(1) ー「学力」をめぐる論争 学力観をめぐる教育政策の動きと学力論争の過程を振り返り、21世紀型の学校教育に対する社会的期待と目指すべき方向性について理解を深めると共に、教育政策のあり方について考察できるようにする。 【事前学習】OECD、PISAなどについて調べ、それらが教育政策にどのように関わってきたのかを整理する。 (2時間) 【事後学習】配布資料を見直して、授業に出てきた概念、理論を理解したうえで、近年の特定の国の特定の教育政策を事例として取り上げて、情報を集めて整理してみる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 10 |
教育政策の動向と教育(2) ー外国にルーツのある子どもと学校 外国にルーツのある児童生徒に対する支援をめぐる諸課題について理解を深め、新たな取り組みとして整備が進む特別な教育課程の実態を踏まえ、インクルージブな学校づくりに関して考察できるようにする。 【事前学習】日本語指導及び多文化教育をめぐる取り組み例を収集し、その成果と課題についてノートに整理する。 (2時間) 【事後学習】配布資料を見直して、授業に出てきた概念、理論を理解したうえで、近年の特定の国の特定の教育政策をめぐる対立を事例として取り上げて、情報を集めて整理してみる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 11 |
諸外国の教育事情や教育改革の動向 ーグローバル化の中の世界の教育改革 グローバル化とか何かを説明したうえで、グローバルに同時多発的に進行している教育改革の制度的レベルでの動向を概観し、世界の教育改革の主要な係争点が何かを説明できるようにする。 【事前学習】諸外国の教育政策について調べ、特に興味を持ったものについて概要をノートに整理する。 (2時間) 【事後学習】配布資料を見直して、授業に出てきた概念、理論を理解したうえで、近年の学校と地域の連携論について、自分なりの考え方をまとめるため、情報を集めて整理してみる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 12 |
地域との連携 ――地域との連携・協働による学校教育の意義と方法、及び開かれた学校づくり 学校と地域との連携がどういう歴史的な背景から出てきたのか、また原理的にどういう論理構成になっているのか、現実はどうなのかを理解させることで、連携に関して適切な説明ができるようにする。 【事前学習】自分の学校体験を振り返り、地域との協働的取り組みや得た学びについてノートに整理する。 (2時間) 【事後学習】配布資料を見直して、授業に出てきた概念、理論を理解したうえで、近年の学校の安全問題について、自分なりの考え方をまとめるため、情報を集めて整理してみる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 13 |
学校安全への対応 ―学校での事件、事故及び災害と、危機管理や事故対応を含む学校安全の必要性 「危険」と「リスク」との違い、及び「リスク管理とは何か」を理解させたうえで、学校安全への対応の問題をさまざまな事例を基に解説することで、学校が抱えるリスクの問題に適切に思考・対応できるようにする。 【事前学習】近年の学校事故や事件をとり上げて情報を集め、自分が当事者であった場合にどういうふうに考え、対応するかをイメージする作業をやってみる。 (2時間) 【事後学習】配布資料を見直して、授業に出てきた概念、理論を理解したうえで、近年の学校の安全問題について、自分なりの考え方をまとめるため、情報を集めて整理してみる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 14 |
討議 民主的な学校運営をめぐる課題 第13回までの講義内容を踏まえ、民主的な学校運営や児童生徒の学校自治等の観点について話し合い、小グループ及び全体でのディスカッションを通して、その可能性と問題点について考察できるようにする。 【事前学習】第1回〜第13回までの内容を振り返り、民主的な学校運営や児童生徒による学校自治に関して自分なりの考えをノートに整理する。 (2時間) 【事後学習】小グループ及び全体でのディスカッションの論点や事例等を整理し、他者の意見や考えに対する自分の考えをノートに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
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まとめと授業内試験(これまでの議論の流れや構造を総括したうえで、受講生の修得状況を確認する)
【事前学習】第1回~第14回までの内容を復習すること (2時間) 【事後学習】授業で得た知識や考え方を今後の人生に活かしていくやり方を考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| その他 | |
|---|---|
| 教科書 | 使用しない |
| 参考書 | 酒井朗・中村高康・多賀太 『よくわかる教育社会学』 ミネルヴァ書房 2012年 中村高康・松岡亮二編 『現場で使える教育社会学』 ミネルヴァ書房 2021年 |
| 成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:第15回目に定着度の確認のために実施する(60%)、各回の課題の提出物(40%) |
| オフィスアワー | 授業内で適宜アナウンスする。 |